明けましておめでとうございます。本年も当サイトをよろしくお願いいたします。
それでは以下は新年一発目のメテオ・ヒップが決まっていた今週のサンデーの感想です。
恒例のGODの地元でのトークショーでは何やらネタバレ発言もあったとのことですが、(いつになるか分からない)「赤井VS安室」とか(『いったい誰が覚えてるんだよ?』な)「18巻の伏線」とか、しゃべるのは自由とはいえ毎度ながら実効性は乏しいのでお正月らしく絵に描いた餅な花火だと思っておくつもりです。
さて年も改まったということで新シリーズもスタートです。今回はチュウ吉&由美さんと探偵団のお話の様です。ついでに佐藤刑事もいますが、高木がいない所を見るともしかしたら珍しく友人のために一肌脱ぐ男前な姿がみられるのかもしれません。
非番の日に二人で出かけた由美さんと佐藤さん、なんだか珍しく女子トークに花を咲かせて話題は由美さんがチュウ吉に貰った封筒の話に。で、その封筒の中身がもしかしたら婚姻届なんじゃないかという佐藤刑事。「ホラ、よくあるじゃない!」・・・・ってねーよというのはサンデー40万読者のツッコミとしても内容をちゃんと教えなくて、いざその時にになったら一緒に開けて…とかいうメンドクサイ婚姻届って別に捨てられても文句言えないと思うんですけどね。
そんなこんなでチュウ吉の正体がアルタっぽいスクリーンでいきなりネタバレ。ってか「そんなにCMなんかでひっぱりだこだったら普通に由美さん、普通に気づくじゃん」とか「あの世間知らずの佐藤刑事が知ってるレベルの有名人をなんで由美さんが知らない」とかそういうツッコミは大人としてスルーしておくとしても、結局今の今まで引っ張ってきたのは何だったんだという……まあ、江戸川の正体が未だにバレない人たち相手ですしね~。
ちなみに初めて夜行バスで上京した時に早朝6時に見たスタジオアルタのスクリーンの閑散とした雰囲気にガッカリしたのも今はいい思い出です。
「年収一億円」の事実にショックを受けてゴミを取りに戻る佐藤さんと由美さんですが、私由美さんのこういうとこすごく好きです(笑)
資源ごみではない日にうっかり出した雑誌に「相変わらずずぼらね」という佐藤刑事ですが、まあこの辺はお母さんと同居してる佐藤刑事には言われたくないでしょうが、とはいえこういう二人の会話はいいですね。息の合った同期の友人という感じがでてて好感が持てます。本当に佐藤刑事も恋愛さえ絡まないと良い人なんですよねえ(遠い目)
さてゴミを拾ったはずの管理人の所へ行ってみると管理人が「蜂須賀小六」ならぬ「八塚虎六」ってどこまでも秀吉絡みできますか(笑)で、秀吉贔屓な蜂須賀ならぬ八塚爺さんはチュウ吉を誑かす毒婦として由美さんを「茶々」と呼び、さらに当然武断派かつ反大坂方自称「自分は無二の関東方」な蜂須賀一族になぞらえ茶々こと由美さんに敵意バリバリという…っていうかこの爺さんうぜえ。確かに爺さんを捕まえたのは由美さんですが、仕事を世話してくれたのは由美さんなのに、勝手にプライベートは暴くわ、「尊敬する太閤名人に相応しいか試す」とかやり出すわとにかくウザいことこの上ありません。
だいたい仮に本当にチュウ吉の不振の原因が由美さんにあったとしてもそれ、別に由美さんの責任じゃないですよね?
なんか、訳の分からない理由で待たされるは、本人は全く関係ないのに誘拐監禁されるわ、挙句にマンションの管理人に私信を勝手に開封された上に説教されるわで……この一連のシリーズって全体的に由美さんがとても不憫です。
あと、婚姻届の職業欄なんてそんな厳密なものじゃないから、別に『元七冠王』とかでも全然受理されますからね。
ま、それはともかくウザい爺さんの用意した謎の暗号で封筒を探すという無理からな設定は発動したわけで次号からは宝探しと暗号解読の様です。ついでに婚姻届からチュウ吉の戸籍やら世良家との関係なんかがはっきりするんでしょうね。ってかいいかげんしてもらわないと困ります!
