
JUN SOUNDSYSTEMが影響を受けた私的名盤をうすーく語る。
主に若かりし頃に沢山聴いた音楽を紹介していきます。
Nirvana/Bleach ニルヴァーナ/ブリーチ
ニルヴァーナの1stアルバム。聴いていただくと分かるのですが、リリースされた年やまだ盛り上がりを見せなかった
当時シーンではお金をかけられなかったこともあって、1992年盤でも、やっぱり迫力に欠けてしまう音です。
1フレーズたりとも弾いてないギターのメンバーがスタジオ代を持ってきたというだけで名前をクレジットされている
という感涙モノのエピソードもあるようですね。
後にロックスターな暮らしをする彼らの下積み時代とも言えるでしょうか。
でも、彼らに関するどんな文献を読んでも、ネヴァーマインドのリリースまでが一番「音楽をやる楽しみ」に満ちていた
時期であろうという結びがされていて、成功がもたらすもの、その副作用とも言えるジレンマも、地元のシーンで流行と無縁な
「非産業ロック」を鳴らしていた彼らには人一倍だったのでしょうね。
そうそう、サブ・ ポップ で一時期、このアルバムのリマスタリング処置を施したCDの再リリース案が浮上したようですが
権利関係で、流れ流れて実現したのが2009年・・・。原盤の権利はサブ・ポップでも、新たに手を加えるとなると、色々
面倒なことが起こります。ボックスセットの発売が長期延期となったことも法律的な権利問題が原因でしょうし。
収録曲としてはデビュー曲でもあるショッキング・ブルーのカヴァー「ラヴ・バズ」や、クラシカル・ロックなリフが炸裂する
「ブルー」、ライブでやられたら心臓が止まりそうなほどの疾走感であろう「スクール」、当時のガール・フレンドについて歌った
「アバウト・ア・ガール」(シンプルなコード構成にも関わらず名曲) などが聴きどころ。
Nirvana - Blew (Live At The Paramount, Seattle / 1991)
"School" - Nirvana - 12/28/88 - [Multicam/HQ-Audio/Prev-Unseen] - The Underground - Seattle, WA
Nirvana - About A Girl (1989)
また後半は暴走に拍車がかかり、個人的に一つのハイライトだと思う「ネガティヴ・クリープ」ですか。
当時はドラッグどころかアルコールにすら染まっていなかったというクリーンなカート・コヴァーンの素の心の叫びと憤りが
詰まったアルバムです。ぜひ最新のリマスターで聴いてみてくださいね。現代の耳でもしっくりくるはず。
Nirvana - Negative Creep - Live (FANTASTIC)
※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※
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