5月29日から東京に出張していた。
以前は、私鉄全線で使用できるプリペイドカード(バスネット)を買っていたが、それは既に 「販売されていない」 との事で、【SUICA】 を3000円で購入した。
「パスネット」では、JRが使えなかったから、東京近郊のほとんど全ての路線に使える【SUICA】は、便利そうである。
券売機の前に並び、行き先を確認して料金を調べ、小銭や千円札を入れて料金ボタンを押すという手間が省け、乗り換えの際にもそのまま通れるので気楽ではある。
特に京急の羽田空港の行き先案内は極めてわかりにくいので、そこで時間と精神を浪費することはなくなるだろう。
福岡の西鉄や市営地下鉄などで使える【よかネットカード】では、1割位のサービスがあり、5000円カードなら5500円分あるが、【SUICA】では、額面通り。
ところが羽田空港で、【モノレールSUICA】を購入して、浜松町で降りて、JR浜松町の改札をくぐった時点で、いきなり残高が2030円になってしまった。
羽田・浜松町は470円なので、500円余分に取られたことになる。
機械の読み取りミスかと不思議に思いつつ、東京を離れる今日夕方、改めてモノレール浜松町駅で状況を説明し、履歴を調べてみてもらったところ、大問題発見!
知っている人は知っている!
知らない人は知らないよ!
の典型だと思うが、(従って知っている人にとっては「何を今さら」の話)
以下の問題点。
① 3000円の【SUICA】は、2500円しか実際には使えない!
② 500円は言わばカードの保証料であり、換金できない。
③ この500円は、カードを返却(解約)する際には返金する。
④ しかし、返却の際は、手数料100円が必要。
⑤ 従って、発行するだけで少なくとも100円のぼろ儲けとなる。
と言う事は、事情を知らない私のような一時使用の「御登りさん」は、知らないうちに500円余分に払わされている可能性が極めて高い。
たった、500円と思うかも知れないが、
1000円の【SUICA】なら50%、
2000円の【SUICA】なら25%、
3000円の【SUICA】なら17%、
5000円の【SUICA】でも10%
である。
一時使用の方は2000円から3000円のものを購入するだろうから、この「保証料」と言う名の『別途収入』は、鉄道会社にとっては莫大な付加価値(ぼろ儲け)を生み出す『おいしい』ものだと言うことになる。
チャージして使いまわせる東京の人にとっては、この500円は比率としては漸減するにしても、返却しない限り500円は留保される訳であり、鉄道会社にとって莫大な“付加価値”をもたらすことに変わりは無い。
なにしろ1枚発行するごとに500円が転がり込むのであるから。
また、私の経験から言うと、この手のプリペイドカードは結構無くすことが多い。 西鉄等の「よかネットカード」もこれまで何回無くしていることであろうか?
鉄道会社に限らず、プリペイドカードを発行する会社の狙いの一つは、こうした『使いきらない留保金』が相当の金額に登る(サービスを提供しないのに現金が入る)ことを期待しているのである。
この5月に西鉄などでも新しいプリペイド・リチャージャブル・カードシステム【nimoca】 が始まったが、同じような問題があるかも知れない。
まだ買っていないので、実態は不明。
使う積りの方は、良く調べて考えてから購入するべきだと思う。
【nimoca】公式サイト
上の公式サイトをちょっと見てみたら、
最初は一律2000円で購入し、【預かり金500円】,【利用可能金額1500円】であるから、【SUICA】と同様で、25%も付加価値を付けているらしい。
ご注意!御注意!!!
*******************************************
【今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!】
*******************************************
下のアイコンもクリックしてもらえたら嬉しいです。
電車、バス、買い物にOK 西鉄ニモカ運用開始 九州初「3分野」ICカード 福岡県内(西日本新聞) - goo ニュース
2008年5月19日(月)10:30
西鉄「ニモカ」始動、初日は1万7500枚発行
2008年5月20日 読売新聞
筆者注:初日だけで、1万7500枚発行ということは、額面で3500万円の現金収入があり、そのうち875万円が留保金として西鉄などの懐に転がり込む計算である。
まだ、様子見の人々が多い状態でも、これだけ収益が上がる訳である。
そのまま押しなべても年間発行枚数:17,500×365日=約639万枚
639万枚×2千円=1278×万×千円?!
な、な、何と 127億8千万円の現金収入 があり、内31億9500万円が留保金として懐に入る のだ! こんな『おいしい』話はないではないか!
以前は、私鉄全線で使用できるプリペイドカード(バスネット)を買っていたが、それは既に 「販売されていない」 との事で、【SUICA】 を3000円で購入した。
「パスネット」では、JRが使えなかったから、東京近郊のほとんど全ての路線に使える【SUICA】は、便利そうである。
券売機の前に並び、行き先を確認して料金を調べ、小銭や千円札を入れて料金ボタンを押すという手間が省け、乗り換えの際にもそのまま通れるので気楽ではある。
特に京急の羽田空港の行き先案内は極めてわかりにくいので、そこで時間と精神を浪費することはなくなるだろう。
福岡の西鉄や市営地下鉄などで使える【よかネットカード】では、1割位のサービスがあり、5000円カードなら5500円分あるが、【SUICA】では、額面通り。
ところが羽田空港で、【モノレールSUICA】を購入して、浜松町で降りて、JR浜松町の改札をくぐった時点で、いきなり残高が2030円になってしまった。
羽田・浜松町は470円なので、500円余分に取られたことになる。
機械の読み取りミスかと不思議に思いつつ、東京を離れる今日夕方、改めてモノレール浜松町駅で状況を説明し、履歴を調べてみてもらったところ、大問題発見!
