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玄海原発訴訟原告団 主催の講演会

2012-09-02 20:17:30 | 地域情報
2012年9月2日(日)

昨夜開催された講演会の様子をご紹介します。

題して

【「チェルノブイリ・ドイツ・福島」~真実を求めて】

第1部:弁護団による福島現地調査報告

第2部:セバスティアン・ブフルーキバイル氏講演会








 福岡市民会館小ホールにほぼ満席の盛況でした。

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 弁護団の現地調査では、年換算数十ミリシーベルトという一般の人の

年間許容被曝量の何十倍もの放射能レベルが各地で計測されたが、

大人も子どももマスクさえ付けることなく当たり前に生活している。

 避難地に新しく張られた芝生さえ、数十ミリシーベルトもあり、去年の爆発

以降も多量の放射性物質が撒き散らされ降り注いでいることが解る。

 そういう状態の地域に避難地から帰宅している人も多いようだ。

政府の嘘の情報による誤った指導で多くの人々が多量の被曝を今もしている。

 一方で、子どもを持つ母親を中心に避難地から被災地に帰らないという

選択をしている人々も少なくないとのこと。

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 ドイツの原子力学者・セバスティアン氏の公演は、『原子力村』は

日本独自の構造ではなく、世界中で蔓延している状況であったことを

解らせてくれた。

 当ブログでも以前書いたことがある「IAEAは国際原子力村だ」との指摘は

そのとおりであることが解った。

 チェルノブイリでもIAEAの学者を中心に、幼児に発生した甲状腺ガンは

チェルノブイリ原発のみの原因ではないという『有力な学者』の『レポート』

が力を発揮し、赤十字までこの見解を採用したのだという。

 セバスティアン氏が公演で示した各種グラフは、チェルノブイリ原発事故が

発生した1986年を境に各種の疾病が数年を掛けて激増していることを示した。

 また、甲状腺ガンは幼児を中心に発生すると云う情報は誤りであり、

青年や大人にも同様に1990年頃から急増したことも示された。

 何故、子どもだけに影響すると云ったのかを確認すると、大人まで広げると

保証費用が莫大になるからと云う財政的事情だったらしい。

 膨大な資料をパワーポイント数十枚で説明されたが後は省略。

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