ホームコンじゅく鎌倉教室 にこにこ日記

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つれづれなるままに書いています。

<パパ先生の非常勤講師日記>⑦

2023年12月13日 22時36分28秒 | 非常勤講師日記

現在週に8コマ 私立高校2年生と3年生に「情報I」および「パソコン研究」

という授業で情報Iだけでなく「入力練習・ワード、エクセル全般」を教えています。

そこで感じることを不定期にお伝えしていきたいと思います。

 

今回から
試行テストおよび教科書で何をやっているかを一つ一つひも解いて、
子供たちがどんな準備をしていくべきかを考えてみます。

第1回目は何かと話題になる「プログラミング」について・・・

1.教科書でのプログラミングの割合に関して

まず教科書の分析。
すべての教科書を調べるわけにいかないので
一番採用されている教科書を調べてみました。

どの教科書が、各学校で採用されているかはここの情報を元にしてます。
高校「情報Ⅰ」教科書全13冊を紹介!シェアは?言語は? - ウイナレッジ (weknowledge.jp)

採用理由は書いていませんが、おそらくプログラミング言語に柔軟に
対応しているのが大きな原因と思われます。

エクセルをもっていれば、すぐに使えるVBAがプログラミング言語
として採用されているところも大きいのでしょう。
このトップシェアの教科書を、実際に私も学校の授業で使っています。

全頁183ページ中
 プログラミング関連は28ページ 割合にすると 13%程度です。

プログラミングばかりが話題になりますが、
その割合は教科書のページ数にして15%にも満たない。

「プログラミング教室の延長上に情報I
  が必ずしもあるわけではない理由」の一つがこれです。

さらに実際のプログラムとしては何を学ぶかということを分析しました。
私が高校で教えている教科書のプログラミング分野は以下の通りです。

① フローチャートを理解する

② 加減乗除をプログラムでする(プログラミングの基本)

③ 関数の利用(プログラムの部品化)

④ 探索(線形探索と二分探索)

⑤ 整列(バブルソート)

この④と⑤は私が社会人になった時にショックを受けた分野です。

そしておそらくは現在小学生の時にプログラミング教室に通ってた子も、
アナザーワールドなプログラミング体験をするのがここではないでしょうか。

ゲームを作るプログラム、ロボット制御のプログラムと全く違う(ように感じる)
プログラムの世界と言ってもいいかもしれません。

しかし、
前回ご紹介した全体の7割近くを占める分野※では、
情報Iの教科書に出るプログラミングの方が主流という現実にぶち当たる
というわけです。
※全体の7割近くを占める分野に関しては
<パパ先生の非常勤講師日記>⑥ - ホームコンじゅく鎌倉教室 にこにこ日記 (goo.ne.jp)
をご覧ください。

 

2.プログラミング分野を中学から、
  最小の負担で準備するには?

特に中学生・高校生はとても忙しい。
負担を最小化することがとても大切だと思っています。

大切なのは、
「① ロボット教室やこどもプログラム教室でやったものだけが
   プログラムでないことをまず知ること」

ではないかと考えています。
(「中学生コース」をプログラミング教室で始めた直接的な理由がこれになります)

これは趣味でプログラミングを学んだ人、独学でやった人にとっては
なかなかわかりづらいところかもしれません。

ただし一度でも経験すれば、
本質が大差ないことは分かるので、あとは練習次第でもあります。
スクラッチでも自分で考えながらやってきた子なら必ずできるはずです
(お手本を見てできるのと、自力でできるのは大きく違うということですね)

プログラミング教室でやってきたから、プログラミングはOK!
と思っていると足元をすくわれます。

私の限られた知識でいうと、
制御系のプログラム(画面処理、ゲームなど)、
事務計算のプログラム(ソート、マッチング、金利計算など)、
科学計算のプログラム(シミュレーションなど)、

種類の範疇は違いますが、
オンラインプログラム、バッチプログラムなどの区別があります。

私の場合、最初のうちは全く別物と思えるほどの違いを感じました。
(バッチプログラムに関してはコチラを参照。昔から使われた古い手法と言われることもあるようですが、
今もってバッチプログラムのないシステムは皆無とのことです)

バッチ処理は本当に時代遅れか、みずほ銀行も苦しめたその正体 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

 

そしてもう一つ大切なのは、
「② じっくりと適切なアドバイスを受けながら、
   自分で考えて作りこむ時間が与えられるか」

ではないでしょうか。

学校での授業でもどかしいのが、この時間が取れないことです。

各々のITスキルが違いすぎ、限られた時間で課題に取り込まなくてはいけないので、
やっつけ仕事にならざるを得ない。

結局個人でプログラミングを勉強してこなかった子供には、
いろいろトライして考えるレベルまで到達できない。

 

3.今回の結論
 ちょっと宣伝になっちゃっちゃいますが・・・


私たちの教室では学校では学びづらいことも
しっかり学べる教室を目指しています。

制御系のプログラムならロボット教室がおすすめです。

それ以外のプログラムならこどもプログラミング教室です。
さらに中学生用のコースでは、世の中の7割近くを占めているプログラムの基礎を
学ぶこともできます。

来年度から大学入試でも受験科目になる情報I 偏差値70以上も夢ではなくなります。
じわりじわりの対応で有利に進めて頂きたいと思います。

是非、体験ににおいでください。お問い合わせはコチラからできます。

 

 


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