壁のポートレート

道端の壁が気になって写真を撮り続けています。
でもオーロラやら植物・風景などが最近多いですね。

プラド美術館展

2018年09月17日 | 美術館

 神戸で開催中のプラド美術館展に行ってきました。この夏から秋にかけて行ってみたい展覧会は3つあって、その一つの大阪のプーシキン美術館展は先月行ってきたので、今回は神戸です。車で行ったのですが、美術館の駐車場は満車で入れませんでした。すぐ脇の別の駐車場には駐めることができたのですが、やばい、混んでるかも。

 チケットを買って入場すると、意外と空いています。もちろんガラガラというわけではありませんが、無理をしないでも前の方に行ってじっくりと詳細を観察することができますし、連休中ということを考えるととてもラッキーでした。さて、お目当てはもちろんベラスケス。今回の目玉「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」はよかったのですが、イメージではもう少し鮮やかだったので、もう一つかな。そのかわり、と言ってはなんですが、「メニッポス」や「バリューカスの少年」等の肖像画はさすがですね。ベラスケスに限らずスペインの画家が描く肖像画は、その人物の内面まで描かれているように感じることが多いように思います。

 ベラスケス以外で気に入った絵は「小鳥のいる聖家族」。作者はと見るとムリーリョでした。さすが。あと、ワタシ的にはスペイン宗教画と言えば期待してしまう、女性らしい天使、も数枚に登場します。ジョゼペ・デ・リベーラによる「聖ペテロの解放」の天使は知的な美人だし、アロンソ・カーノ「天使に支えられる死せるキリスト」の天使は母性を感じます。天使やキリストさえ人間的に描いてしまうスペイン絵画はすごい。

 さて、行ってみたい美術展の残るは、京都で開催中の東山魁夷展です。これは絶対、混む。京都の人たちの日本画好きは半端ないから…。仕事をさぼって平日に行くことを考えないと。

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