さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

来栖~長尾谷~大窪寺~女体山~来栖 周回トレッキング

2012年08月01日 | トレッキング 女体山系
 今日は、午後から先日の休日出勤の振り替えをとった。昼ご飯を食べて、久しぶりの前山方面へ車を走らせる。三木町では、稲の穂が垂れ始め、前山では稲の穂に花が咲き始めている。前山ダムに近づくと、暑い中、歩き遍路の方がダムに向けて進んでいるのが目に入る。この時期大変なお遍路だ。


14:08 来栖神社前からアスファルト道を歩き出す 標高約200m

 今日は、この林道を歩き、譲波、舟石、長尾谷を通り女体山の東に上がるコースをとる。

 
すぐにカワラナデシコのピンクの花が目に入る

 今日は3ヶ所で花を見たが、株数は多くない。ちょうど花時のようだ。


キツリフネ まだ咲いていた


アキノタムラソウはあちこちで咲いている


14:19 来栖渓谷 きれいな水が流れている

 14:23 やまおやじの分岐を通過する。ここで遍路道と分かれ、舟石、長尾谷方面へ進む。


やまおやじから甘い香り 裏に回ると樹液が・・・


ダイコンソウの実 花もまだまだ咲いている

 舟石のイワタバコの花はどうだろう?気になり立ち止まるがまだのようだ。


イワタバコの葉 去年の花の記録はいつだっただろう


キンミズヒキの花は咲き始め


メヤブマオの花も目に映る 光が差し美しい


14:34 去年オオムラサキを見たクヌギ

 今日このコースを選んだのは、このクヌギが目的の一つだが、オオムラサキはいなかった。しかし大型のスミナガシが1頭いた。左の方に少し写っているが、回り込んで撮そうとすると飛び立ってしまった。スミナガシに出会うのは10年ぶりぐらいだった。

 
 気を取り直して、標高をどんどん上げていく。


別に撮そうとしたわけでないのだがこんな写真が・・・

 トレッキングシューズがきれいに写っている。ハイカットは、右足の踝の上に当たり痛むので、今日は5月に買ってあまり使っていないこのシューズにした。

 歩いてみて、このシューズは、濡れた石やアスファルトで滑りやすいようだ。


ノリウツギはまだ咲き始めのようだ まだまだ蕾が多い


ヤマハギも咲き始め 風が強くてなかなか近くで撮れない


ヒヨドリバナもあちこちで咲いていた

 最後の上りを汗を拭いながら歩き、



15:21 女体山・大窪寺方面分岐を過ぎる 標高約700m

 今日は、このまま林道を通って大窪寺まで下り、遍路道を女体山に上り返すことにした。大窪寺まで2.9kmの表示、約30分といったところだろう。


15:22 イヌザンショウの花


15:36 キブシの実

 クマゼミやヒグラシの鳴き声を聞きながら、アスファルト道をどんどん下る。去年、この下りで転石に乗り上げ転倒したことを思い出す。


15:44 東女体山とその近くの鉄塔が見える

 
クズの花が咲き始めている
 
 今日は、これで秋の七草が、カワラナデシコ、ヒヨドリバナ(フジバカマ)、ハギ、クズと4種・・・ススキはまだまだ。キキョウ、オミナエシはこの方面では無理だろう。


15:52 旧遍路道まで下った 目印のケヤキ並木

 3丁目の丁石を見て、大窪寺へ急ぐ。天気が悪くなってきた。


15:56 大窪寺に着いて参拝する

 この時間なのでバスの団体さんはいないが、避暑を兼ねてか家族連れが目立つ。ここは標高450m近い山の上だ。

 
奥の院まで8丁の道標?をみて登山口へ向かう

 ここから女体山山頂まで約300mの上り返し、30分下り続けた足には上りが堪える。


16:02 木の階段がある急登を少しずつ上る


16:09 今日は途中の展望所に立ち寄る


展望所から見上げた矢筈山

 この急登、夏場は本当にきついが、台風の影響か今日は風が強く涼しいくらいだ。


16:16 奥の院に寄る 登山道に箒の跡がきれいに付いていた


なんとここにトノサマガエルの幼体が2匹


まさかこの水たまりで育ったのか?

 この水たまり、湧き水がたまっているものなのだが、去年はここでアカハライモリを見ている。トノサマガエルは、普通水田で産卵し、水田やその近くで生活するものなのに、なぜここに?大窪寺周辺の水田から、標高で150m以上上がっている。

 奥の院から引き返し、


16:26 同じような急登をゆっくり上がる

 雨が落ち始めるが気にせずどんどん上がるが、どうもその雨が強くなってきた。


16:35 女体山山頂下の林道にいったん下りて

 林道を渡って女体山山頂に向かっていると、


雨が降り始めて5分も経たないのに、ヒキガエルが登山道に出ていた

 さらに雨が強くなり、とりあえず山頂東屋へ急ぐ。


16:38 山頂東屋に着く 少し雨宿り

 携帯で雨雲を見ると、この女体山の周辺に雨雲がかかっているようだ。雨具をつけるか迷ったが、既に汗と雨でびっしょりなのでやめた。

 雨で濡れた岩場を気をつけながら下る。


またヒキガエルが 岩場の穴が巣になってるのだろう

 雨が強く、薄暗くなった登山道を下り、第2登山口に一旦出て、少しの車道歩きの後、次の登山道に入る。この登山道の下りも滑りやすく気を遣う。

 ここでまたヒキガエルが登山道に、それもかなり大型の個体。雨が強く写真は無理だったが、去年秋の台風の大雨の後、ここで大型のヒキガエルに出会っているが、ひょっとしたらそれと同じものかと思う。

 第一登山口に出て、太郎兵衛へ。太郎兵衛館の少し手前で、材木の切り出し作業が行われているようだ。仮設の道も造られていた。ここのところ、尾根を通って女体山へ上がるのが多かったので、ここを通るのは久しぶりだった。

 太郎兵衛横の遍路道に入るとまたヒキガエル。今度は少し小型。

 峠まで上り切ったのが、17:02。まだまだが雨強い。峠からの下りを気をつけながら下り、いつもの潰れかけの山小屋まで下ると、オオキツネノカミソリが咲き始めていた。雨が強く写真は無理だった。

 草が茂った遍路道を下っていると、大きなトノサマガエルが飛び出し驚かされる。棚田の稲も順調に育っているようだ。この後は、雨が降る林道をどんどん歩く。路上には、あちこちにサワガニやアカガエルの小さいのが見える。

 17:30 やまおやじの分岐を通過し、17:43 雨が小降りになった来栖神社に戻った。この来栖神社の手前でも大きなヒキガエルに出会った。

 3時間37分、約19000歩のトレッキングだった。先日に続き雨に降られたトレッキングだったが、そのおかげでヒキガエルにたくさん出会うことができた。このヒキガエルたち、どこで産卵しているのだろう。ヒキガエルの成体の移動距離は数㎞にもなるらしいのだが・・・

 帰り道、車を走らせ前山ダムまで来ると、天気が回復して日が差し、明るくなってきた。









 


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