河北新報が今日の社説で、『大阪維新の会』の政策にひと言申した!
エライ!
まぁ、批判としては不充分だが、致し方ないところか?!
その社説とは直接関係はないが、維新の会の本質も見え始め、
ほころびがそろそろ露呈しそうだ。
ブログや『顔の本』『つぶやき』サイトを活用して多くの人々に
広げてゆく必要がある。
維新の会は、政党要件を満たして来る総選挙を戦えるようにするために
自民党崩れでも民主党崩れでもその他の小党崩れでも取り敢えず取り込み
選挙で圧倒的議席を獲得したいようだ。
しかし、候補者のレベルがイタダケナイ!
まぁ、予想されたことではあるが、お笑い芸人を頼みにしたり、
そこここの首長経験者に依頼したりと、人材不足も甚だしい。
維新の会の人材不足の底が割れたという処。
また、けしからんことに坂本龍馬の【舟中八策】にあやかった名称を
勝手に使用して【維新八策】となる方向性が全く異なるものを出した。
坂本龍馬氏本人も子孫も居ないことを『幸い』に使っている。
坂本龍馬ファンの私などは頭に来ている!
さて、河北新報の社説を以下に引用する。
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************
大阪維新の会/橋下人気だけでは不十分
河北新報 - 2012年09月05日水曜日
「娘一人に婿八人」と言うべきか。擦り寄ってくる婿候補を値踏みし、しかも公開で本命を選ぼうというのだから、したたかさも相当なものだ。
橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」が次期衆院選での国政進出に向け、存在感を増している。既成政党が二の足を踏むような大胆な公約を打ち上げ、無党派層に浸透している。
政党化してできるだけ多くの当選者を出し、「第三極」以上の勢力を結集、政界再編のキーマンたらんとしている。
スピード感は同会を押し上げる原動力となっているが、民主党マニフェスト(政権公約)が破綻に追い込まれたのは、戦略性が欠けていたからだ。現時点で、有権者への判断材料は不足していると言わざるを得ない。
維新の会は新党結成を目指し、9日に大阪市で公開討論会を開く。民主党の松野頼久元官房副長官ら民主、自民、みんな各党の衆参両院議員5人が離党し、新党に合流する見通しだ。
その時点で政党要件を満たすことから、衆院選候補者の公募に踏み切り、全国規模で擁立を図る。5人が参加する超党派の「道州制型統治機構研究会」を中心に、合流する現職国会議員はさらに増える見込みだ。
維新の会が掲げる次期衆院選公約「維新八策」は(1)衆院定数半減(2)首相公選制導入(3)参院廃止-など、現職議員にとって相当に高いハードルとなる内容が含まれている。
それにもかかわらず合流が相次ぐのは、維新の会に対する高い支持率があるからだ。
共同通信社の直近の世論調査によると、同会の国政進出に「期待する」と答えた人は60.2%に上った。比例代表の投票先でも17.6%に伸び、民主党を抜いて2位につけた。
既成政党を抵抗勢力に見立て、激語で改革姿勢をアピールする。関西圏で沸騰した橋下人気は全国に波及しつつある。懸案だった「大阪都」構想を後押しする新法が今国会で成立したことで、橋下氏は「決定できる」政治家としての資質を印象づけることにも成功した。
党利党略ばかりの「決められない政治」に飽き飽きしている有権者が、維新の会に文字通り維新を期待していることは明らかだ。
橋下氏は「八策」を踏み絵に政界再編を仕掛ける。だが、現職以外の候補者は急造とならざるを得ず、能力は未知数だ。橋下氏は市長職にとどまるとしており、その場合、誰が「チルドレン」を統率するのか。
八策は古いシステムや制度を捨て去る「グレートリセット」だ。実現には憲法改正を伴うアジェンダ(政策課題)も多い。
一気呵成(いっきかせい)が橋下氏の政治スタイルだが、難易度の高い改革であればこそ「熟議」が求められるのが民主政治である。数値目標や達成時期などを明示した工程表を早期に示してほしい。
東日本大震災からの復興への言及がないことにも疑問が残る。国政を目指すなら「関西にとって東北は遠い」では困る。
2012年09月05日水曜日
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************