千葉県香取市のマンホールです。

マメ知識(

はマンホールデザインに利用されています)
【市の花】アヤメ (ハナショウブ、カキツバタ)

【市の木】サクラ
【市の鳥】ヨシキリ (オオヨシキリ、コヨシキリ)
上のマンホールは、千葉県香取市のマンホールで、下のマンホールが、旧:千葉県佐原市のマンホールという事になるんですが、デザインは全く同じ…これは、香取市になる変遷によるところなんですかね。
1951年 佐原町・香取町・東大戸村・香西村が合併し佐原市発足。
1955年 瑞穂村・新島村・津宮村・大倉村が佐原市編入。
2006年 佐原市・小見川町、山田町、栗源町が合併し香取市が発足
デザインマンホールの図柄は、市の花“アヤメ”と、水郷と魚でしょうか…。
ちなみに、旧:佐原市時代に制定されていたのが、市の花“アヤメ”

と、市の木“ポプラ”なので、どちらをとっても、市の花はデザインに入っている事になります。
6月には、「あやめ祭り」が開催されるようで、江戸・肥後・伊勢系など400品種150万本のハナショウブが咲き乱れるそうです。
水郷は、小江戸と呼ばれる街並みがならび、日本で初めて実測による全国地図を作った伊能忠敬の旧宅や記念館がある小野川でしょうか…。
魚は、「小野川 佐原 釣り」 のワードで検索すると、佐原のふな釣り大会がヒットしました。ふな釣りのメッカである横利根川(横利根閘門から横利根大橋)・長島川(八筋川排水機場からなかず橋)を舞台に、県内だけでなく県外からも釣り好きの太公望たちが数多く参加するとあります。
千葉県と、茨城県の県境は、利根川の北側と南側で全部区切られているわけでなく、一部利根川の北側に蛇行している部分も含まれ、そのあたりでふな釣り大会が行われるとすると、先ほど、小野川限定で話をしたマンホールは、佐原や香取一帯の水郷と表現したほうが正しいのかもしれませんね。
なので、市の花“アヤメ”と、水郷、それにフナと、小舟とフナ釣りの姿のマンホールという事でしょうか…
[小江戸 佐原]
地図上で見ると、茨城県と千葉県の県境を流れる利根川の、千葉県側の流域の町が佐原になります。古くから水郷の町として栄え、市街地の小野川沿いには小江戸とも呼ばれる当時の町並みが残っているとの事です。

家康が関東に移ったころの江戸ですが、江戸湾には荒川、利根川、渡良瀬川、鬼怒川といった大河川が流れ込んでいて、農地確保にも苦労した大湿地帯だったようです。
利根川がもともと、江戸湾(現在の東京湾)に流れてこんでいたなんて、不思議な感覚ですが、この利根川を大治水事業で、現在の河口の場所(茨城県)に移したという事になります。
利根川の流れを変え、関東全体の治水事業を押し進めながらその他の河川を海運などに活用し、交通の便のいい町を作ったという事になります。
佐原は、江戸時代の利根川東遷事業によって利根川と小野川をつながると、東北地方などから物資が利根川を経由し江戸へ至るルートが確立され、佐原はその舟運の拠点となって栄えたとあります。

撮影場所(※おおよその場所の場合があります・・・予めご了承ください。)
上のマンホール撮影場所
下のマンホール撮影場所
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