KafuyuBallet

Kafuyuのバレエ日記

バレエで使う脳の話しです。

2016-03-31 00:42:33 | 日記
先日のレッスンの始まる前に、T君が「先生、自分のIQ知ってる?」と突然聞いてきました。

「小学生、中学生の頃に学校で知能テスト受けた覚えはあるけど、自分のIQは知らないわ…」と、私。

「この前友達とIQの話になって、IQの数値が20以上離れていると話しが通じにくいらしいですよ~。調べてみたら、僕とその友達はほとんど同じ位で、だから仲が良いのダネ・・・と納得した」と、T君。

「IQって、大人になっても調べられるの?」と、私。

「スマホのアプリもあるし、サイトもあるから簡単に調べられますよ」と、T君。

その晩にそ~っと、IQテストのサイトを調べてみました。

私は、ミステリー番組なんかを皆で観ていたら、他の人は最後まで観なくても犯人が分かっていて、つまらないからチャンネルを変えようとするくらいになっても、私はまだ誰が犯人か見当がつきません。
学校の成績も中くらいをずっと。バレエに熱中していた高校時代はかなり低空飛行しておりました。

でも、なんとなく気になったから、IQの無料テスト(簡易テストみたいでしたが…)を見つけて、5分間で分かるらしいので、やってみました。結果は…?140でした。

んなわけないよね~と、もう一つ別のサイトで、またIQテストしてみました。
結果は…? 148?え・・・?

ひょっとしたら私、自分が思っているよりも賢いのかもしれない…。

素直に「嬉しい」と独りで喜んでしまいました。

そういえば、バレエ教師たち仲間では、よく、バレエをやってる子、特に上手な子はほとんど皆賢いよね~と話します。
BoysクラスのY君のママが、塾の先生もバレエやってる子は違うよね…と言ってらしたとか…。

実際、バレエの訓練は、頭脳の発達を促すように思います。

手足の動きは右側と左側、体の前側と後ろ側、それぞれをほとんど均等に訓練するので、右脳・左脳の連携無しにはできない振りが沢山あります。

身体を動かすスピードも、頭から一番遠い (手先までの倍の時間がかかる) 足先を、8分音符か16分音符の速さで伸ばします。

通常レッスンの振りはいつも初見の状態で、一度先生にやって見せてもらったら、二度目には覚えて振りが出来なくてはなりません。90分のレッスンの間中は、ずーっと集中力と記憶回路がいつもONの状態です。

また、音楽と記憶回路と運動神経を同時にシンクロさせて踊るわけですから、脳のキャパが 、まるで動画処理の早いパソコンみたいに必要となります。

スタジオ内の自分の位置、体の向いている方向、移動の方向、他人との距離を感知しながら、動きながらも整列する…などといったナビ搭載のような頭脳も要ります。

運動しながら、頭も使うので、体力が必要です。
持続力と瞬発力の両方がないとできません。酸素が足りないと脳の作業が遅くなり、振りを間違えてしまいますから、心臓は身体中にずっとレッスンの間中、酸素を潤沢に送り続けなくてはなりません。
バッテリー機能が良い機械のように…。

最後に、演劇的な作業、つまり表情を豊かに踊らなくてはならず、情緒や感情といった部分の脳も使います。

こうして分析してみると、結構な作業ですね。
賢くなってもおかしくはないですよね~?

チャンチャン!

写真↑は、新国立劇場バレエ研修所のノーテーション(舞踊譜)の試験。研修生にそれぞれ別のサインを読ませて、その舞台上の位置と方向を天使の置物で解答させたもの。

芦屋駅前の千鳥屋さんで…

2016-03-11 22:02:17 | 日記
仕事の都合上、よくJR芦屋駅南ロータリーの前の千鳥屋を利用します。
ロングセラーの千鳥饅頭や三笠などはお遣い物によくしますし、季節の和菓子をよく買います。

その和菓子屋さんの奥に喫茶スペースがあり、普通にコーヒーや紅茶もあるし、お抹茶やお善哉やあんみつ、磯辺焼き、そして関西人のソウルフード?おうどんや茶蕎麦に炊き込み御飯のセット等など、私の食生活にぴったりなメニューが並んでいます。

