明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

人と動物の心理力学?(続フラワーエッセンスについて気になること)

2010年03月06日 | 神経性皮膚炎/過剰グルーミング/脱毛
昨日の東京は、とてもいい天気だったのに
今日は朝から、なんだか淋しい雨が降っています

この前書いた吐き戻しですが、色々とコメントいただきましてありがとうございます。
あの後、1週間ほど魚を止めたらゲーゲーはおさまりました。
今はまた、普通に魚も食べてます

えっと、
だいぶ前にフラワーエッセンスについて気になったことを書いたのですが、そのままになっていたので続きを書きたいと思います。
過去記事はコチラ☆→【フラワーエッセンスについて気になること】

まず、プルービングについて
私が2年ほど教えを仰いでいる先生に確認したところ、やはりフラワーエッセンスにプルービングは無いようです。

好転反応(症状が緩和に向かう前に一時的に見られる症状の悪化)が生じるケースはあるようです。好転反応が生じて、本人がつらそうと感じたときの選択としては、
  -レメディーを中止して様子をみる
  -レメディーを与える回数を変えたり、投与の方法を変える
  -レメディーの処方を変える(全く違う処方にする、他のレメディを加えるなど)

がありますが、これ以外に
使っているレメディーのブランドと、自分との相性を考えてみるのもよいかもしれません。使ってみて、なんか違うと感じたら、自分の感覚を信じるのも大切なことだと思います


レスキューについては、効く、効かないというようなシンプルな問題ではなさそうです。
フラワーエッセンスは、症状だけでなく、猫の個性や生い立ち、周りの人間、状況によって適したレメディというのは違ってくるし、選ぶ人によっても処方が違ってきます。そう考えると、レスキューも他のレメディと同じで、ケースバイケースなのかな・・・と思えてきました。

前記事で書いた理由も、可能性としてはあると思います。
でも、私が考えていたよりずっと深いトピックのような気がしてきました
シンプルな回答を求めること自体に無理があるというか、答えは一つではないというか、ケースごとに答えがあるというか・・・
うーん 今の私が行き着いたところは、そんな感じです。

フラワーエッセンスは、プラクティショナーによって使い方が全然違うなぁと最近よく思います。

症状のコントロールをターゲットに、結果を重視するプラクティショナーもいれば
創設者のガイドラインに忠実に、標準化を重んじるプラクティショナー
結果はあくまでもプロセスの中で起きる自己治癒とし、症状のコントロールやメソッドよりもプロセスを重視するプラクティショナー

何が良い悪いということではなく、クライアントはきっと、より自分に合ったプラクティショナーを求めるだけのことだと思います。

癒しは、カウンセラーからクライアントへと一方向におこるものではなく、両者の間で生まれる関係こそが癒しをもたらすと唱えたのは、カウンセリングの神様と呼ばれたカールロジャーズ

私は、相手が動物でも同じだと思います。
動物を癒すということは、自分を癒すことであり、そのプロセスで生まれる気づき、学び、喜び、そして溢れ出る感情や心の交流にこそ意味があるように思えます。

『ペットも家族の一員』などと、よく耳にします。
私はこの表現、ペットという名詞も好きじゃないし、なんだか犬猫を人間レベルまで格上げしてやってるってニュアンスが感じられて好きになれないのですが、確かに家族という集団の一員として役割を担っている猫も多いと思います。

猫や犬が、飼い主のシャドウになっているケースも多いと聞きます。
例えば、すごく優しくて“いい人”の犬や猫が、ものすごく攻撃的で噛み付いたりするような場合。その人が、いい人でいるために抑圧している怒りや攻撃性を猫に投影していて、それを猫が丸ごと引き受けてしまっているケースです。
もちろん、動物が攻撃的になる理由は他にも沢山考えられますが、こういったことも可能性の一つとして十分あると思います。

それから、猫に自分のインナーチャイルド(IC)を投影しているケース。ICの投影は、動物の問題行動だけでなく、深刻なペットロスの一因となっているのではないかとも思います。

人が自分のICとして動物を取り込んでしまっている場合、彼らを失うということは、文字通り自分のコアな部分も一緒に失うことになります。
『ライラの冒険』に出てくる人とダイモン(動物)の関係と同じで、一方が亡くなればもう一方も消滅してしまう。そういった関係の中で、動物だけ切り取って問題を解決しようとしても、なかなか上手くはいかないのではないでしょうか。

また、パートナー(おうちの動物)に関することとなると、感情の制御が利きにくくなるという現象も、人間社会の犠牲となっている彼らを守りたいという気持ち以外のものがあるように思えるのです。

動物がICとなっている人にとって、動物の存在というのは自分が自分でいられるための最後の砦であり、幼く無力だった『わたし』をそこに見ているような気がしてなりません。あの時、無力だった『わたし』は二度と傷つけてはいけない存在ですから、その『わたし』を、ちょっとでも傷つけそうな相手に敏感になるのは、当然と言えば当然のことです。 

