好青年に出会った

：仕事先に２４歳の若者がいる、ちょび髭なんか生やしちゃって、、一見、今風のお兄ちゃんの様に見えるけど・・

初対面は去年の夏、仲間と一緒に仕事した事があった、今年になってここしばらくの無線ＬＡＮの仕事はほとんど彼と２人でこなしている言わば相棒かな、
それが、今時珍しく根性がすわっていて如才なく、年上ばかりの仕事仲間ともうまーく付き合える・・　不思議な青年だなーと思っていた、、

実は彼、お爺ちゃん子で最近まで祖父母と３人で暮らしていた、お爺ちゃんは８０歳、加齢で足が不自由、世話はおばあちゃんと彼氏の役目になっていて、通院などの移動介護はすべて彼がこなしていた、事実上祖父母を一人で世話して来ている、、

そんな中で毎朝４～５時起きで飯炊いて、朝飯を作ってお爺ちゃんとお婆ちゃんに食べさせて、自分の弁当を作って仕事に出かけてくる・・　これだけでもおいそれと出来るものじゃない・・

それがこの１月にお爺ちゃんが亡くなってしまった、ちょうど伊東のダムの水位監視システムの工事に同行出張していた時だった、前の日に冗談話で前厄の話をしたばかり、、まさかほんとに・・

大変なショックなのに３～４日仕事を休んで葬儀などを済ませて、何事もなかった様に仕事に戻って来て、いつもの様に汗している・・　大変だったなーと気使って、もう少し休んでも良かったのに・・

いやー、これが仕事と言うもんだ！と・・　巷には自分に合った仕事があるのないのとほざいて遊んでいる輩が居るけど、何の仕事もした事ないくせに何をほざいとる！　そんな言い訳いってられっか！　クソ食らえだ・・　だって！　うわーすごい重み！御意！同感！まさしくその通り・・

なんと！　聞いていて涙が出るほど感心した！　自己中の若造だらけの時代に、こんな青年が居るなんて信じられなかった、どこぞのフリーター達に爪の垢でも飲ませたいくらい、流行の口先男でなく、日々実践の上でのほざきだから、、すごい説得力がある・・

ほんとにびっくりした、性格も素直で明るく、こんなときなのに、６２歳の半爺の自分にまで気を使ってくれるとは、ここまでも仕事上で何かと気配りを見た、やっぱり年寄りの扱いには慣れているらしい、これは驚き！息子たちに見せたいくらい・・

決して流行のいけめんでもカッコ良さ！でもないが、内面たるやそんじょそこらの若者にない光り輝くものを持っている、ほんに今時まれに見る好青年なのです！
きっと祖父母にしっかりと可愛がられて躾けられたのではないかと思うけれど、よくも身に付いたものとほとほと感心した、

ちょうど我が末っ子の弟分あたりの年頃なので、身内の様に可愛くて、早くいい嫁さんにめぐり合えればと願ってやまない、いや心当たりがあれば探してやりたい気分にも、とにかく昨今では少数派の好青年だ・・

という訳で、久しぶりにさわやかで好感度な若者に出会って、実にいい気分であった、、もうしばらく彼との二人三脚仕事が続く・・

そうそう、その彼が一昨日、２台のカメラを持ってきた、自分がカメラ好きなのは知っている、、これやるよ！使ってやって、お婆ちゃんにもＯＫ取ったから、と、聞けば亡くなったおじいちゃんの形見だと言う、、

おいおい、お爺ちゃんの大事な形見をそんなにあっさり手放しちゃダメだよ、大事にしておかなくっちゃと、でも点検整備のために預かることにした、この話は本家のＢＢＳへ書いた、、　で、後日談はまた・・