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Just Different : ママ英語講師の、先生として、母として、女性として

管理人Laylaです。福井県鯖江市在住、英語講師(ときどき数学)、家庭教師として働きながら子育てをしています。

我慢ができる子 できない子

2013年06月28日 09時09分52秒 | 出産・育児

マシュマロ実験」の結果から、
我慢を教えることの必要性を強く感じました。

しかし、「我慢」を教えるのは、そう簡単ではありません。
私を含むママさん、パパさん の多くが、抱えている悩みの一つです。

「我慢しなさい」とあえて厳しく教えなくても、我慢ができる子もいます。

以前の記事で書いたように、
親が何事にも我慢し、欲求を抑える生活をしていれば、
我慢することが特別な事ではなく、
それが当たり前の事として、自然に育つでしょう。

しかし、同じ両親のもとに生まれ育っていても、
上の子と下の子とが正反対の性格に育つ場合も少なくありません。

「お姉ちゃんは、自分を表に出すのが苦手で、
しなくてもいい我慢までしてしまうけど、
妹は、何事においても自分の欲求が満たされないとカンシャクを起こす。
上の子はこんなんじゃなかった・・・」などという話もよく聞きます。

兄弟、同じように育てていても、
生まれもった性格というものは変えようがありません。
(成長と共に変わる部分も、当然あると思いますが)

生まれたその時からあまり泣かず、
横にしておけば勝手に眠ってくれる赤ちゃんもいれば、
生まれたその時から泣いてばかりで、1時間昼寝させるために、
2時間あやさなければいけない赤ちゃんもいます。

一言で「子育て」と言っても、
十人の子どもがいれば、十通りの育て方があると思います。

しかし、マシュマロ実験の結果を見ると、

子どもに「我慢することは必要」「我慢すれば後で良いことがある」ということを
教えることは、やはり とても大事である、と思うのです。

英会話スクールや塾に来ている生徒達を見ていて、感じることがあります。
ものすごく目立つほど能力が高くはない子でも、
我慢強く、コツコツと努力のできる子の方が、
もともと能力が高いけど、我慢が苦手な子に比べ、
点数として目に見える結果は、良いものであることが多いということ。

「うちの子は、我慢ができない子だから・・・」と諦めず、
「我慢するのは辛いけど、がんばって我慢できたら、
後でもっと良いことがあるんだよ。
だから、できる所までがんばってみよう」と、
励ましていくことが大切なのではないでしょうか。

Ws000046そしてそれは、
親と
子の 我慢比べ
なのかもしれません。


「 緊張 」と「 集中 」

2013年06月06日 13時24分03秒 | 出産・育児

「緊張」・・・慣れない物事などに直面して、心が張りつめてからだがかたくなること。
「集中」・・・1か所に集めること。また、集まること。(goo辞書より)

しばらく前に、フジテレビ系列のテレビ番組、笑っていいとも のテレフォンショッキングに
脳科学者の茂木健一郎さんが出演されていて、
「集中と緊張を同じだと勘違いしている人が結構いるけど、全く別物。
集中はしないといけないけど、緊張はしないほうがいい」

という内容のお話をされていました。

確かにそうです。

息子と積み木遊びをしていて実感します。

Ws000042_2積み木を積み上げる時、母親である私は、
「これだけの積み木が倒れたら、
あちこちに積み木が飛び散って、片付けが大変だな」
などと、
“ 積み上げる ” こと以外のことを考えています。
「倒しちゃったらどうしよう」と思うあまり、
緊張して手が震えたりもします。

一方、息子は、な~んにも考えずに
積み木をどんどん上に積み上げます。
大人からみて、
「この形の上に、それを乗せたら倒れるでしょ」って
思うような組み合わせでも お構いなし。
とにかく、高いタワーができればそれでいいので、
躊躇することなく、上を目指して積み上げます。
「積み上げる」 ただ そのことに集中しています。
手が震えたりなんかしません。

結果、息子一人で積み上げた積み木の方が、高く積み上がることも珍しくありません。

Eiken_logo_2明日(7日金曜日)、明後日(8日土曜日)、明々後日(9日日曜日)に、
それぞれの準会場・本会場にて、
2013年度の第一回英検の試験が実施されます。

私が担当する一次試験対策の授業は、今日が最終日。

生徒達には、「緊張」ではなく、「集中」して試験に臨んでほしい、
そう 願っています。

緊張すると、実力が発揮できません。
焦ったり、ド忘れしたり、マークミスをしたり・・・
これまで積み上げてきた 努力の積み木が、一気に崩れてしまいかねません。

 

