隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「オレはラップはダメ」!だけど~ラップのロックで漫遊!

2020年08月25日 17時37分22秒 | スピッツ

2020.08.23 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM



 草野「今年はstay homeということでおうちで過ごすことが増えた方、多いのでは?」
 草野氏もその一人。夜に映画などを見ることも多いようで、「スナック菓子に手が伸びる」。
 これが習慣になってはよくないのでは、ということで、「ガムを噛むようになった」。
 ところがところが、ある朝目覚めたら、「顎の筋肉が異様に凝って、口が開けにくくなっていた」らしい。
 彼は、「ガムに味がなくなっても2、3時間は噛み続けるタイプ」だそうです。
 草野「ふだん噛み応えのないものを食べ続けると、顎の筋肉って衰えてくるもんなんでしょうかね」
 50歳をこえたら、意識的に咀嚼をすべき・・・ということです。
 (これが今回の導入でした(-_-;))


 そして今日のテーマは、「ラップのロックで漫遊記」。
 1986年のRUN DMCとAerosmithのコラボ「Walk This Way」のヒット以降、ロックもラップの影響を受けるようになった。
 バンドサウンドをバックにラップする音楽って「結構多い」そうだ。
 草野「オレ自身がそっち系の音楽に疎いこともあって、この番組ではあまりかけてこなかったけれど、今日はオレのプレイリストにものっているような曲をセレクトしてお送りします」


 オンエア曲
01 シロクマ(スピッツ)
02 (You Gotta)Fight for Your Right(To Party)(Beastie Boys)
03 Bring the Noise(Anthrax)
04 Bulls On Parade(Rage Against The Machine)
05 Break Stuff(Limp Bizkit)
06 The Seed(2.0)(The Roots Feat. Cody ChesnuTT)
07 Trust Issue(Phunk Junkeez)
08 NEXTREME UNKNOWN(YKZ)
09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「シロクマ」(2010年、37thシングル)。
 今日かかる曲を考えて、「あえて一曲目はメロディアスな・・・自分でメロディアスって言うのもなんなんですけど・・・、メロディーのある曲を」と。
 (MVのかわいいせつないシロクマくんの映像が浮かんできて、気持ちがふっと静かになります。間奏のギターも美しい)

 最初の曲は、「ラップでロックのさきがけと言えば、この曲かな」、Beastie Boysで「(You Gotta)Fight for Your Right(To Party)」(1986年、デビューアルバム『Licensed to Ill』)。
 アルバムもシングルカットされたこの曲も、「大ヒット!」。
 1曲目はRUN DMCの「Walk This Way」にしようかと思っていたが「意外に長くて単調だったので」、あえてこれにしたそうです。「Walk This Way」はBGMで(笑)。
 草野「『Walk This Way』はヒップホップのフィールドでエアロスミスが料理されているという感じですが、Beastie Boysはもともとパンクバンドなんで、そこにヒップホップを取り込んだという括りだと、スタートはこちらかな?」
 (なるほど、なるほど)
 どちらもプロデューサーはリック・ルービンだそうで、「(ラップとロックの融合では)彼がキーマン」と。
 そして、こちらが「意外に長くて単調だった『Walk This Way』」。
RUN DMC - Walk This Way (Video) ft. Aerosmith

 次も「リック・ルービンさんがらみ」、Anthraxの「Bring the Noise」(1991年、アルバム『Attack of the Killer B's』)。
 メタルバンドとしてすでに人気のあったAnthraxと、ヒップホップグループでかなり人気のあったPublic Enemyの共演で生まれた楽曲。
 互いのアルバムにも収録されているそうで、「ヘビーメタルとヒップホップの融合を最初に成功させた」「ラップメタルのさきがけ」と。
 Anthraxは、「メタルバンドなのに、当時から短パンはいてたり、モヒカン頭だったり、パンクロックのカバーやったり・・・。枠におさまらない、革新的なバンド」。
 草野「90年代、スピッツのベースの田村が大ファンで、一緒に来日公演行ったことがあったな。楽しかったな、ウン」
Anthrax & Public Enemy - Bring The Noise (Official Video)

