明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

【じゃぐちのつぶやき】犬猫の受動喫煙

2009年03月10日 | じゃぐちのつぶやき
前回紹介したScience Dailyから受動喫煙に関する記事をご紹介します。

私は長いこと喫煙者だったので、チャクが家に来てから受動喫煙による影響がとても気になっていました。

チャクが家に来た5~6年前に軽く調べたことがあるのですが、当初はこれといった情報を見つけることができませんでした。最近興味深い記事をみつけたので紹介します。

2007年9月とちょっと古いですが、Science Dailyに掲載されていたタフツ大学の獣医学校(Tuft College of Veterinary Medicine)のレポートから抜粋です。

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喫煙者の家庭で暮らす猫の口腔癌(扁平上皮癌)と悪性リンパ腫の発症率は高まる。

口腔癌の場合、猫が皮毛に絡みついた発癌物質をグルーミングで頻繁に舐め取ってしまうのが理由の一つ。
喫煙者の居る環境で5年以上暮らしているとそのリスクは更に高まる。

喫煙者と暮らす猫の悪性リンパ腫発症率は無煙環境で暮らす猫の約二倍。

喫煙者と同居している犬の場合だと、長鼻種は鼻腔、副鼻腔の腫瘍や癌、短鼻種は肺がんの発症率が高まる傾向にある。

鳥類の肺というのは非常に繊細で大気汚染に大変弱いため、犬猫だけでなく鳥も副流煙の被害者となっており、肺に限らず眼、皮膚、心臓、生殖能力も影響を受けている。

Science Daily "Secondhand Smoke Is A Health Threat To Pets"より
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最近は受動喫煙(Secondhand smoke)だけでなく、サードハンドスモーク(Thirdhand smoke:残留受動喫煙という訳を見かけますがまだ定訳はないようです) という概念が浸透しつつあるようです。

受動喫煙というのは、近くでタバコを吸っている人の副流煙を第三者が呼吸時に吸い込んでしまうこと。

残留受動喫煙は、タバコを吸った室内の家具、壁、床に煙が吸着し、家具の表面や空気中に含まれる有害物質の濃度が高まりその場が汚染され、煙の消失後もその場所が汚染されているため、そこにいるだけで健康が害されるというもの。
残留受動喫煙の記事 PDF

でもこれ、普通に考えたらあたりまえですね。
部屋に入って匂いがすれば当然匂いを発している粒子はその辺を漂っているわけですし。人間の鼻で感知できないとしても、その場所に粒子が残留している可能性はおおいにあるだろうし。カーテンだってカウチだって床だってニコチンやその他の有害物質は付着してるんですから、当然体についたり呼吸と一緒に口から入ってきます。

喫煙者の衣服や髪にも有害物質は染み付いているでしょう。
敏感な人は、喫煙者が側に来ただけでくしゃみが止まらなくなったりします。呼吸と一緒に害のある粒子が鼻腔に入ってきたり、目の粘膜が刺激されますから。

米国の調査で喫煙者の3人に1人がペットの健康に悪いなら禁煙すると回答したそうです。喫煙者の3人に1人、「タバコがペットにも悪いのなら禁煙する」 (AFPBB News)

私のような人が結構いるんですね。

止めるなら、禁煙パッチがお勧めです。苦しさが全然違います。
ただ、夏はかぶれやすくなるで今のうちがいいですよ

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2 コメント

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ふ~むむむ~ (バンブーサンバ♪)
2009-03-12 19:02:12
猫は口の中の痛みに、すごく弱いらしいです。
(骨折なんかには犬より我慢するらしいですけど・・・)
それとこれは全然関係ないんですが、でも口腔癌になってしまったら、治療も大変ということですね・・・
う~~ん、ダンナが喫煙者なんですが、禁煙パッチを考えた方がいいのかな~?

まあ、猫がいるときは吸ってないけど、学生の頃にタバコをほぐして成分を溶出させて、成分分析した時に、ま~ぞっとするようなあんなモノやこんなモノが、出ましたものね~。

改善しないといけませんね・・・。
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バンブ~さん (じゃぐちねこ)
2009-03-15 00:41:34
コメントありがとうございます♪

口の中痛いと、ごはんも食べれなくて辛いですよね。

タバコは、本人がその気にならないと難しいですね。止めるとタバコという支配から解放された!って感じで生活が楽になるのんですけど、止める気がないと、色々言われてもめんどくさいって思っちゃうし。

旦那さんがその気になったら、是非禁煙パッチを薦めてあげてください!


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