明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

【その他】夢のはなし

2009年03月31日 | その他
夢の話です

アーユルヴェーダの体質分類でも、V, P, K それぞれ夢の特徴があります。
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(12) 睡眠
VATA 寝つくまで時間がかかる。夜中も何回も起きる。
      よくねむれたり、ねむれなかったり、日によってちがう。
      疲れていたらよくねむれる。(そのときは起こしても起きない。)
      ねたまま歩いたり、ねごとを言ったり、歯ぎしり、
      朝おきてもあまり元気じゃない。
      旅行の前など興奮してねられない。

PITTA 簡単にねむれる。しかし、睡眠は浅い。
     元気よく起きれる。もし夜中に起きてもすぐねられる。

KAPA すぐねむれる。深い。誰も起こさなかったらいつまでもねむれる。
 
(13) 夢
VATA しょっちゅう、いっぱい見る。でも覚えてない。
      忘れやすい。夢を見た、というのは覚えているが
      部分的にしか覚えていない。
      覚えていたら、こわい夢。動きまくっている夢。
      乗り物の夢。見たり見なかったり不規則。
      必ずしも色があるわけではない。

PITTA 夢をみたら覚えている。火とか光とかエネルギーに
     関係した夢が多い。いろんな色がついている。
     (白黒でない夢が多い。)(何か売ったり、買ったり)

KAPA 落ちついた夢。水とか川とか。
      あまり夢を見ない。
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(アーユルヴェーダの基礎 (6) 渡邉 敏子)より

私は、子供の頃から良く夢をみる方で、夢にはいつも色がついていて、音、匂い、感触が伴うことも多々あります。
夢の中で泣いて途中で目を覚ます人は結構いると思いますが、私は自分の笑い声で起きたりもします。
見た夢は結構覚えていますが、笑い声で起きた時だけは何がそんなにおもしろかったのか思い出せません。
ただ、おもしろいという“感じ”だけは残っていて、しばらくの間は妙に楽しい気分が続きます。

以前、脈診の大家といわれるアーユルヴェーダ医師に見ていただいたことがあるのですが、私が生来持って生まれた心身の特徴はピッタ・カファなんだそうです。確かに一度寝てしまえば「誰も起こさなかったらいつまでもねむれる」し、夢の特徴はピッタに当てはまります。でも、寝つきは悪く、イベントの前などはなかなか寝られません。これは、ワータの悪化でしょうか。心配事が頭から離れなかったり、思い悩むことが多いとワータが悪化すると言われています。

チャクは寝ているときに、足やヒゲをピクピクさせたり寝言を言ったりします。
でも、実家で外に出していた猫たちと比べると動きや頻度が穏やかなので、やはり刺激が多い方が夢も色濃くなるのかなと思います。

実家に居た犬のムサシは、横になって寝たままかけっこでもしているように手足を動かしたり、唸ったり、時にはウガガガガと吼えながら飛び起きたりもしました。
散歩で他の犬と喧嘩をした日などは、何度も飛び起きたりしてうなされているようにも見えました。こういったときは、フラワーエッセンスと併せてワータやピッタを抑える食事を出してあげられたらいいですね。

こちらにも、元ノラの猫さんや飼い主を失った猫さんがうなされているようだという話が載っていました。DO CATS DREAM: SWEET DREAMS ARE MADE OF MICE...?


ほとんどの鳥類や哺乳類がレム睡眠/ノンレム睡眠をすることから、動物も夢を見るのではないかと推測はされているようですが、科学的な決着はまだついていないようです(1)。
1958年にWilliam Dementが猫のレム睡眠を発見した後、フランスの心理学者Michael Jouvet が積極的に研究を行ったようです(2)。

脳の中の前頭前野はレム睡眠の間、首から下の筋肉をリラックスさせる働きを担っているそうで、猫の前頭前野を外科的に破壊するという実験をMichael Jouvetがやっています。このおぞましい動物実験で、前頭前野が機能しなくなった猫は、眠りには通常どおりにつくが、レム睡眠に入ると目を閉じたまま何かを攻撃するようにケージの中で走り回ったり唸ったり、1~2分の間大暴れしたそうです(2)。この実験から、猫も夢を見ていると結論付ける学者もいるようですが、これに反し、夢は主観でしかないから第三者が他者の夢の有無を決めることはできないとする学者もいるようです。