彼らと過ごすことで、誰かのために勇気を持てたり、優しくなったり、人間として成長できることはすばらしいことです。でも、ICとしてではなく、個々の命としてイコールの立場で互いに繋がることができれば、もっと違う関係が築けるような気がするのです。

これは、私とチャクの関係を掘り下げているうちに気づいたことで、問題行動で悩んでいる人やペットロスで苦しんでいる人を一括りにするつもりは全くありません。
それから、過去に何度か書いたように、問題行動の原因は色々です。
でも、このような人+動物のペアは私達以外にもいるのかも・・・とも思います。

猫と人が一対一でなくても、家族の誰かのシャドウやICをおうちの猫が引き受けていたり、人間一人に対して猫が複数の場合は、その人の色んな部分を複数の猫が分担していたり、特定の猫だけが引き受けていたり。シャドウやICだけでなく、家族の誰かが隠している心身の不調を、猫が鏡となって映し出してくれていたり


このような、動物と人間の力学的な側面には、アーユルヴェーダの考えを応用することもできます

例えば、ピッタ人間とワータ猫の組み合わせだったら、人間側のコントロールの強さや気性の激しさが、猫の行動を制限していて、繊細で不安になりやすいワータ猫を更に不安にしているとか・・・

人と猫が両方ワータだったら、猫の体調不良で、もともと不安になりやすいワータ人間の情緒が不安定になって、それが更に敏感なワータ猫さんを刺激しているとか・・・

どの組み合わせが悪いということではないんです。

例えば、バランスがよい状態だったら、ピッタ人間とワータ猫のペアでは、ピッタの正義感の強さや放つ熱に、寒がりで不安になりやすいワータ猫は安心感を覚えるでしょうし、ワータ同士なら、似たもの同士ということで気が合う良いパートナーになるでしょうし、想像力豊かなワータ人間は、猫が喜ぶ遊びを色々と考え出してくれるかもしれません。

互いのバランスが崩れた時に、ドーシャの組み合わせから問題解決のヒントが得られたり、自分や猫の傾向を知ることで、お互いに生活がしやすくなるのではないかと思います。

私も、チャクの過剰グルーミングやシッポをしゃぶる退行現象がなければ、人と動物の心理力学とでもいうのでしょうか、こんなことを考えることもなかったでしょう。

そう思うと、チャクを私のインナーチャイルドとしてではなく、チャクはチャクという1つの命の表現そのままに尊重することが、私に与えられた課題のような気がします。


ということで、今はチャクと同じエッセンスを摂っています
  ★クラブアップル
  ★セルフヒール
  ★ミルクウィード





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ムーンママ)
2010-03-09 15:50:48
じゃぐちねこさん、こんにちは。
とても考えさせられました。
前の記事にもありました、私の問題などが猫に伝わる。(私の解釈です、違ったらごめんなさい(^_^;))
凄く彼女に伝わっているのが、わかります。
そして私は、ムーン(猫の名前です)に依存しています。
ICを投影しているかもしれません。
うーん、考えさせられますね…。
ICの事を少し勉強します。

ウコン水やウコンを直接塗布は、効いてるような気がします♪
塗らない時に、時々ですが、ひっくり返るぐらいのかゆみがあるようです。
どんなにかゆくても、ご飯をみると舐めるのをやめて、走ってきます(^_^;)。
もう少し続けてみます。

本当にどの記事も勉強になります♪
ありがとうございます♪
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ムーンままさんへ (じゃぐちねこ)
2010-03-09 21:55:12
こんにちは☆

コメントありがとうございます

ムーンちゃん、素敵な名前ですね

フラワーエッセンスの先生は、「動物はあなたの鏡になってくれているのよって」よくおっしゃいます。最近になって、ようやくその意味が分かってきた気がします。

それから、「鏡になってくれているのは、犠牲ではなくて愛なのよ」ともおっしゃってました。なので、気づかせてくれたことは大切にして、愛には愛で返してあげればいいんだと思います。

インナーチャイルドは、虐待やトラウマといった言葉を使って説明しているサイトもありますが、そのようなことがなくても、やはり完璧な親、完璧な環境で完璧に育てられた人間なんていませんから、ICは誰の心にも住んでいる『小さなわたし』だと思います。

ムーンママさんが、私の記事を読んで何かを感じてくださったのなら、ムーンちゃんが伝えたいメッセージとこの記事がどこかで繋がっているのかもしれませんね。

背中のカイカイにウコン水が効いているということは、そこの部分についてはやはり心因性ではないんでしょうね。

色々ご事情がおありでしょうけれど、もし可能だったら他の病院で診てもらったほうが安心かもしれないですね。

私は行ったことないのですが、アカシア動物病院はホメオパシー診療をしていて遠方の患者さんにも電話などで出来るだけ対応してくれるようです。ホリスティックでは有名なところなので、もしご近所にあまり病院がなかったら一度問い合わせてみてもよいかもと思いました。他にも、ホリスティック系の病院で遠隔対応してくれる病院あるかもしれません。

ムーンちゃん、よくなりますように



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