えー、月特のノリタンさんが悩んでいましたので、ぼく的定番チューンを公開。
と、いうほど特別なものはありません。
何らかの後方吸気ピストンヘッド、ノズル十字穴→丸穴加工(ふつーにお店で丸穴ノズル買えます)、ピストンヘッドの変更に伴いピストンヘッド取付けナット兼重りの撤廃、と言ったところです。
ものによってはピストン側レールの短縮化、タペットプレート&…、えー、あの、ピストンまわすギアについているピン位置の変更、などでしょうか。
実はこれで初速がアップするという加工は全くしていません。
個人的な考えにより初速アップより弾道特性の安定化をメインにしたものになっています。
内容として
後方吸気加工、というよりノズル十字穴→丸穴加工の結果、後方吸気が必要になるのですが。
暇と根気とデザインナイフとピンバイスのある人は自分で加工できます。
まずはデザインナイフでピストンヘッドのねじ埋め部品を削り取ります。ヘッドの真中に円形のパーツがありますが、これを削り取る。
そうするとねじ、ピストンヘッド、ピストン本体、ピストンヘッド取付けナット(兼重り)&スプリング、に分解できます。
で、ピストン前面だけに4~6箇所、Oリングがはまる溝に貫通させるように穴をあけます。
するとピストンの前進中はOリングが後方に押し付けられて密閉され、後退中はOリングが前方に(見かけ上)引かれてOリングとピストンヘッドの間の隙間から空気がシリンダー内に流入する、という仕組みです。
次にノズル加工。
空気の吸入時に足らなくならないように十字穴になっていますが、後方吸気にすれば丸穴にしてBB弾を密着させる事が出来ます。
もうそのまんま十字穴を丸穴にヤスリでもカッターでもデザインナイフででも加工するだけの話です。
で、ピストンヘッドナット兼重りの廃止。
結構ノーマルピストンは重いのでいわゆるばね下重量の軽減という事になります。
先のピストンヘッドの加工でねじが外せるようになったので、これを通常のねじとナットに変更します。
ねじ>ピストンヘッド>ピストン>ナットの順で締めます。
このときピストン奥でナットを絞める形になるのでドライバー型の六角レンチがあるといいでしょう。
とあるショップのカスタムはプラスチックナットになっていました。
で、そのままではスプリングが斜めになってしまうので、BB弾のチャージパイプを適当に切り、スプリングの鈎型にはまるように穴をあけます。
これで基本作業はおわり。
もっともver.3くらいの加工なので、5ではどのくらいの効果があるかわかりません。
すでに似たような加工がされている可能性もなきにしも。
他の加工ですが、
ピストンレールの短縮
ピストンヘッドが左右上下に動く事はないので、ピストン前方のレールは単なるフリクションということで削り落とし。
カッターで削ってくださいとしかいえません。
メカボックス内部のレールを磨くとより効果的。
ノリタンさんのM16は逆にボックス側を切り落としていました。
タペットプレートの加工&ギアのピン位置変更
通常はタペットプレートとピストンの始動位置がほぼ同じなため、その瞬間だけモータートルクが大きくなります。逆ですね、モーターにかかる反力が大きくなります。
つまりモーターにとっては荷物が重くなったり軽くなったりするわけで、モーターは嫌なわけです。これを先にタペットを動かしてからピストンを動かすようにすると、ある程度連続したトルクがかかりつづけるわけで。
これをすると何がよくなるかというと、モーターの負荷が小さくなる=バッテリー消費量が少なくなる、はず。
これはタペットの加工はともかく、モーターのピン位置変更がちょっと面倒くさい。
ピン位置を歯車開始点より前につけなおしてもとのピンを削り落とす、で、タペットプレートのピンにかかる部分をを5mmくらいに切り落とすというところです。
説明も面倒くさいので、昔のアームズを探してみてください。
ちなみに基本作業の3点は部品で売っています。
買って組むと楽ですよ。
昔のアームズをブックオフでまとめ買いすると似たような記事が出てくると思います。
さがしてみましょー。