隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「じゃない方」も捨てたもんじゃない!~ロック大陸漫遊記

2020年09月01日 17時20分30秒 | スピッツ

2020.08.30  21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM


 家にいることが多くなって、料理をすることが増えた草野氏。料理番組も見ているのかな?
 「~してあげる」という言い方、たとえば、「お塩をふってあげて」とか「ゆであがりましたら冷水でしめてあげて」とか。
 「あれ、丁寧に言っているつもりなら、正直ダサいなと思います」と。
 もしかして食材を擬人化してる?と。人格を与えているのなら、ポエム??と最近は思ったりしているそうな。
 「ちょっと気になってる」そうです。
 (仕事をし始めたころ、当時の編集長に、「動物に『エサをあげる』とか書くな、『エサをやる』だろ」と言われたこと、あったなあ。今の風潮では「ペットは家族の一員」だから、「エサをやる」とか書いたらクレームが来たりしそう・・・)


 そして今日のテーマは、「じゃない方で漫遊記」。
 世の中には「同姓同名」や「よく似た名前」とかあるけれど、ロックバンドの世界でもよくあるそうだ。
 たとえば、ジャニーズ系のストーンズ(SixTONES)。草野くんにとっては、「ストーンズ」といえばRolling Stonesだから、SixTONESは「じゃない方」になるわけだ。
 (なるほど、そういうことか)
 そして、世間的には「草野さん」は「ふしぎ発見!」の草野仁さんなわけで、「スピッツの草野さん」は「じゃない方」ということになるんだそうです(異論あります??)
 草野「どちらを『じゃない方』にするかはあくまで草野の独断ですが、今日はその『じゃない方』をクローズアップしつつ漫遊していきます」
 (おもしろそう!)


 オンエア曲
 01 夜を駆ける(スピッツ)
 02 オドループ(フレデリック)
 03 Wings Of Love(Nirvana)
 04 Romeo(Mr.Big)
 05 Los Angeles(X)
 06 Time Waits For No One(The Knack)
 07 Shut Up and Dance(Red Hot Chilli Pipers)
 08 タイトでキュートなヒップがシュールなジョークとムードでテレフォンナンバー(宮本浩次)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「夜を駆ける」(2002年、10thアルバム『三日月ロック』)。
 草野「最近、『夜に駆ける』が大ヒットしていまして、美しいステキな曲ですが、スピッツにも『夜を駆ける』という曲があり、こちらは『じゃない方』になるわけで・・・」
 ええーっ、こっちが「じゃない方」??
 第三者の発言ならばひと言はさみたくなるけど、本人が「じゃない方」って言うんなら、ま、いいか(笑)。史上最高の美しくも妖しい曲だと思いますけど。
 そういえば、私も、コココチラで、なにげなく触れておりました。
 それにしても、夏の終わりの夜にラジオから聴こえる「夜を駆ける」のイントロ、胸の奥を刺激します。

 最初の曲は、「1990年にデビューした方じゃない」フレデリックの「オドループ」(2014年、メジャーデビューミニアルバム『オドループ』)。
 草野くん世代の人には、フレデリックといえば90年代に活動していた先輩のほうのフレデリック。
 草野「何度か対バンして、メジャーからも何枚かアルバムを出しています」
 (たしかどこかの大学の構内で・・・と思い出データを調べたら、1990年6月に法政大学で対バンしていました)
 「だから悪いけど、こちらは『じゃない方のフレデリック』。でも惹かれるものがあったので去年の『ロックロック』に出てもらって。ライブも最高だし、ルックスもいいし、話しやすかったし、マジでかっこよかったです。その節はお世話になりました」と。
 先輩のほうのフレデリックは「ネオアコとかモッズとか、UKロックのテイスト」が感じられたが、若いほうのフレデリックは「ダンサブルで、ちょっと尖っている感じかな」と。
 草野「両方のフレデリックと対バンしたことのあるバンドはスピッツだけかもしれないな。わかんないけど」

 次の曲は、「グランジのNirvanaではなく、60年代に人気のあった」Nirvanaの「Wings Of Love」(1969年、6thシングル)。
 シアトルのNirvanaが人気になってからはNirvana U.K.(音楽雑誌には「英ニルヴァーナ」と書いてあった記憶がある)と名乗っていたこともあるそうで、「でもほかにもNirvanaというバンド、いるんだね。人気のワードなんだね。仏教用語でいうところの『涅槃』」と。
 草野「イギリスのNirvanaはメロディーがきれいなバンドなんで、もっと知られてもいいんじゃないかと思います」

 次は、「『To Be With You』で有名なアメリカのハードロックバンド」じゃない方のMr.Bigの「Romeo 恋するロメオ」(1976年、2ndアルバム『Photographic Smile』 / 1977年、シングル)。
 この「Romeo」がすごくいい曲なので、「これをかけたいがためにこの企画を考えたと言っても過言ではない」。
 彼らものちに再結成するとき、アメリカのMr. Bigと区別するために、Mr. Big U.K.と改名したそうだ。
 (きれいなメロディーですね)
 有名なほうの「To Be With You」を一応・・・。
Mr. Big - To Be With You (MV)


 さてさて、スピッツというバンドも「アマチュア時代には複数いたみたいなんですよね」。
 当時のライブ情報誌『ぴあ』に載っているのを見て、「早く有名にならなくちゃ」と焦っていたんだとか。
 70年代のフォーククループ「スピッツ」は「ぎんざNOW!」というテレビ番組に出ていたそうで、「オレ、レコード持ってます」と。


