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ミサイル迎撃システムは 「“無能”の長物」 と政府が認めた!

2009-03-24 16:06:13 | 戦争と平和
 一般常識のある人々には、遠の昔に解っていた
発射された弾丸を、後で撃った弾丸で撃ち落とすような
 「当たるはずのないミサイル迎撃システム」

 最近の国防総省報告書(第三者が執筆)でも、
【現時点の技術は「確かな」レベルには程遠い。】
 と認めている。 

 漁船も回避できない「無能なイージス艦」から迎撃実験を行い「命中した瞬間」とされる映像は、素人目で見ても如何にもCGで、レーダー映像と称して「その瞬間に」ただ光が発散しているだけと言う代物であった。
 本当に迎撃実験に成功して上空で爆発したのなら、レーダーで追尾している位だから地上からも位置は予測でき(インターネットで迎撃地点を公開するなどして)、肉眼や望遠鏡で見えるはずであるが、そのような映像や迎撃地点は全く公開されていない。架空の(偽装の)CG画像でしかないことの証明のようなものだ。
 こんな映像なら少しでもCGに腕のある人間なら簡単にできてしまうであろう。
ゲームソフトの方が一層リアルであるほどだ。

 アメリカの軍需産業の『営業戦略』に協力して政府にこの「“無能”の長物」を買うように促したのはアメリカ・ブッシュ政権と、彼らの利権に組み込まれたフィクサーやロビイスト(アメリカ人、ユダヤ人、日本人etc.)であろう。

 そのボロ儲けに荷担したのは歴代自公政府と閣僚・官僚たちである。

 父も防衛庁長官であった、中曽根外相は24日の閣議後の記者会見で迎撃して撃ち落とすのは「難しい」との認識を示した。
 別の政府筋も23日、「当たらないと思う」と発言した。


 北朝鮮のミサイル打ち上げ(人工衛星打ち上げと言っているが)問題を目の当たりにして、この政府の迷走ぶりは何事であろうか?

 もちろん「当たらない」ことを初めて公式に認めたことは一歩前進の“快挙”であるが、これに今まで注ぎ込んだ税金はどうするつもり?
 今後の配備計画は直ちに中止するのか?

 ますます、市民による監視が重要になってきた。

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 ミサイル迎撃、外相「難しい」
       政府筋「当たらない」

          Asahi.com 2009年3月24日13時34分

 北朝鮮が発射を予告している「人工衛星」が日本に落下しそうな場合、迎撃が技術的に可能かどうかについて、中曽根外相は24日の閣議後の記者会見で「難しい」との認識を示した。政府筋も23日、「当たらないと思う」と発言。政府は近く、弾道ミサイル破壊措置命令を発令する方針だが、足元からそもそもの技術論で疑問が出た格好だ。

 政府筋は「鉄砲をバーンと撃った時にこっちからも鉄砲でバーンと撃って(弾と弾が)当たるか。当たらないと思う。口開けて見ているしかない」との見方を示した。「実験したときは成功したと言うが、それは、『はいこれから撃ちますよ。はい、どーん』と撃ったやつだった。いきなりドーンと撃ってきたら、なかなか当たらない」とも述べた。

 中曽根氏は、この発言について感想を問われ、「難しいのは事実だ。やったことがない。どういう形でどういう風に飛んでくるのかわからない」と述べた。一方、浜田防衛相は24日の会見で「そのようには考えていない。今まで準備万端ということで万全になるように努力をしてきている」と反論した。

 政府筋発言に対しては、24日開かれた自民党国防関係3部会でも「発言が報道で流れること自体が極めてマイナスだ」「緊張感が足りない」と批判が相次いだ。中谷元・元防衛庁長官は「釈明なり事実の打ち消しなどを求めたい」と記者団に述べた。

 迎撃を試みる場合、まずは日本海に展開したイージス艦から迎撃用の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を発射する想定。ただ、自衛隊はSM3の迎撃実験を過去に2度実施し、うち1度は失敗している。
 


ミサイル迎撃、外相「難しい」政府筋「当たらない」(朝日新聞) - goo ニュース
     2009年3月24日(火)13:34

MDで「当たるわけない」=北ミサイル、迎撃を困難視-政府筋(時事通信) - goo ニュース
     2009年3月23日(月)22:30

防衛相、政府筋発言に反論=MD「難しいのは事実」と中曽根外相(時事通信) - goo ニュース
     2009年3月24日(火)12:30

ミサイル防衛──オバマを悩ますスターウォーズ(ニューズウィーク日本版) - goo ニュース
     2009年3月19日(木)08:00
 上のニューズウィーク記事から一部引用

 オバマはミサイル防衛に懐疑的だ。ホワイトハウスの公式サイトによれば、オバマはミサイル防衛が機能するという確信が得られなければ計画は進めないという。今のところシステムの有効性に確証はない。
 本誌(ニューズウィーク)が入手した最近の国防総省報告書(第三者が執筆した)によると、現時点の技術は「確かな」レベルには程遠い。(中略)
 ブッシュ政権が東欧に配備しようとした迎撃システムに関しては「分析や実験室でのテスト、もしくは古いモデルやシミュレーションで定義された概念」と同報告書は位置づけた。つまりまだ構想段階にすぎない(米ミサイル防衛庁の広報官は、東欧向けシステムは新たな実験が必要だと認めた)。
 




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