さて、以下は歴オタとしてのつぶやきです。かなり辛口になると思うので、ご注意を。
前回の七本槍ネタもそうですし、以前の三国志や川中島など、総じてコナンの歴史ネタは歴オタとしてネタの扱いが雑というかいいかげんすぎてイラっとするんですよね。GODは「こういう歴史ネタかっこいい」と思ってるんでしょうが、正直GODの「この恋愛エピソードってトキメクでしょ?」というのと同じレベルで残念だと思っています。
実は今回のシリーズで一番あって欲しくないオチは八塚の爺さんが由美さんに対して「茶々」じゃなくて「ねね(北の政所)だ」みたいに評価するということです。
今回も八塚爺さんという存在は間違えなく反淀の急先鋒というべき蜂須賀氏を取ってきてます。その上で由美さんを主君秀吉を誑かした毒婦「茶々」のような表現をしてますが、茶々は秀吉にそこまで影響力は無かったですし、たとえば関ヶ原の合戦にしても三成とべったりだったというイメージは誤りだったというのがほぼ現在の定説です。むしろ秀吉の在世中は確かに秀頼や鶴松の影響があったといっても他にも松の丸や、三の丸、加賀殿なんていう愛妾はたくさんいますし、寵愛の度もずば抜けていたとは言えません。
むしろ秀吉にとって唯一無二の女としては生涯北の政所ねねであったといえます。
秀吉と北の政所の関係というのはそれはもう色々とあるわけで、もしも日本史のターニングポイントを一つ挙げろといわれたら私は「秀吉と北の政所の間に子どもがいた」もしくは「秀吉の第一子秀勝が育っていたら」というのを候補に入れます。もし秀吉が天下を取った段階で北の政所の認める秀吉の嫡子がいたとしたら、関ヶ原も大坂の陣もありえません。これは「もしも鶴松が生きていたら」ではダメです。
中世の女性、特に正室の役割というのは研究結果によって大きく変わってきています。そういう意味でたとえ嫡男の秀頼を産もうと、織田家と浅井家の血をひこうと茶々はどれだけ頑張っても正室であるねねこと北の政所とは勝負になりませんし同列に語ることすらできません。また秀吉にとってもそれほど北の政所は特別でした。
とはいえ講談やオモシロ歴史ストーリーでは悪女「淀君」が面白おかしく書かれていますし、今年の大河を考えると昨今の淀君像では主役の大坂側のパンチが弱いのできっと従来のイメージなんでしょうが、歴オタとしてはかなりもにょるしりーずになりそうです。
それでは以下は新年一発目のメテオ・ヒップが決まっていた今週のサンデーの感想です。
恒例のGODの地元でのトークショーでは何やらネタバレ発言もあったとのことですが、(いつになるか分からない)「赤井VS安室」とか(『いったい誰が覚えてるんだよ?』な)「18巻の伏線」とか、しゃべるのは自由とはいえ毎度ながら実効性は乏しいのでお正月らしく絵に描いた餅な花火だと思っておくつもりです。
さて年も改まったということで新シリーズもスタートです。今回はチュウ吉&由美さんと探偵団のお話の様です。ついでに佐藤刑事もいますが、高木がいない所を見るともしかしたら珍しく友人のために一肌脱ぐ男前な姿がみられるのかもしれません。
非番の日に二人で出かけた由美さんと佐藤さん、なんだか珍しく女子トークに花を咲かせて話題は由美さんがチュウ吉に貰った封筒の話に。で、その封筒の中身がもしかしたら婚姻届なんじゃないかという佐藤刑事。「ホラ、よくあるじゃない!」・・・・ってねーよというのはサンデー40万読者のツッコミとしても内容をちゃんと教えなくて、いざその時にになったら一緒に開けて…とかいうメンドクサイ婚姻届って別に捨てられても文句言えないと思うんですけどね。
そんなこんなでチュウ吉の正体がアルタっぽいスクリーンでいきなりネタバレ。ってか「そんなにCMなんかでひっぱりだこだったら普通に由美さん、普通に気づくじゃん」とか「あの世間知らずの佐藤刑事が知ってるレベルの有名人をなんで由美さんが知らない」とかそういうツッコミは大人としてスルーしておくとしても、結局今の今まで引っ張ってきたのは何だったんだという……まあ、江戸川の正体が未だにバレない人たち相手ですしね~。
ちなみに初めて夜行バスで上京した時に早朝6時に見たスタジオアルタのスクリーンの閑散とした雰囲気にガッカリしたのも今はいい思い出です。
「年収一億円」の事実にショックを受けてゴミを取りに戻る佐藤さんと由美さんですが、私由美さんのこういうとこすごく好きです(笑)
資源ごみではない日にうっかり出した雑誌に「相変わらずずぼらね」という佐藤刑事ですが、まあこの辺はお母さんと同居してる佐藤刑事には言われたくないでしょうが、とはいえこういう二人の会話はいいですね。息の合った同期の友人という感じがでてて好感が持てます。本当に佐藤刑事も恋愛さえ絡まないと良い人なんですよねえ(遠い目)
さてゴミを拾ったはずの管理人の所へ行ってみると管理人が「蜂須賀小六」ならぬ「八塚虎六」ってどこまでも秀吉絡みできますか(笑)で、秀吉贔屓な蜂須賀ならぬ八塚爺さんはチュウ吉を誑かす毒婦として由美さんを「茶々」と呼び、さらに当然武断派かつ反大坂方自称「自分は無二の関東方」な蜂須賀一族になぞらえ茶々こと由美さんに敵意バリバリという…っていうかこの爺さんうぜえ。確かに爺さんを捕まえたのは由美さんですが、仕事を世話してくれたのは由美さんなのに、勝手にプライベートは暴くわ、「尊敬する太閤名人に相応しいか試す」とかやり出すわとにかくウザいことこの上ありません。
だいたい仮に本当にチュウ吉の不振の原因が由美さんにあったとしてもそれ、別に由美さんの責任じゃないですよね?
