さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

五色台 前山~鎌刃越~休暇村~土岳トレッキング

2011年01月26日 | トレッキング 五色台
 今日の休日は五色台北部の「峠の地蔵巡り」と以前から気になっていた、鎌刃越から休暇村方面への道を確認に行くことにした。


王越回りで馬返しを越え、相模坊バス停近くに駐車する 9:58 
 みかん畑の中を通る農道の車道を上がっていく。この斜面は五色台の西端にあるので瀬戸大橋方面や城山、飯野山方面がよく見える。


左のピークの下をまずはめざす


20分ぐらいで標高200mの尾根に出る イノシシの罠の檻が2つある

 ここから、前山に向かってなだらかに上がるコンクリ道を行く。この道を歩くのは1年ぶりで、3、4回目ぐらいになるだろうか。前山の手前には、2か所のパラグライダー場がある。とりあえず、そこを目指していく。

まず1つ目の「峠の地蔵」が現れる 王越町に通じる道の峠にある


すぐに2つめの地蔵 赤茶色の石で囲われている 同じく王越町に通じる

 2つ目の地蔵を初めて見た時は、赤茶色の石に囲われていたので、少し異質な感じがしたのを覚えている。笹に覆われていたようだが、誰かの手によって刈られている。地元の方はこの辺りを赤坂と呼ぶらしい。長く人々の安全を見守っていた地蔵に手を合わせ、先へ進む。


地蔵から5分で、西向きのパラグライダー場に 展望がよい 

すぐに2つ目のパラグライダー場に荷物を運ぶモノレールが現れる


大槌島、小槌島、王越山、大崎山が見える


乃生岬から立ち上がってくる山々が見える

 2つ目のパラグライダー場からの展望を楽しんだ後(10:36)、前山のピークに向かう林に入る。この先は初めて歩くことになる。しばらくウバメガシ林が続く。


この辺りの尾根の周辺はウバメガシ林が優先するようだ

 10分で336.9mのピークに来る。特に三角点や標示はないが、赤いテープが目印でつけられている。この山、別の地図では平峰山ともかかれている。このピークから先は、前に歩いたことがある。踏み跡のはっきりした道を5分歩いて、鎌刃越に出る。標高260m。


大屋冨の厳島神社から上る農道に出る


鎌刃越の「峠の地蔵」新しい花が供えられている
 この峠は、王越町木沢と坂出市大屋冨をつないでいた道にある。道標には、「右 王越」、「左 松山」とある。


地蔵の隣にある道標 「西行のみち」の関係で整備されたようだ

 この標識、右「壇の峯280m」左「笹原の峯1450m」とある。「壇の峯」は前山のピークのことだと思われる。左の「笹原の峯」が気になって、2年前に行ってみようとしたとことがあるが途中で断念した。夏頃だったため、木の茂りで回りが見えずあきらめたのだ。今日の目的は、この先へ進み休暇村に出ることである。ネザサが茂った道に入っていく(10:53)。途中、道がはっきり分かる部分、分かりにくい部分、いろいろあったが、322mピークを越える辺りから赤テープ(少し古い)が付けられており、難なく休暇村の前に出てきた(11:20)。標高は370mぐらい。

 休暇村前広場からの入り口付近の木に赤テープがあった 

 今更だが、改めて考えると「笹原の峯」というのは、休暇村の東に広がる笹原の辺りのことを指すのだろう。さて、下りるルートだが、引き返さずに、来峯神社から土岳へ縦走し、松山地区へ下りることにした。休暇村の北西を巻く遊歩道を歩き、久しぶりに来峯神社に寄る。
 

来峯神社 この色なので目立つ

 来峯神社から少し引き返し、西へ入っていく。この道、前よりも歩きやすいというか、踏み跡がはっきりしている。松山地区を見下ろしながら歩くいていくと、みかん畑に出る。ここは、前に来たときよりも荒れている。みかんも枯れた木が目立つ。みかんの作業小屋を越えると、またわかりやすい登山道が続く。


途中にある岩場から見た松山地区

土岳へ延びる農道が見える
 岩場にさしかかる頃から道は分かりにくくなる。尾根沿いに安山岩の岩海のような箇所が出てくると、古墳が近いはずだ。以前、下から上ってきたときに見つけたものだ。


積石塚の古墳 石室は2つある 

 最後は、イバラの藪こぎになるがすぐに農道に出る。土岳はすぐで、12:02に着く。


土岳から振り返ると今日後半に歩いたルートが見える

ズームする 赤矢印が鎌刃越の辺り

 この後は、みかん畑の農道を松山地区の六林池横へ下り(12:25)、車道をひたすら歩いて、12:56車に戻った。ちょうど3時間のトレッキングだった。今日は、途中雪花も散っていて、風も強く寒かった。


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1 コメント

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積み石塚古墳 (さぬき)
2011-02-01 18:21:32
県立図書館に行く機会があり、綾・松山史を調べてみると分かりました。この古墳は、「スベリ山1号墳」という名で、方墳だとうことです。この古墳の上に続いて、2号墳・3号墳があります。また、この古墳がある尾根から下りきった所に、経ノ田尾峠があるのですが、この峠から上に長さ30mの前方後円墳があるということも分かりました。
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