
W杯のマスコット人形「ゴレオ」
1ヶ月ほど前、六本木交差点近くの「2006
FIFA ワールドカップ ドイツ大会」のオフィ
シャル・ショップに立ち寄りました。
そこで、初めて今大会の公式マスコット人形「ゴレオ」(ユニホームの背番
号は6番)に出会いました。
僕の印象は一言でいうと、かわいくない。そのいかつい容姿はドイツ人
などには受けても、日本人好みではないな、と思いました。
やはりと言うべきか、その公式マスコット「ゴレオ」が不人気で、縫いぐ
るみ人形などを製造・販売するドイツの「ニキ」社が倒産したという。
同社はゴレオ関連商品の欧州での販売権を国際サッカー連盟(FIFA)か
ら数百万ユーロ で取得し、販売を始めたが、思ったほど売り上げが伸びな
かったようです。
ゴレオの経歴は、1985年にアフリカ・ボツワナで生まれたライオンで、
密猟者につかまりドイツに運ばれました。体長230センチ 、体重220キロ
で、なぜマスコットになったかは、はっきりしない。
その評判は中日新聞(2006.5.19 夕)によれば、「かわいくない」、「顔が
ライオンというよりラクダに似ている」。そして「ユニフォームは着ている
のに下半身にパンツをはいておらず、(フリチンで)いかがわしい」とさ
んざん。
また、キャラクター・データバンクの陸川和男社長によれば、「テレビでゴレ
オを見たが、ドイツやサッカーとの関連性がまったく分からない。何でライ
オンなのか?キャラ力がない」と。
前回の日韓共催ワールドカップのキャラクター「キャズ」、「ニック」、
「アトー」も、日本や韓国の地域性やサッカーとのかかわりが薄いためか、
あまり人気が出ませんでした。
でも、僕はこういう不人気のキャラクターの方が、長い年月が経てば、
意外と将来人気が出るかもしれないと思います。