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KafuyuBallet

Kafuyuのバレエ日記

冗談

2014-02-20 03:01:28 | KafuyuMethod
私はバレエを教えているとき、関西人だからでしょうか、すぐに冗談を言いたくなります。
もし、授業中に冗談や突っ込みやボケを言ったら、パワハラやセクハラみたいに「わら(笑)ハラ」になるからいけないなんてことになったら、廃業してしまいます。
私のレッスンを長年受けた生徒なら、そらあかんわ…と言うでしょう。

私の生徒しか分からない川柳を幾つか…。
グランプリエ、腰低し過ぎて、しこを踏む。
両方の、お膝仲良く、叱られた。
6/8通分したら3/4(誰や、2拍子を3拍子にしたんは!)
デミプリエ、うっかりトイレに行っちゃった。

わかるかな~わかんないだろうねぇ。ちゃんちゃん

膝が痛い…クスン

2013-06-05 23:58:42 | KafuyuMethod
若い頃から時々左膝が痛くなることがあります。
ちゃんと気をつけてメンテナンスをすれば大抵は良くなります。
が、、、今回は痛いというよりは、変です。
曲がる方向が安定せず、プリエすると、どこにいくかわかりませんし、キチンと伸ばしきると痛いので、膝にロックがかからず、支え足になるときは捻れが生じます。
なんともはや、跳んだり、立ったり、回ったりが上手くできません。

先週カイロプラクティックに行ったら、背骨や骨盤の歪みはほとんどなくて、膝を捻じって使っているのが理由の一つらしいです。

マシになったので、仕事で動かしてたら、調子がまた悪くなりました。
実際、よく感じてみると、膝周りの筋肉だけでなく、脚全体の筋肉が不均衡になっていて、変?なのです。

母の介護で足腰は使うのですが、バレエの使い方とは違います。
年齢と稽古不足で、バレエで使う筋肉が弱っているところに、母の足腰のフラフラ加減や都合に合わせて無理をしたから、膝にきてしまった様です。

膝の問題はけっこう奥が深いので、生徒にバレエを教える際にも難しく思うことがあります。
膝に問題がある場合は、身体全体のバランスをみながら原因を探らないとなかなか解決方法がみつかりません…

とにかく、よい睡眠をとることに…おまじないして早寝します。
私の膝さん、いつも重労働有難う。早くなおれ~ ちちんぷいぷい☆

アライメント

2011-12-20 01:36:06 | KafuyuMethod

今日、いつも通っているカイロに行ったら、N先生が、「足が痛くて触れないぐらいひどい症状で松葉杖で来た患者さんがいて、どうしようかと思ったけれど、ある一か所を正しい位置に戻したら、ほかのすべての症状が消えて奇蹟みたいに直って松葉杖なしに元気そうに帰って行ったよ・・・」とアライメントの大事さを教えて下さいました。
アライメント(alignment)という単語をバレエや解剖学で使います。
日本語にすると一列に並ぶ・整列する・・・などになりますが、あまりうまく概念が伝わらない感じです。
バレエのための解剖学を勉強したことのある人は知っておられるでしょうが、実は各関節や背骨のアライメントが正しくない状態で踊ることは、整備不良の車で高速走行するようなものなのです。
ねじられた筋肉や関節からは本来のパワーが出ず、いいパフォーマンスができないばかりか、最悪の場合、事故(怪我)につながります。
本人に爽快感もありませんし、筋肉が疲労しやすく回復も早くないので、疲れた・・と感じます。

日本全国のバレエ教室でよく見かける、股関節から得られていない、正しくないTurn-outは、アライメントを無視することから始まります。・・・というより、ほとんどの場合、正しいアライメントの概念が無い・・と言った方が正確かもしれません。
バレエのポジションを取るときに、足先だけを外に向けることは、下肢全体にねじりを生み、筋肉は本来の力を発揮できず、また、下肢をねじったことによる各関節や背骨への影響を受けて上半身に不自然な緊張が現れ、背骨の理想的なカーブや重心のコントロールを失い、体全体の調和が損なわれます。
その状態では音楽のタイミングにシンクロナイズ(同調)できず、首にテンションがかかるため呼吸も浅く、表現力にさえも制限がでてきますし、怪我に対してハイリスクです。
これは、まるで一つ嘘をついたら、つじつまを合わせるために嘘にウソを重ねる羽目になるのと似ています。それは大変な労力を使い、ストレスを抱え込むが、その苦労に見合う幸せ感はない・・そういう状態に似たものです。
反対に正しいTurn-outを得た場合は各部位のアライメントは崩れることなく、重心のコントロールは容易で、上半身は優雅に、体全体を使ったコーディネーションが可能となります。
調和があるとそのパフォーマンスはシンプルで美しく、観客の印象もポジティブになりますし、本人も踊っていて楽しいのです。怪我のリスクも減ります。
自然界にあるものは調和して生きています。宇宙の法則を体現しているのです。
そして調和のある優雅さを感じさせるものを「美しい」と人間は感じるのです。
バレエも自然界のような美しさを体現できるようになれば、もっと素晴らしいのに・・・ぶつぶつ・・・・