 次は、Xの「Los Angeles」(1980年、デビューアルバム『Los Angeles』)。
 YOSHIKIさんの「X」が「X Japan」と名乗るきっかけとなったアメリカのパンクバンド。
 ココの「野球にまつわる曲」で、「Wild Thing」をかけているけれど、今回は違う曲で。
 (「Wild Thing」も「Los Angeles」も結構ヒットしたので、懐かしい。)


 メッセージコーナーです。
 旅のプランを立てるのがお好きなリスナーから、「旅のプランを綿密に立てるほう? 行き当たりばったり?」。
 草野「行き当たりばったりに憧れつつ、結構ちゃんと計画建てるほうかな」
 でも「今日は疲れたから部屋で寝てたいな」くらいな緩さはほしい、と。
 「飛行機の便やホテルの予約はしておいて、あとは・・・」くらいな。
 最近は旅行もできないし、ストリートビューでドライブを楽しんだりしていて、南米にあるステキなホテルに行き着いたそうで、「いつか、一生のうちに行きたいな」と思っているそうだ。
 (行けるといいですね~)


 女性シンガー名で言えば、「aikoさんやYUIさん」はかぶりそう。
 また、女性シンガーのchayとバンドのCHAIも・・・。
 「ウーバー」といえば、草野くんなら「UVERworldウーバーワールド」だけれど、最近の「Uber Eats」を思い浮かべる人もいるかも、と。
 医療器具の「スピッツ」もあるので、「医療関係の人は『バンドのスピッツがさ~』と注釈をつけて語っているかも」。


 次は、「My Sharonaマイ・シャローナ」じゃない方のThe Knackで「Time Waits For No One」(1966年、デビューシングル)。
 草野くんの記憶では、「『マイ・シャローナ』が出てきたとき、ラジオのDJの人が2つのバンドを混同していた」そうだ。「このバンドはベテランなのに演奏が若いですね~」というように。
 草野「混同してしまうほど、音楽的にもそんなに遠くはない」
 (いかにも60年代・・・という感じのサウンド)
 これは、「I’m Aware ナックで行こう」のジャケット。「Time Waits For No One」はカップリング?
 

 最後は、「あのレッチリじゃない方」Red Hot Chilli Pipers(レッド・ホット・チリ・パイパーズ)の「Shut Up and Dance」(2019年、6thアルバム『FRESH AIR』)。
 これは「バグパイプを全面にフィーチャーしたバンドで、Chilli Peppersとはまったく違う音楽性」。
 メンバーの彼女がRed Hot Chilli Peppersを「レッド・ホット・チリ・パイパーズ」を読み間違えたことがきっかけで、このバンド名になったとか。
 「『マシンガン・エチケット』(ダムドのアルバム名)を読み間違えて『ミッシェル・ガン・エレファント』になったのと、同じ流れ?」と。
 去年FUJIロックへの出演が発表されたとき、「お、レッチリ、来るんだ~」と勘違いしたそうで、「そういう方、多かったのでは?」と。
 見た目も派手で、「ライブ盛り上がりそう」。どちらのレッチリも「お互いにリスペクトしあっているそうです」。
 (来日ライブがコロナの影響で中止になってしまったようです。)
 元歌はこちら。2014年のWALK THE MOONの楽曲をカバー。
 WALK THE MOON - Shut Up and Dance (Official Video)


 特集の最後に。
 ほかにも、同名バンドは複数あり。
 The CharlatansSKID ROW、New Order、The Killersなどなど。
 でも最近の若いバンドの名前は個性的で、同名バンドは減っている?
 「エンジェル」「トゥモロー」「キッズ」など、よく使われていたけれど、最近は検索しても「なかなかひっかからない」。
 (そうだな、「Official髭男dism」とかね。同名はありえない)


 そして、最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 曲は、宮本浩次さんで「タイトでキュートなヒップがシュールなジョークとムードでテレフォンナンバー」(1996年、デビューシングル)。
 90年代の「先輩バンドのほうのフレデリック」をかけようとしたけど音源がみつからなかったそうです。
 宮本浩次さん・・・。エレカシの宮本さんとまったく同じ字だけれど、こちらは「みやもとこうじ」さん。
 この方がデビューしたとき、「あ、エレカシの宮本さんがソロデビューしたんだ~」と思ったそうだ。
 「ファンキーで軽快なポップスという感じで、エレカシとは全く違う音楽。『じゃない方』で紹介するのも失礼なんだけど、かわいい曲なんで聴いてください」と。
 (いつも思うけど、主張のある強い声。90年代の音楽誌では、目次でいつも、どっち?と思っていました。知り合いに根強いファン。活動再開を喜んでいます!)

 来週の予告は、「1曲で2、3曲分楽しめるナンバーで漫遊記」。
 例えば、途中で曲調が変わる曲とか。
 プログレとかは20分くらいの長い曲で曲調が変化するものとかあるけれど、「あくまで短めな曲をセレクト」だそうです。
 今日の特集もすごくおもしろかったけれど、来週も楽しみ。
 この番組、ますます中身が濃くなっていきますよね。

 そうそう、「草野さ~ん、おいしい話があるんですけど」という、“怪しいメッセージ”も大歓迎だそうですよ。


                              


★ フラワー・カンパニーズ at 横浜アリーナ
 8月27日、横浜アリーナでの無観客ライブ配信!

 https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_338bfc19-994f-423e-86a0-c889cebdc9ba.html

 家のテレビで! フラカン、ありがとう!!
 最初座って見てたけど、気持ちだけでもと思って立ち上がって観戦。
 相方は寝転がっていたけど、ライブバンドだね~と最後の一言。
 ハイエースが映ったとき、アリーナじゃなく駐車場かとしばらく思っていた自分がおかしい。
 観客のいないアリーナを歌いながら走る圭介さんの姿には不覚にもグッときてしまった。
 誰もいない、その向こうに、メンバーは何を見たんでしょうね。


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