集中すれば、これまで慎重に積み上げてきた 一つ一つの努力の積み木が、
スカイツリーのように、高く大きな現実のものとなり、それが「実力」となるのです。

受験する皆さん、試験前夜は、持ち物を確認し、十分な睡眠をとって、
しっかり集中できるように備えましょう。


お母さん、サンドウィッチ買ってきて ~食育の入り口~

2013年05月16日 11時07分07秒 | 出産・育児

Ws000041「お母さん、サンドウィッチ買ってきて」

何気ない息子の一言ですが、
私にはショックな一言でした。

息子の中で、

サンドウィッチ=買ってくるもの 

という常識が、自然とできあがってしまっていたのだと、気付かされたからです。

私の中では、サンドウィッチ=自分で作るもの  です。

最近の子どもにとって、
「おにぎり」は “ 家で作るもの ” ではなく、“ コンビニで買うもの ” 
なんだそうです。

「おにぎりは家で作れるんだよ」と話すと、ビックリする子もいるとか。

私が小学生の頃には、
「魚は切り身の状態で泳いでいると思っている子どもがいる」
と言われました。

「食育」という言葉が一般的になってきた昨今。
漁業や農業に携わる方々や、食のプロ、料理のプロをお招きして
興味深いお話を 伺う機会があることは、大変喜ばしいことではありますが、
普段の家庭生活の中で 母親が行っている炊事こそが、
食育のはじまりだと、息子の一言で 改めて気付かされました。


「お母さん、サンドウィッチ買ってきて」と言われたその日の夕飯のメニューは、
もちろん・・・

サンドウィッチ。

Ws000040_2夕飯のメニューとしては、ちょっと変ですが、
息子の一言に危機感を抱いた私は、
息子と一緒に どうしても
サンドウィッチを作らなければいけない
と思ったのです。

ゆで卵の殻をむいたり、
ツナとマヨネーズを混ぜたりすることが、
息子には、とても楽しかったようです。 
そして「ぼくが作ったの!」と自慢げに食べ、
「めっちゃ おいしかった!」と喜んでいました。

こんどは
「お母さん、サンドウィッチ作ろう!」と
言ってくれることを期待しています。


不良青年達からもらった母の日のプレゼント

2013年05月13日 11時08分48秒 | 出産・育児

母の日だった昨日、義母へのプレゼントを買いに、花屋さんに行きました。
花束をアレンジしてもらっている間に、2人組の若者が入ってきました。

私は思わず、目をそらしました。
「何見てんだよ、ババァ」って言われそうで、ちょっと怖かったのです。

店内に入ってきたのは、最近の派手な若者ファッションに身を包んだ
20代前半の男の子達。
「母への感謝」とか「親孝行」とか、そういう言葉とは縁遠そうな雰囲気で、
「親想いの良い子」とは正反対のタイプに見えました。

「俺、花束にするわ。やっぱりカーネーションやな。
(店員さんの方を見ながら)すんません、カーネーションってどれっすか」
と一人の男の子。

彼らは財布の中に入っているお金を確認し、
「俺、今〇〇円しか持ってないしな・・・」
「うちの かーちゃん、すぐ枯らしてまうんすわー

(福井弁→標準語訳:枯らしてしまうんです)」
「バラもいいかな」
などと、店員さんの説明をしっかりと聞き、
真剣に色々と悩みながら、「母の日のプレゼント」を探していました。

Ws000039一見、不良に見えるあの子達も、
素敵なお母様に、
きちんと育てられてきたことが、
彼らを見ていてわかりました。

キレイな花をもらうよりも、
今、花屋さんで、
一生懸命花を選んでいる、
その姿を見てもらうことができたら、
それが最高のプレゼントになるでしょう。

彼らの姿を見ているだけで、
温かい気持ちになり、
彼らが私の息子でなくても、
うれしくなりました。

ド派手な若者たちよ、
素敵な母の日のプレゼントをありがとう。

見た目は不良でも、君たちの心は最高だ!


GWの理想の過ごし方 父と息子の旅

2013年05月08日 10時41分58秒 | 出産・育児

ゴールデンウィーク明けの授業で、子ども達にゴールデンウィークにどこに行ったか、
何をしたか、聞いてみました。その中で、特に印象的だったものをご紹介いたします。

「ゴールデンウィーク、どこに行きましたか?」との質問に
「大野に行きました」と答える小学5年生の男の子。

「大野で何をしましたか?」と尋ねると、
「えっと・・・自転車で・・・」

まさか とは思ったものの、おそるおそる
「自転車で大野まで行ったの?」と聞いてみました。
すると、「はい!」と元気よく、キラキラした笑顔で返事をしてくれました。
自信にあふれ、達成感と充実感を味わっている、そんな表情でした。


Ws000034父と息子 男同士の二人旅

40kmの道のり
自転車で4時間のツーリング

現地で一泊し、
再び自転車で帰ってきたそうです。


なんて素敵なんでしょう。

4時間という長い時間、
40kmという長い道のり、
疲れて もうやめたくなった時も
あったことでしょう。

そんな時、父は息子に
どんな言葉をかけて励ましたのでしょうか。

山間での男二人だけでの一泊。
父と息子はどういう会話をしたのでしょう。

彼の話を聞いて想像するだけで、私までワクワクしてしまいました。
そして、家で待つお母さんの気持ちを想像したら、涙が出ました。


大型連休や長期休暇では、普段の生活の中ではできない経験をし、
学校や塾では学べないことを学ぶ、絶好のチャンスです。

多額のお金をかけて短期留学させたり、
あちらこちらで長蛇の列に並んだりしなくても、
有意義な時間を過ごしたり、貴重な体験をしたりできるものです。

我が家の父親と息子にも、こんな経験をさせてやりたいと、心から思いました。