jwmirage(ジェイダブリュミラージュ)の自由と放埓の日々

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最近の読書

2006-09-18 01:35:14 | Weblog
読んでみました。
と言っても数年前のを読み返しただけだけど。



レン・デイトンの「電撃戦」。
スパイ小説の大家として有名な作者がインタビューや事実調査を行い、書き上げたドキュメンタリーです。

読んでるとなかなか興味深い事実が…。
「(ロンメルは)自分の師団が必ずムーズ渡河の一番乗りになるよう(資材を)確保するのだ、と言い放った」
「(ロンメルは)敵の砲火もしくは敵歩兵の所在を発見するため、師団に森林地帯や村を無差別砲撃させるしかない、と日頃の持論を決行することに踏みきった。それは戦術理論としては正当だったが、必然的に非戦闘員の死傷者数は増大した」
「…電撃戦は怯えている一般市民を戦闘の巻き添えにしないようにする暇はなかった。
 まず撃って、しかる後に誰何せよ、とロンメルは明言していた」

のちの北アフリカ戦線での功名と比べると随分非情というか。
もっともロンメルは自己喧伝のすごい人間だったらしいので北アフリカ戦線についてもそういったところがあったのでしょうかね。

名将マンシュタインはここでも出てきますね。のちのクルスクでも必ず名勝負に名前が出てきますが。

まず撃って、しかる後に誰何せよ、は先日BLAMのサバゲで実行しました。

「カメラマン入ります。黄色いバンダナつけてます」
「了解~♪」
ゲーム開始。
バシバシバシ。BB弾の当たる音。
「あ、あの人黄色いバンダナしてる。思いっきり狙って撃ってた…」


数日後。

買ってしまいました…。
「MC☆あくしず」
出版社はホ○ージャパンをして「どうしちゃったのか」と言わしめたイカ○ス出版。


レン・デイトンの「電撃戦」を読んでからこの本の「萌えよ!戦車学校」を読むと。

「内容もわかりやすい、史実を忠実に言い表してる。けど、なぜなの、涙が止まらない」な状態に。

もっとも、ドイツ対フランスのみで説明しているので、(重要な要素を占めていると思われる)ベルギー軍および政府の立ち位置が出ていません。


それにしても。


左:「ティーガーⅠを女の子にするとこんな感じだ!」
するなよ、そんなこと。

ちなみに右はクルスク戦直前のティーゲルⅠ。



そういえば「萌えよ!戦車学校」でセシル・ド・ゴールちゃん(登場人物:ちなみにこういうキャラ激ツボだったり)が「全国200人くらいのフランス戦車ファンに贈ります!」ってセリフ言ってるけど。

1/200だったのか、俺。 orz