3連休いかがお過ごしでしょうか?私の方は昼間、近所を外出する程度の活動性です。暑くてたまらないのと、外に出るほどお金を使うことが分かっているので自粛しています。
先週土曜日に久々に明倫館へ行ってきました。台風が通過したとはいえあいにくの小雨で、ひそかな楽しみにしている、店の外に置かれているカゴコーナーがビニールシートをかぶされてしまっているのが残念でした。購入した本のラインナップは
・マックス・ボルン「現代物理学」
・広瀬秀雄「望遠鏡」
・N・ボーア「アインシュタインとの論争」
の計3冊です。
「望遠鏡」はまだ読み始めたばかりですが望遠鏡に関する薀蓄話が豊富で本の帯には
遠目鏡の発明から反射望遠鏡やシュミット・カメラの建設まで、楽しい挿話をいっぱいに盛って星のファンに贈る望遠鏡文化誌
と書かれています。
日曜日は毎週、予備校通いなので特に何もせず。10:00~17:00まで3時間×2コマという高校生のような生活です。直近、勉強が忙しくて本を読んでいる時間がほとんどとれないので、将来書きたいと考えている「カキモノ」の文献準備といったところでしょうか。「カキモノ」の構想はおおよそ決まっていて、すでに書き始めているモノもあります。が、、、今は勉強優先です。
昨日は一日中家にこもって勉強していましたが、途中昼食を食べに外出。そこは大学が近いため学生向けの古本屋にフラッと立ち寄り。
・ヴェ・デーミン「太陽系の運命」
を購入。一般人向けに書いたとのことでしたが、数式の表現は少ないものの内容は簡単ではなく、太陽系の安定性の問題や3体問題、土星の輪の議論などがそれなりにまじめに記載されています。この本を楽しむのであれば、山本義隆「重力と力学的世界」の第13章「太陽系の安定の力学的証明」を読んでおくことをお勧めします。
南部先生の悲報を知り、写真を1枚アップします。出張先でたまたま訪れた市立科学館で南部陽一郎先生の直筆の色紙が展示されていました。この科学館にはその他にも「対称性の自発的破れ」に関するわかりやすい模型などが展示されています。大学院生時代はヒッグス粒子探索のための加速器用電子源開発をやっていた関係で、自発的対称性の破れなども少しだけ勉強していましたが、自発的対称性の破れはいつも分かったような、分からないような不思議な感覚でした。つまり未だにきちんと理解していないのでしょう(笑)大学院を卒業して早8年が過ぎました。純粋な知的好奇心だけで実験に取り組んでいたあの頃の感覚が懐かしいです。
http://www.sci-museum.jp/info/info.php
↑大阪市立科学館HP
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