藤崎小梅の日記帳

藤崎小梅の日常とつぶやき。

いちねん

2012-03-11 14:59:02 | Weblog
昨年の3月11日以来、

亡くなられた被災者の方々のご冥福をお祈りいたします。

悲しい、と言葉に出しても心で思っても、
同じ人間として深く心に刻まれた想いは同じでしょう。

私は今日の震災特集を一つも見ないつもりですし、
これまでの報道で組まれた特集も避けてきました。

ですが、これからも自分に出来ることは続けていくつもりです。

色んな番組がこぞって『あの日を忘れない。』なんて特集を組み、報道の名の下にたくさんの命を奪った津波の残酷な映像を流し続け、感動のストーリーをドラマで再現したところで、
現実の被災者はどう思ってるのでしょうか。

神戸の地震では親を無くし、真っ暗な顔をした子たちが長田などから転校してきたり、
校庭には仮設住宅が並び、近くの公園では仮設住宅での孤独死なんて話もちらほら聞いたりと、
震災後のリアル、を小学校三年生の時に見た私には、
未だに地震や消防車のサイレンがトラウマになっています。

決して感動のストーリーに仕立てるべきでないもの、
テレビなんかでは絶対に流せない人間が崩壊するような苦しいリアルが、
今の被災地にはあるはずです。

去年の3月11日に起こったことは風化させてはいけないものですが、
何度も繰り返し、傷口をほじくり返して塩をすりこむような、
今の報道のあり方を悲しく思います。

ちなみにいうと!
311だの、絆だの、
イベント化されていく現代の風潮も大嫌い。

一年を機に、思ったことを自由に書きました。

今後は東北の地震について書くことはほとんど無いでしょう。
でも、心に負った傷は同じ。

自分の中で納得してできることを続けるのみです。

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