9月といえば・・・(佳冬の留学日記その1)

2010-09-06 16:40:20 | KafuyuMethod
9月といえばいろいろ思い出があります。
まず34年前、 高校3年だった私は、学校が9月で記念祭で盛り上がっているうちに・・・と単身ロンドンに飛び、ロイヤルバレエ学校(RBS)の願書を取りに行きました。
そのころ私はなんとなく大学に進学するよりは真剣にバレエを勉強したい!思っていました。
ただ見込みがあるかないか、専門教育が受けられるかどうか・・など分からないことだらけでした。
今では考えられないですが、情報と言うものが全く日本で入手できない時代でしたから、「とにかく行ってみるしかない、もしもオーディションが受けられたら、バレエは言葉で表現するものではないから踊ってみせれば分かるはずだ・・・ちゃんとしたバレエ学校に入れるならバレエを続けてよいけど、そうでないのなら見込みがないとあきらめてさっさと大学進学の用意をするように・・」と両親が言い、出してくれました。
往復の航空券(南周りでロンドンまで32時間かかりました)と、セレブしか泊まらない高級ホテルの予約が3日分のみで、夏服のままロンドンに飛びました。
若い、というのはいいもので、怖い!不安などとはちっとも思わず、冒険を楽しみました。
ヒースロー空港に着いたら、まず、入国審査でいぶかしがられ(当たり前だけど・・)、普通なら6ヶ月もらえる観光ビザが1ヶ月のみ、父の勤めていた会社の現地社員が迎えに来てくれていたけれど、そのころはFAXが無い時代で、日本の本社から英国支社へ慌ててテレックスで送ったらしく、シンタニではなくシンドウとなっていて、現地社員の方も必死で探してくださっていたようです。やっとこさホテルに到着したのを覚えています。
A to Zと言う地図と住所を片手に、バレエ学校3校とオープンクラスが受けられるスタジオを探し出し、願書を拙い英語で貰いに行きました。
ロイヤルバレエ学校は英国人の受ける普通のオーディションが10月末にあるからいらっしゃい、リストに貴女の名前をのせておくわ・・と言ってくれて嬉しかった反面、高校の授業をどうしよう・・・・!とちょっとだけ思いました。
結局、2校のオーディションを受けることにして、観光ビザをホームオフィス(移民局)で延長し、学生用のホステルに引越し、寒いので冬服を送ってもらい、オーディションまでDance Centreなるところで毎日バレエのレッスン三昧。楽しかった~!本当に!
RBSのオーディションが終わり、私が一人だけ審査の先生方に呼ばれ、Miss MayがWould you like to come from January?と私に聞くので、何も考えずにYES!と答えました。二次オーディションのことだと思ったので。でも実は合格で、1月から入学しなさいよ・・という意味だったことが後で判明。日本の両親のもとにRBSから正式な合格通知が来て初めてはっきりとしました。
そして、それから高校には戻らず、休学届けを出して、そのまま入学しました。
そこから私のユニークな人生が始まりました。。。。でもそのころ1ポンドは600円くらい、タクシー初乗り100円台のころの英国行きの往復航空券は格安でも30万していました。HISはまだヒデインターナショナルといって事業を始めたばかりのころ、ABBAのDancing QueenがOxford Streetで最新ヒット曲・・・こんな大変な時期に、授業料の高い英国のバレエ学校によく両親が出してくれたものだな~といまになって感謝しています。

アナトミートレイン

2010-06-23 15:20:40 | KafuyuMethod
今日、アマゾンで注文していたアナトミートレインという本が届きました。(解剖学の本です。)
私のカイロプラクティックのN先生が教えてくださった、ご推薦の本です。
まだ読んでないのですが、ぱらぱらとみたところとても面白いです。
いままで、自分なりに「こうかな~」と思っていたことの答えがみつかりそうです。
バレエを踊るとき、何も考えずにむやみにはいるところどこにでも力を入れるのではなく、賢くエコに身体を制御すれば、動きに優雅さと自由さと開放を生むことができます。
表現力と音楽に対する感性もパワーアップします。
私のKafuyu Methodではこのような概念はとても重要です。