 次の曲は、Rage Against The Machineの「Bulls On Parade」(1996年、2ndアルバム『Evil Empire』)。
 Red Hot Chili Peppersの「Give it Away」とどちらにしようかと迷って(「Give it away give it away give it away now」♪をちょこっと歌って)、「レイジにしました!」。
 レッチリの「Give it Away」はこちら。
Red Hot Chili Peppers - Give it Away - Live at Slane castle

 90年代になると、Beastie BoysやAnthraxのあと、「ラップを取り入れたロックバンドがわんさか出てきた」。
 レッチリ、Incubus、Korn、Faith No More、日本ではDragon Ashや山嵐など。
 その中で「草野がいちばんはまって聴いていたのがRage Against The Machineです。90年代において、重要なロックバンドBEST 3に入るバンドだと個人的に思っています」と。
 草野「トリッキーなギタープレイもカッコいいし、リズム隊の演奏もタイトでいいけど、なにより、ボーカル、ザック・デ・ラ・ロッチャさんのシャウトスタイルのラップがとっても胸に迫ります」
 もともとパンクバンドのボーカルなので「かぎりなくパンクロックなラップ! 歌詞のメッセージ性も含めて、最高にラジカルなバンドだと思います」と。
 (権力者をbullと呼び、的確で豊富な語句を駆使して痛烈に批判しているのか)

 さてさて、90年代、「日本ではまだ、Zeebraさんのようにしっかりと韻を踏んだラップが主流ではなかった頃」(「DA. YO. NE」の頃?)、スピッツでラップはどう?と考えたことがあった、と。
 草野「情けな~い感じの、哀愁漂うラップっていうの? 『ボク、ふられちゃいました~♪』みたいなの」
 当時から、ラップはイケイケな感じ、ちょっと不良っぽいイメージだったから、「それとは違った、ちょっと新しいラップを模索したことがあった」と。
 でも「クセなのか?」、ラップをやろうとすると、ついついメロディーをつけて歌ってしまう、「照れてるわけではないんですけどね」。
 ZO-3で、KICK THE CAN CREWの「マルシェ」の「上がってんの? 下がってんの? 皆はっきり言っとけ!」を微妙に滑らかなメロディーラインで・・・(ちょっと寂し気で味わい深い)。
 草野「オレはラップはダメだってあきらめたんですけど、今思えば、本職のラッパーにゲストで加わってもらって・・・という方法もあったな」
 当時は、「featuring ホニャララ」という発想がスピッツ内では全くなかったそうです。
 (余談ですが、KREVAの「くればいいのに」は、バンドサウンドにラップ、という括りではなく、KREVAのラップをマサムネくんのメロディアスなボーカルが花を添える感じだったしね。そういえば、AP bankでKREVAとミスチルの桜井くんの「くればいいのに」の映像があるけれど、本家・草野バージョンとは異なる聴きごたえがある)

 次は、Limp Bizkitの「Break Stuff」(1999年、2ndアルバム『Significant Other』)。
 Limp Bizkitも90年代を代表するラップのロック。「今の耳で聴くと、ラップのロックってこういうことでしょ、といういかにも、という感じだけど、90年代はこれが最先端だったんでしょうね」。
 草野くんの中では、ラップのロックをやっていたバンドでは最も売れていたのでは?という印象。
 草野「放送禁止用語をちりばめた曲。アメリカのキッズたちは親に隠れて聴いていたんだろうな。日本語に訳したら放送できないかも」


 そして、メッセージコーナーは、福岡の65歳のジジメタルさん(娘さんと一緒に聴いているんだそうです)から。
 草野くんの福岡の思い出でよく話題になるベスト電器や田口商店には若いころよく通っていたそうで、「Jo Jo Gunneは大好きでアルバムは全部持っているけれど、Spiritはあまり聞いていなかったので反省しています」とか(ココでの話題ですね)
 「ワンアーティスト特集でBe-Bop Deluxeを取り上げてくれたらうれしいので、ぜひご検討ください」と(個人的には、「とても懐かしい」)。
 草野「なかなかマニアックなメッセージ。うれしいっすね。福岡のディープなロックファンからメッセージいただきました。Be-Bop Deluxe、存じ上げております。レコードも持っています。ジジメタルさんにはむしろ、いろいろおききしたいですね。これからも調子に乗って頑張っていきますので、よろしくお願いします」

