隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

キラキラしていた土曜の午後

2024年06月30日 19時31分43秒 | 日記

2024.06.30(日)



 空は晴れて、夕焼けも少し見えるけれど、冷たい風とともにときおり雨音が聴こえてくる。
 蒸し暑くはないのはありがたいけれど、このひんやり感には不健康の匂いがする。

 作家の柴崎友香さんが書かれているように、外がいつまでも明るくて気分がいいはずの今の季節、「日本のおおかたの地域では梅雨なんである。・・・なぜ気候がこの組み合わせなんだろうかと思ってしまう」。
 私も毎年、新緑の日々が終わって、6月も半ばを過ぎるころ、そんなことぶつぶつ言っている。
                             (2024.6.26『朝日新聞』夕刊)

 「日が長い」と言えば、若いころの土曜日を思い出す。
 若者は想像もつかないだろうけど、学校も、サービス業以外の大方の企業も、休日は日曜のみで、土曜日は昼までだった・・・そんな時代が結構長かったのだ(父なんかの世代は「半ドン」とか言ってたなあ)。
 土曜日が休みになれば・・・なんていう発想は私にはなかったから、土曜日の午後は今思い出してもキラキラ輝いていた。
とくに仕事を始めてからの「土曜日の午後」は、ほかのどの時間とも比べられない、わくわくするステキな時だった。
 仕事終わりで外に出ると、まだ光が溢れていて、友達を誘って街を歩くだけで幸せだった。
 そんな時期はそれほど長くはなかったから、「土曜日の午後」は私の中で際立って幸福な日々として心地よく残っている。
 たぶんあの頃だって、それなりの悩みや越えられない壁が当たり前のようにあったはずだから、「思い出補正」は本当にありがたい。



 東京都知事選か・・・。
 選挙ポスターのことがニュースでも取り上げられていたけれど、このあたりのポスター掲示板は数名の主要な候補者のポスターがちんまりと貼られているだけだ。
 告示後しばらくは、現職都知事のポスターがまだ貼られていなかったくらいで。


 輪島を離れて大阪に居を構える決意をされた高齢のご夫婦の記事に胸をつかれる。
 望郷の思いは、ただただ想像するしかない。

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