店長さん始めスタッフの方々は、皆んな笑顔で朗らかで、いい感じのスペースです。

先週、新しい期間限定メニューが出来て、試食?しました😋

桜の花の塩漬けが可愛くのっかったロールケーキと飲み物のセットです。
ロールケーキは和風の餡が入ったもので、あっさりしてて、甘すぎず美味しかったです。

あ~しあわせ💖💖💖💖💖😊


幼稚園レッスン最後の日

2016-03-10 20:08:14 | 日記
今日は幼稚園バレエ課外授業の今学年最後のレッスンでした。
私は今年度で幼稚園課外授業の担当から外れ、来年度からはその時間帯には大学で講義することになっていますので、本当に最後のレッスンでした。

園児たちは、お別れ会や卒園式の準備で、すこしテンションが高かったので、粛々というわけにはいかなかったですが、いつもの通り楽しく動き回ってレッスンが終わりました。
年長さんと年中さんは、「走って来て、arabesqueしてとまる~」も段々と形になってきたし、ちょっと難しい振りもこなせるようになりました。
また、年少さんはよく跳べるようになりました。

レッスンの最後にひとりずつ、お稽古を頑張ったご褒美に折り紙と切り紙で作った手作りメダルを渡しました。
年長さんには金の、年中さんと年少さんには銀の、トウシューズの柄のメダルを首からかけて、サンキューしました。
ピアニストのジェシー先生は、音楽でそのセレモニーを盛り上げてくれました。

なんか、ちょっと寂しくなりました。
抱っこをせがんできたり、一例に並ぶのが苦手だったり、授業中に遊びだしたり…バレエを教える作業としてはいろいろと大変だったけど、それとは関係なく、皆んな個性溢れる、可愛い子たちでした。
どの子の笑顔も真剣な顔もステキでした。
子どもたち、ありがとう


これは↓ピンク色の折り紙で作った試作品

日本アーツビジネス学会

2016-03-01 23:28:18 | 日記
日本アーツビジネス学会が昨年秋に発足しました。

理事長には発起人でもある芦屋大学特任教授のK先生、会長には芦屋大学ダンスコース客員教授のY先生が就任されました。

そして、第一回設立全国大会が相模湖で行われ、私はその際にバレエ教師教育について口頭発表させて頂きました。

その後関西部会を設け、近畿地方でも研究会を開催することとなり、世話人を仰せつかりました。

先日、第一回関西部会研究会が、芦屋大学バレエ教師課程ディプロマ修了生の懇親会とコラボ開催しました。会場は、神戸駅近くのホテルクラウンパレスでした。

開会の挨拶の後、口頭発表と質疑応答があり、会員の自己紹介、閉会の挨拶…というプログラムで、私が司会を担当しました。

口頭発表されたのは、ダンス関係の教師の方やダンサーとしてもまだ現役の方で、「学会で口頭発表」なんて場は初めての経験でらしたようです。
かく言う私も、つい数ヶ月前の設立大会では、全くの初めての口頭発表にカナリ緊張したものです。

今回の関西部会研究会の始まる前に、緊張した面持ちで発表原稿を見直している発表者の方々に、「私もそうだった…」と声をかけずにはいられませんでした。

実際はスムーズに発表されたので、問題なく、時間通り研究会は盛会のうちに終了しました。

また、その場で、新しく二名の方がJSBA学会にご賛同いただき、会員の申し込みをされ、とても嬉しかったです。

発表内容は、とても興味深く、特に近年学校教育に取り入れられたヒップホップなどのダンスを教える指導者の問題点と指導者教育についての発表は、今現在どのようなことが現場で起きているかがよく分かりました。(芦屋大学のダンスコースは、教員免許とダンスが同時に勉強出来るので、いいカナと思いました…)

また、別の発表では、M大学に於いてミュージカルを通して、専門の異なる学生達が一つになって共同作業(制作?)する様子が紹介され、とても印象に残りました。たまたま、芦屋大学バレエ教師課程ディプロマ修了生の中にM大学出身の者がいて、その授業をそれを発表された先生から受けていたようで、久しぶりの再会にびっくりしていました。

アーチスト、特にダンサーやシンガーは自分の表現手段として肉体を選び精進しますから、学会で論文だの、研究発表だの、口頭発表だの…ってもともと得意でなくて当たり前です。
でも、いざとなると舞台で鍛えた度胸が成功に導いてくれるようです。(笑)

バレエやダンスの訓練って、結構いろんなところで役に立つのだなぁと痛感しました。