今日もCBTS105の訪問に行ってきました。
むか~し、私も彼女も十代の頃、一緒に発表会で踊ったことのある先生のところに。
同じ世代なので、同じようなレッスンを受けてきたので何が苦労なのかよくわかります。
その苦労のひとつにバレエ用語があります。
バレエ用語はもともとフランス語ですが、それからいろいろな国でそれぞれのメソッドのマスターたちが使ったものが、それぞれの国に伝承されてきました。
つまり簡単に言えばバラバラなのです。
どこに行っても共通で同じなのはバレエ用語全体の何割でしょうか?
その上日本では、あちこちからバイキングのように知識を輸入したので、もっと分かりにくくなってしまいました。
「レティーレのことはパッセって呼んでたよね~」「ポーゼ・ターンはピケだよね~」「でもそれって日本人だけじゃないよねぇ」「うん、日本人というよりロシアの先生がそう呼んでいたよね~」などど昔話をしていました。
バレエの理論や用語を教師コースで勉強しますが、全くどうして統一しといてくれなかったのだろう・・・と思いました。
手のポジションの名前も、アラベスクの番号も、全部メソッドが違えば違う呼び方をします。
私のようにある時はRAD,またある時はチケッティなんて複数のメソッドを使うと自分も生徒も ぐっちゃ(! )になります。
だから間違っていると簡単に決めつけられません。
一般的には、いろいろな言い方があるときは、正誤ではなく、どれがいちばん相手に通じるか、自分はどれを使って教えることを選択するのか・・・生徒が後々振りの成り立ちを理解するためには?または自分の教えた生徒がどこかへ武者修行にでた折に恥をかかないためには?・・・を考える方が望ましいと思います。
OOメソッド教師試験ではなかなかそうはいきませんが・・・
柔軟な思考は上になればなるほど必要です。
まっ、普通は上になればなるほど選択肢が減り、思考が固くなるようですが・・・