TK-Xですが、見えているものとしては
74式戦車の代替ということでサイズ、重量はほぼそれに沿ったものと考えられます。
ということは
車重40t台というのは謳われていますので
90式から以降の技術を使いきった上での最小、最軽量クラスになるのでしょう。
噂レベルでは国産滑空砲、射撃管制機器、自動装填機器を装備。
確実と予想されるのはC4Iシステムの搭載、アクティブサスペンション。
90式がレオパルト2、ルクレール、エイブラムスと比べて「やや」正面面積が小さいレベルだったのに対し、一回り小さいと言い切れるレベルを目指しているのでしょう。
乗員はおそらく3人、これ以上減らすのは運用上無理があると思います。
Sタンクは特異な運用下ですしね…。
ちなみにSタンクと74式とで正面面積はさほど変わらない、という事実に気づきました。
ま、ともかく。
仮にウィキペディアでの「当時と同じ材質を用いた場合70%の重量で90式戦車と同じ防御能力が得られるとの意見もある」というのを事実とすれば、すでに90式を現行作製過程に変更するだけでも目標重量達成できるわけです。
ただし、40t級では120mm滑空砲の反動に耐えられないとされているため、アクティブサスでコントロールするといわれています。
そうすると90式の限定式アクティブサスではなく、74式のフルアクティブサスかもしれません。
ただ、限定式にしろフルアクティブにしろ、現在の技術ではより高度な信頼性と性能を備えているので、やや高くてもいい方か少し物足りないけど安いほうか、という程度の違いなのかも。
設計思想としては北海道での運用を第一とした90式とは異なる、小型軽量高機動力の戦車ということでしょう。
空挺輸送も少しは考えてはいるのでしょうが、どこまで実現できるかは不明です。
こう考えてみると、メルカバとはまったく逆の設計思想で作られた戦車となります。
世界でも類を見ない(比較としてSタンクくらいでしょうか)タイプの戦車になるのは間違いないでしょう。