青空文庫

徒然なるまま自分の面白いと思う本の書評や感想を書き綴っていきたいです。最新の本だけではなく、古書にも興味を持っています。

成都旅行2

2012-08-27 07:02:05 | 旅行

成都旅行2

さてこの日は初めに市内の武候祠博物館 杜甫草堂 金沙遺跡 を回りました。下の像は劉備玄徳です。

 

ご存じ諸葛孔明の像と出師の表です。内容は蜀を想う孔明の気持ちがあふれており、泣けてきます。

臣亮言
先帝創業未半 而中道崩殂
今天下三分 益州疲弊
此誠危急存亡秋也
然侍衛之臣 不懈於内 忠志乃士 忘身於外者 蓋追先帝之殊遇 欲報之陛下也
誠宜開張聖聴 以光先帝遺徳 恢弘志士之気
不宜妄自菲薄 引喩失義 以塞忠諫之路也
宮中府中 倶為一体 陟罰臧否 不宜異同
若有作姦犯科 及為忠善者 宜付有司 論其刑賞 以昭陛下平明之治
不宜偏私使内外異法也

・・・・

この武候祠博物館には劉備のお墓もあります。ちょっと場所が分かりづらいのですが、赤い壁の路沿いに歩いて行くとあります。

 

新年のお祭りで、パレードもやっていました。中には明らかなオッサンが人手不足解消のためか女装して歩いている姿もありました。

このあとタクシーを拾って杜甫草堂へ。杜甫といえば唐の時代に活躍して日本でも「春望」の詩で有名ですね。松尾芭蕉も「奥の細道」平泉のところで「国破れて山河あり・・・」と書いているほど、なじみ深い詩です。

 国破山河在     
            
城春草木深     
            
感時花濺涙     
            
恨別鳥驚心     
            
烽火連三月     
            
家書抵萬金     
            
白頭掻更短   
            
渾欲不勝簪     

杜甫草堂の中はだいぶ広いです。写真も一部だけ載せます。

梅が咲いているのを見つけました。もともと 梅に対するイメージというのは菅原道真の「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」の歌を覚えたために昔からさびしいイメージしかありませんでしたが、中国にきて王安石という詩人の「梅花」という詩を知ってからだいぶイメージ払拭できました。こんな詩です。

梅花

墙角数枝梅

凌寒独自开

遥知不是雪

为有暗香来

梅の持つ生命力を見事に表現した詩です。

杜甫草堂の中で、昔の生活住居跡が発掘されたのですが、詳細忘れてしまいました。。。さてこの日最後の金沙遺跡へ。現在成都市のシンボルは金の太陽神鳥です。この日は太陽节で、お祭りをやっていました。

これが太陽神鳥なのですが、左側写真がうまくとれませんでした。なんせ半分壊れかけているデジカメでとったので。。。右がモチーフの図です。

有名な黄金のマスクです。目の形などが三星堆遺跡出土のマスクと似ています。金沙遺跡は三星堆遺跡よりも300年~500年ほど新しい遺跡のようです。

これが本日の夕飯です。夕飯は全て西蔵酒店1回のレストランで食べました。値段もリーズナブルで非常においしかったです。

そしてこの日も、相変わらず打ち上げていました。

翌日はパンダ繁殖基地へ行きます。

 

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