jykell7引越し先

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第2部~憎悪~第2話

2005-11-23 00:05:39 | ノンジャンル
・ ・・依頼の内容はこうだ。

●何度も同じ相手に殺されて困っている
●武器、防具はそのままだが、お金と宝石類を略奪される
●いっしょにはじめた友達も怖がって半ば、引退状態・・
●問いただしても相手は一言も喋らない
●犬を連れていると先に犬を攻撃、反撃するとこちらが赤ネームになり、相手に正当防衛扱いされてしまう
●相手のクランマーク(LS)はその都度、変わっている

DK(ドッグキラー)をするあたり、かなり昔からのPKらしい。武器、防具を奪わないのは、狩の効率を落とさせないように、すなわち、カモとして次回の稼ぎをなるべく早く蓄積させる為。もっとも、DKは現在は仕様変更されていて、無効な技であるはずなのだが・・ LSマークがころころ変わるのは偽装の為だろう。まぁいい、面白くなってきた。
俺は魔道士にwis(tell)を送り、相手のキャラ名を教えるように伝えた。ところがその魔導士は俺と会って直接、依頼したい、と言ってきた。お礼はいくら払えばいいのか、しきりに気にしている。度重なる略奪で、恐らく数百アデナ(ギル)しか持っていないのだろう。 こちらの身も危険に晒されるし、ポーション代もばかにならない。正直、一人に付き、10,000ギルは欲しいところだ。 俺はこう、返事した。

「10ギルでいーよ」

あ~あ、またイイ人のふり、かよ。ま、引退するのに金なんかもらっても意味ないけどな。 どこで会うのがいいか、と聞くと、相手はケントからSKT(シルバーナイトタウン)に抜ける森の奥にある水神の神殿前に30分くらいで着きますので、そこでお願いします、と伝えてきた。俺はすぐさま、フル装備してアイテム屋へ。すると、そこのブクブク太ったハゲ親父のNPCが 「・・・。てめぇに売ってやるアイテムなんかねぇよ。帰れ」
・・・まだ、カオティック数値(悪人度)が回復していないのを忘れていた。街のガードNPCに嗅ぎ付けられる前にランダムテレポートしてすぐ、ログアウト。
半年振りに倉庫キャラのエルフを引っ張り出すと、犬を2匹連れ、再度アイテム屋へ。
重量制限を越えてポーション、テレポスクを買い込むため、犬にもアイテムをフルに持たせる。 

あと10分ほどで約束の時間が迫っていた。

===========つづく============