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教員に成れる人、成れない人。 口利き議員の名前の公表を!

2008-07-22 13:52:48 | 教育基本法
今日、朝7時代のNHKニュースで7:30~7:40に亘って、教員に成りたくても成れない非正規教員について特集していた。
時間も10分以上と、ニュース枠の中としては力のこもった特集であった。

話の導入部は、当然大分で起こった口利きによる教師への採用問題である。

これを糸口にしながら、NHKの取材班は、教員試験の競争率が余りにも高くなっている背景の一つとして、小泉内閣以来の「骨太方針」という名の、福祉・教育切捨て政策に原因を求め追究してゆく。

携帯ラジオのTV音声を聞いていただけなので、正確に覚えている訳ではないが、およそ次の通り。

☆「骨太方針」で、教員の削減を行う中で、正規教員は大幅に削減された。
☆これを補う形で非正規教員(派遣教員)が増えた
☆非正規教員は、固定給はなく、一こま(一授業)2,500円前後の報酬のみ
☆多くが二ヶ月契約等、短期契約の継続であるが、継続の保証はなし。
☆学期の中間の夏休みなどの期間は収入なし。
☆テストの採点など正規教員と同じ残業や持ち帰り仕事があるがタダ働き
☆一校での契約では生活できないので、複数の学校を掛け持ち
☆別の学校との移動交通費は自腹
☆正規教員に成りたい人が殆どだが、こういう状況が何年も続く
☆ある学校では34人の教師の内14人が非正規(41%)
☆あまりの過酷さに当初高い理想と情熱を持っていたのにボロボロ。
☆そういう中で多くの非正規教員(非常勤講師)が辞めて行く
☆非常勤講師の離職で、授業が維持できず学科の空白になる事態も発生。

教育委員会や議員や校長などのコネで能力が無くても(現に点数を嵩上げしてもらってようやく合格した訳だから)教員に成れる者が居る一方で、熱意ある教育者が使い捨てにされて正規雇用の機会も失われている。

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同じく、この後の8時の「NHK・ニュース解説」では、
今回の汚職は大分県だけの問題か? と問い、
他の都道府県でも同じような実態が多かれ少なかれ有っただろうが、
大分県が大問題になっている内に、表面だけ謝罪してサッサと
片付けてしまおうという風潮になっている と批判していた。
大分をスケープゴートして逃げ切ろうと言う訳だ。
そして
「この問題では、介入した議員の名前を公に発表するべきである。」
そうすることで、
「口利きすると後での釈明が如何に大変かを身をもって知らしめる必要があるし、そうすることで、口利きを抑止する効果がある」
と提案し、
今後は、広域情報公開;すなわち内部告発を制度化するべきである
(他にも幾つか提案があったが、失念した)
など、積極的な提案を行っていた。

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