なんか、訳の分からない理由で待たされるは、本人は全く関係ないのに誘拐監禁されるわ、挙句にマンションの管理人に私信を勝手に開封された上に説教されるわで……この一連のシリーズって全体的に由美さんがとても不憫です。
あと、婚姻届の職業欄なんてそんな厳密なものじゃないから、別に『元七冠王』とかでも全然受理されますからね。
ま、それはともかくウザい爺さんの用意した謎の暗号で封筒を探すという無理からな設定は発動したわけで次号からは宝探しと暗号解読の様です。ついでに婚姻届からチュウ吉の戸籍やら世良家との関係なんかがはっきりするんでしょうね。ってかいいかげんしてもらわないと困ります!
さて、以下は歴オタとしてのつぶやきです。かなり辛口になると思うので、ご注意を。
前回の七本槍ネタもそうですし、以前の三国志や川中島など、総じてコナンの歴史ネタは歴オタとしてネタの扱いが雑というかいいかげんすぎてイラっとするんですよね。GODは「こういう歴史ネタかっこいい」と思ってるんでしょうが、正直GODの「この恋愛エピソードってトキメクでしょ?」というのと同じレベルで残念だと思っています。
実は今回のシリーズで一番あって欲しくないオチは八塚の爺さんが由美さんに対して「茶々」じゃなくて「ねね(北の政所)だ」みたいに評価するということです。
今回も八塚爺さんという存在は間違えなく反淀の急先鋒というべき蜂須賀氏を取ってきてます。その上で由美さんを主君秀吉を誑かした毒婦「茶々」のような表現をしてますが、茶々は秀吉にそこまで影響力は無かったですし、たとえば関ヶ原の合戦にしても三成とべったりだったというイメージは誤りだったというのがほぼ現在の定説です。むしろ秀吉の在世中は確かに秀頼や鶴松の影響があったといっても他にも松の丸や、三の丸、加賀殿なんていう愛妾はたくさんいますし、寵愛の度もずば抜けていたとは言えません。
むしろ秀吉にとって唯一無二の女としては生涯北の政所ねねであったといえます。
秀吉と北の政所の関係というのはそれはもう色々とあるわけで、もしも日本史のターニングポイントを一つ挙げろといわれたら私は「秀吉と北の政所の間に子どもがいた」もしくは「秀吉の第一子秀勝が育っていたら」というのを候補に入れます。もし秀吉が天下を取った段階で北の政所の認める秀吉の嫡子がいたとしたら、関ヶ原も大坂の陣もありえません。これは「もしも鶴松が生きていたら」ではダメです。
中世の女性、特に正室の役割というのは研究結果によって大きく変わってきています。そういう意味でたとえ嫡男の秀頼を産もうと、織田家と浅井家の血をひこうと茶々はどれだけ頑張っても正室であるねねこと北の政所とは勝負になりませんし同列に語ることすらできません。また秀吉にとってもそれほど北の政所は特別でした。
とはいえ講談やオモシロ歴史ストーリーでは悪女「淀君」が面白おかしく書かれていますし、今年の大河を考えると昨今の淀君像では主役の大坂側のパンチが弱いのできっと従来のイメージなんでしょうが、歴オタとしてはかなりもにょるしりーずになりそうです。
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