飛んでゆきたい

ちょっと気が重いのですが、、、

来年の文楽劇場での公演が『櫓のお七』に決まりました。
若柳の家元さん主催の会で、若手の勉強会です。
なので、出演者一人一人に点数がつくんだとか。
あー胃が痛い（笑）
タダでさえ道成寺で胃が痛いって言うのに（笑）

まだ師匠が家元さんにＯＫもらってないからなんともいえないんだけど。
でも、ほぼ決まりかなぁ。
もしかしたら地方さんじゃないからダメって言われるかもしれないけど。
師匠は思いっきりさせたいみたいだしねぇ。。。

櫓のお七は有名な『八百屋お七』をもとにしたお話です。
いとしい人に会いたいがために火をつけた、ってやつ。
櫓のお七は火をつける代わりに、火の見櫓の太鼓を叩くんです。　　　　　　
途中まで人形振りで、後見さんに抱えられたり、持ち上げられたり、操られます。
途中からは人間に戻って雪の中をバタバタ（笑）
また雪かよ!!って突っ込みは無しで（笑）

どうやら師匠は激しい感情を表現する芝居がかった舞をさせたいみたいなんよね。
私も芝居物は大好きだから楽しいのは楽しいんだけど、家元さんの会みたいな失敗できないところでこんな大物はないやろ！!って突っ込みそうになりました。　
うー怖いよー。
日舞を見るって言うより、中国雑技団でも見るような気持ちで来てください。
ホンマに。。。

残念ながらどうしてもやりたかった『お夏狂乱』は馬子にいい人が居ないってことで却下になっちゃいました。
清元の『お夏』は短いからもったいないとのこと。
『鷺娘』は雪娘の印象が強すぎたからダメだって。
『傾城』やるか？って言われたんですが、丁重にお断りしておきました。
もう遊女は当分いいです（笑）

そんなわけで、来年はものすごくハードな年になりそうです。
頑張らねばー！