普段と違う異次元的な夢はレム睡眠時、現実的な夢はノンレム睡眠時にみるそうです(3)。

とすると、猫の場合狩りをする夢を見ているとしても、レム睡眠中に見ているのであれば、大トカゲと格闘したり、何百メートルもジャンプして鳥を捕まえたりしているのかもしれません。

夢を映像にする機械なども開発されているらしいので、いつか彼らの夢を覗き見することができるかもしれません。犬猫の問題行動に夢分析を取り入れる時代もくるかもしれません。夢を映像化!?脳内画像を脳活動から再現(産経ニュース)

(1)Sleep and Dreams in Dogs and Cats Daniel Estep, Ph.D. and Suzanne Hetts, Ph.D.
(2)REM Sleep in Cats, Ph.D. Russell A. Dewey (Professor of Georgia Southern University)
(3)Dreaming and REM sleep: Not the Same Thing,  Ph.D. Russell A. Dewey (Professor of Georgia Southern University)


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2 コメント

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夢で逢えるなら~ (バンブーサンバ♪)
2009-04-02 20:18:24
とはいえ、夢で彼らにどんな目にあっているか、想像だにおとろちい!

よく寝言をいうのは、マーブルとあんず。オレオは記憶にもないだろうけど、オッパイ吸ってるかの如く、
「ちゅっちゅっちゅっちゅ」と音を立てて寝ます^^;


エディーはよく悲しい声と共に走ってます(笑)

自分のことを言うと、ワータです。
子供時代から、ずっと寝つきが悪くて、1時間はごろごろ・・・

いろんな角度で彼らのことを深く知るって、面白いですね!
わたしは、じゃぐちさんの研究結果をこうして読ませていただいて、本当にためになります。

それから、たくさんのアドバイスも、ありがとうございました!

今はちょいと仕事が忙しくて、アタマが回らないので、また週末にゆっくり再読させていただきます!
返信する
バンブーサンバ♪さんへ (じゃぐちねこ)
2009-04-03 18:17:53
忙しい中、コメントありがとうございます。

そのように言っていただけると嬉しいですが、なんだか恐縮です。

私も、ファミリーの多いバンブーさんちのお話は色々と参考にさせていただいてます。

また長くなってしまったので、気力のあるときにでも読んでください
心配性なので、ついつい付け足しているうちにまとまりがなくなってしまうのです


夢の話は、確かに夢のなかでコテンパにされてたり、ものすごい野望が描かれていたら怖いかも

オレオ君は確かエディー君のこと大好きで、お客さんも平気なんですよね?心は子猫のままなのかな。

チャクは眠りにつく前に必ずシッポを吸いますが、眠りに入ってしまうとやらないんです。
オレオ君は起きているときも、何か吸ったりしますか?

エディー君はキュンキュンいいながら走ってるんですね。

夢の中で悲しんでるのかは分からないですが、中国医学の五行論では色んな物を木火土金水の五つに分類して万物の相互作用を検証するんですけど、その中に感情や病気の症状も分類されていて、「悲(憂)」という感情も皮膚の病気も「金」に分類されるんです。

悲しみや憂いを感じると肺の気を消耗するとも言われているので、皮膚や肺の経絡に沿ってマッサージしてあげたらいいかもしれないですよ。

経絡(けいらく)というのは、ツボを駅とすると路線みたいなもので気が流れる通路です。

例えば、肺の経絡に怪我をしたりすると肺の機能が低下したり、その反対に、肺に異常があると肺の経絡の毛が抜けたりといった異常が出たりするんだそうです。

正確なツボの場所を探すのは結構大変だけれど、経絡はだいたい分かるし細かく覚えなくてもいいので使いやすいです。

私は、自分がマッサージしてもらう時にツボだけ押されるより、経絡に沿ってやってもらったほうが全然気持ちいいし効果を感じるので(症状の種類にもよると思いますが)、ツボと同じように経絡ももっと一般に知られるようになればいいのにぃって思ってます。

体の冷えには腎経絡がいいようです。

ここに、分かりやすい経絡図がありました。

肺→http://www.suina.net/point/ka.html
腎→http://www.suina.net/point/kh.html

人間のものですが、そのまま犬にだいたい当てはめればいいので時間のあるときにでも♪


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