藤崎小梅の日記帳

藤崎小梅の日常とつぶやき。

うちのお師匠はん

2006-06-04 12:10:35 | Weblog
若さってのは決して武器じゃないんよね。

確かに、若いってことはまだまだ可能性を秘めてるって事。
これから何でもできるっていうたくましさがある。
でも、やっぱり、年月を重ねた美しさには敵わないと思う。
舞踊の世界なんかは本当にそうだなぁ、と思う。
いくら努力しても、期待の新人とかって言われようとも、師匠連中には敵わない。
当然といえば当然なんだけど。
でも、学者の世界では弟子が師の力を上回ってしまうことってあるやん?

若手と年を重ねた人とではまず目が違う。
目力?
昨日、マリィさんの写真を見ながら思ったんだけど、目力ってのは本当にすごい。
うちの師匠の目力もホンマにすごい。
腰を痛めてから舞台からは退いたんだけど、師匠が舞台に立ってるのを見ただけで泣き出すお客さんがいたんだとか。
あれがオーラとか華とか言われるもんなんだろうなぁ。
それから、よく師匠に言われることが

『一つ一つの動きにお客さんが目を奪われるような味を持たせなさい。』

これって深いよなぁ。。。

でも、まだまだそんなレベルにまでいけてない自分が歯がゆい。
稽古が本格的に再開したら必死でやろうっと。