カメノ日記

僕カメノ(通称カメ)の遊び、学び、それから日々のでき事をつづる日記です。カメには前進あるのみ。カメも歩けば奇石にあたる。

屋上庭園が増えている

2006年08月06日 | 自然・環境
新宿伊勢丹の屋上庭園(2006.7.26 撮影)
新宿伊勢丹の屋上庭園(2006.7.26 撮影)



  最近の都内の大型ビルは、都の
  条例もあって屋上庭園を備える
  ものが増えています(例えば、
六本木ヒルズ)。もちろん、既存のビルでも新たに屋上を緑化した
り庭園化するところが多い。先日たち寄った伊勢丹デパート(新宿)
もその一つ。

屋上に植物を植栽することによる効果は、まず第1に近年問題にな
っているヒートアイランド現象の緩和です。土などの基盤層が太陽
熱の吸収を弱める一方、植えられた植物が葉の表面から水分を蒸発
させることでビル表面(特に屋上)の空気を冷やします。

第2に、地球温暖化や大気汚染の緩和。植物が光合成する際、温暖
化の原因となる2酸化炭素を吸収し、かわりに酸素を放出します。
また、屋上に置かれた土は大気中の有毒ガスであるノックスや2酸
化硫黄などを吸着します。

そして、第3に癒し効果。緑は人の心を大いに癒します。そのため
には、ある程度植栽面積が広くとれる大型ビルはうってつけ。特に、
都心では緑が少ないから、貴重なオアシス的空間になります。

ところで、伊勢丹デパートの場合、各種の雑木や草花が植えられた
洋風庭園と芝生広場からなっています(今年6月にオープン)。そ
して、今はめったに聞けなくなったキリギリスの鳴き声が。音声だ
けのようですが、なかなか芸が細かい。欲を言えば、さらに水辺が
あるといい。小川などが配置されていればベストです。

そして、雑木林の向こうの芝生広場はビアガーデンになっています。
僕がこの庭園をのぞいたのは7月末。日中でもまだ気温が30度そ
こそこで、写真のようになかなか涼しげでした。でも、昨日(8月
5日)のように都心で35度を超えると、いくらオアシスとはいえ、
日中の炎天下は暑さがきびしすぎる。

夕方からが無難でしょう。ただ、そうなると、庭よりビールとなり
そうですが。間違いなく。
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