 「はまった通販はありますか?」には、とくにはまったものというのはないらしく、ただし「通販番組を見るのは好き」と。
 (ジャパネットたかたの前の社長の声、絶賛していましたよね(笑))
 今はTVのCMの「夢グループ」の社長のキャラに興味があるようで、「小型冷風機とか、つい欲しくなる」って。
 (実はあの社長のキャラ、うちでも話題で。「素朴な人」「いや、陰でアコギなことしてそう」(すみません)とか言いつつ、微妙な語り口やイントネーションを真似してみたり。これがなかなか難しい)
 (相方の仕事の中でどうしてもエアコンを使えないときがあるので、熱心に勧めるワタシですが、以前に購入した冷風機で失敗した相方は首を縦にはふりませぬ。草野くん、使ってみてよかったら、教えてほしい(笑))

 次は、The Roots Feat. Cody ChesnuTTで「The Seed(2.0)」(2002年、5thアルバム『Phrenology』)。
 ここまでとは視点を変えて、「The Roots(アメリカ・フィラデルフィア)は、ロックじゃなくてヒップホップのフィールドの人たち」。
 ただし、基本にはバンドサウンドがあるそうで、「ちょっと珍しい」。
 全曲ではないが、ドラムが打ち込みではなくドラマーが実際に叩いていたり、ギターやベースが入っていたりして、「そうなるとロックっぽく聴こえてくるんですね」。
 草野「The Rootsを聴いていると、オレはバンドものが好きなんだなと再認識できる、そんなバンドです」
 (実際に聴いてみると、草野くんの発言がわかる気がしますね。Cody ChesnuTTの声も心地よい)

 最後は、「ややマニアックに」、Phunk Junkeezで「Trust Issue」(2002年、6thアルバム『Hydro Phonic』)。
 Phunkという名前からもわかるように、「パンクとファンクがブレンドされたラップロック。メタルもちょっと入ってるかな。もっと注目されてもいいバンド」と。
 草野「普通にハードロックとして聴いてもカッコいい。ラップという手法はメロディーから解放されている分、バンドのリズムが際立ってカッコいい」
 (今日の選曲の中でいちばん好きかも・・・)

 特集の最後に。
 バンドマンでも、「ヒップホップを通ってきたかどうか」で違いがある、とは草野くんの自論。
 例えば、RADWIMPSやONE OK ROCKは「ヒップホップをちゃんと通ってきたバンド」。
 草野「楽曲のリズムの印象が全然違って、オレら世代には出せないノリとかあって、羨ましかったりする」
 「リズムがより攻撃的になる」「メロディーもヒップホップ以降だとちょっと違う」
 最近のキウイのCMも「ヒップホップ以降の若いメロディーで、オレの辞書にはないなあ、と思いながら聴いています」
ゼスプリ キウイ TVCM 2020「好きなことを楽しみながら」篇 60秒 歌詞付き


 そして、最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (「トンビ飛べなかった」の印象的なイントロで)
 今日は、YKZで「NEXTREME UNKNOWN」(2001年、2ndシングル)。
 本編から引き続いて、「ラップロックで」。
 YKZは旧名「ヤクザキック」。
 1996年結成、2000年シングルデビュー、そして2004年活動休止。
 草野「20年前の作品とは思えないような、演奏がタイトでカッコいい。ラップができないワタクシのような人間には、純粋にリスナーとして楽しめる楽曲」
 (間奏のベースの音も含めて、気持ちいい演奏だ!)

 そして来週の予告は、「『~じゃないほう』で漫遊記」。
 「草野さんがテレビに出てたよ~」
 「ああ、『ふしぎ発見!』?」
 「じゃなくて、スピッツの・・・」
 みたいな感じだそうです。
 似ている名前のバンドたち。どちらを「~じゃないほう」にするかは、草野くんの独断で・・・ということで。
 おもしろそうな企画で、期待大・・・。



                              

 
 

 朝食前に、はがきを投函するためにポストまで。
 風が気持ちよくて、青空にギラギラ感がなくて。
 でも西日本では、今年最高の猛暑だったところもあるようですね。

 夏は続く。
 野菜は相変わらず高い。

 「任期は、長ければいいというもんではない」
 

 川崎宗則さん。
 「病気は『治す』より『付き合っていく』」
 強さとは何なのか、そういうことを考えさせられます。
 (前編~中編~後編あります。)
 https://hochi.news/articles/20200823-OHT1T50156.html
 


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