外苑のイチョウ並木と車の列（2005.12.1撮影）
このところ、連日報道されているので見に行きま
した。神宮外苑のイチョウ並木です。
銀座線の外苑前で降り、赤坂方向へ３分ほど進む
と紅葉したイチョウの木の先っぽが見えてきました。
イチョウを一目見ようというのか、とにかく大変な人出です。
ちょうど昼食時で、入り口近くでは弁当をひろげる近くのオフィスの若
い女性が何人かいます。写生をしている年配のグループもいます。また、
焼きイモ屋のワゴン車も何台か止まっていました。
イチョウ並木は、圧倒的な黄色の世界でした。１００メートル以上あるでし
ょうか。一本一本が古くて背が高い上に、片側の歩道に２列づつ、それ
が両側ですから、確かに見事です。「イチョウ祭り」というイベントも
行われていました。
ところが、僕カメの困った点（？）なのですが、僕は違和感のあるもの
に敏感に反応するたちなのです。
この見事なイチョウの見物をぶちこわすモノを発見したのです。
両側にビッシリと延々車が駐車しているのです。もちろん違法駐車だと
思います。違法駐車でないとしたらおかしい。
さらにまた、この並木を通る車がやたら多いのです。カメラを手にすば
らしい景色を撮ろうとする人も沢山いるのですが、危なくて通りに出ら
れない。
すばらしい景観をぶちこわすこと、はなはだしいです。この「イチョウ祭
り」の時期だけでも交通規制をするとか。ここは脇道だし、やればできる
はずです。
東京都の職員や警視庁は、この状態を何とも思わないのでしょうか。少し、
鈍感なのでは。
東京都では「東京都観光産業振興プラン」なるものが策定されて（平成１３
年１１月）、観光振興策が展開されているのですから。
こういったソフト面もすごく大事です。
