ビワを採るにもヤマモモを採るにも、木には登らなければ収穫出来ない。放任農園のビワの木は、てっぺんまでは七・八メートル以上あるので落ちれば当然・・・ビワの木より怖いのはヤマモモの木である。枯れ枝の多いことと、兎も角、ポッキリと折れやすい。実も先端に付くので、細い枝に身を・・・と非常に危険である。師は万が一の事故を起した。伊豆ボケ老人は百に一の確立なので、最悪を考慮し常に安全帯は付けて登るが、それでも冒険はつきもの。
猿の情報をこの町の住民ではなく、隣の伊東市の住民から得た。例年にない行動パターンで、通年のビワ移動は五月の半ばに一度だけでの訪問となり、この数年、冬季に滞在する稲取地区の黒根付近にたむろしていることが判明した。我が地区にとっては有り難いことだが、この地区の住民にとっては・・・苦痛の種と思われる。イタチゴッコではなく、当局が凛とした姿勢で対処すれば・・・、やる気のない集団では、・・・無理・・・か。
鬼も十八番茶も出花・・・か、どんなものでも華やぐ時期がある。この密集して一面に広がって咲くマンネン草もこの季節は一段と華やぐ。伊豆ボケ老人などはと、ついつい内容も無いのに華やぎたくなるのだが・・・内容の無いの者はやはり・・・誰の歌だったか・・・ふと見ればナズナ花咲く垣根かな・・・何時か・・・を夢見て