知っている人は知っている!
知らない人は知らないよ!
の典型だと思うが、(従って知っている人にとっては「何を今さら」の話)
以下の問題点。
① 3000円の【SUICA】は、2500円しか実際には使えない!
② 500円は言わばカードの保証料であり、換金できない。
③ この500円は、カードを返却(解約)する際には返金する。
④ しかし、返却の際は、手数料100円が必要。
⑤ 従って、発行するだけで少なくとも100円のぼろ儲けとなる。
と言う事は、事情を知らない私のような一時使用の「御登りさん」は、知らないうちに500円余分に払わされている可能性が極めて高い。
たった、500円と思うかも知れないが、
1000円の【SUICA】なら50%、
2000円の【SUICA】なら25%、
3000円の【SUICA】なら17%、
5000円の【SUICA】でも10%
である。
一時使用の方は2000円から3000円のものを購入するだろうから、この「保証料」と言う名の『別途収入』は、鉄道会社にとっては莫大な付加価値(ぼろ儲け)を生み出す『おいしい』ものだと言うことになる。
チャージして使いまわせる東京の人にとっては、この500円は比率としては漸減するにしても、返却しない限り500円は留保される訳であり、鉄道会社にとって莫大な“付加価値”をもたらすことに変わりは無い。
なにしろ1枚発行するごとに500円が転がり込むのであるから。
また、私の経験から言うと、この手のプリペイドカードは結構無くすことが多い。 西鉄等の「よかネットカード」もこれまで何回無くしていることであろうか?
鉄道会社に限らず、プリペイドカードを発行する会社の狙いの一つは、こうした『使いきらない留保金』が相当の金額に登る(サービスを提供しないのに現金が入る)ことを期待しているのである。
この5月に西鉄などでも新しいプリペイド・リチャージャブル・カードシステム【nimoca】 が始まったが、同じような問題があるかも知れない。
まだ買っていないので、実態は不明。
使う積りの方は、良く調べて考えてから購入するべきだと思う。
【nimoca】公式サイト
上の公式サイトをちょっと見てみたら、
最初は一律2000円で購入し、【預かり金500円】,【利用可能金額1500円】であるから、【SUICA】と同様で、25%も付加価値を付けているらしい。
ご注意!御注意!!!
*******************************************
【今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!】
*******************************************
下のアイコンもクリックしてもらえたら嬉しいです。
電車、バス、買い物にOK 西鉄ニモカ運用開始 九州初「3分野」ICカード 福岡県内(西日本新聞) - goo ニュース
2008年5月19日(月)10:30
西鉄「ニモカ」始動、初日は1万7500枚発行
2008年5月20日 読売新聞
筆者注:初日だけで、1万7500枚発行ということは、額面で3500万円の現金収入があり、そのうち875万円が留保金として西鉄などの懐に転がり込む計算である。
まだ、様子見の人々が多い状態でも、これだけ収益が上がる訳である。
そのまま押しなべても年間発行枚数:17,500×365日=約639万枚
639万枚×2千円=1278×万×千円?!
な、な、何と 127億8千万円の現金収入 があり、内31億9500万円が留保金として懐に入る のだ! こんな『おいしい』話はないではないか!
それは無茶な話です
カードはICチップを搭載した電子機器です
大量生産で安くは出来るでしょうけど
ただ配りが出来るほど安くはなりません
カードの価値が500円は妥当で
手数料100円も仕方ない所です
カードさえあれば二度と払うこと事のないお金でもありますし
簡単になくされては困るという思いもあって設定された料金です
その辺をわかってほしいです
それに比べ、日本のSUICAは返却の際に手数料という名のもとに100円程度徴収し、かつ運賃の割引は一切ないなど、いったいどんなメリットがある?と疑問に感じてしまいます。
さて、西鉄でも「nimoca」普及に伴い、「バスカード」や「よかネットカード」を廃止する方向のようです。
「バスカード」では額面5000円で、5750円分使えましたし、
「よかネットカード」でも額面5000円で、5500円分使えました。
プリペイドとすることで、サービス提供前に収入があがる(会社側)ことに対するサービスとして10%なり12.5%の割引があった訳です。
これらの割り引きつきカードを廃止して、割引なしどころか、別途保障料をもプリペイドさせるとんでもない制度が当たり前のように導入されようとしています。
上のコメントで書かれているような
『オイスターカードを使って乗車すれば運賃を値引いてくれる優れもの』なら歓迎しますが、
『に手数料という名のもとに100円程度徴収し、かつ運賃の割引は一切ないなど、いったいどんなメリットがある?』
というような制度が全国で当たりますのように導入されているのは何故でしょうか?
消費者は大いに声を上げるべきです。
その前のコメント者の
『額面0円のSuicaがあったら (姫)
2009-03-22 12:10:43
カードそのものはただ(無料)で配れという事ですか?』
についてもコメントすれば、会社として大きなメリットがある制度なのだから、カードそのものはタダで発行するのが顧客サービスとして「当たり前だ」と言うものです。
定期券売り場でカードを出して状況を言うと「お調べします」とちょっと慣れないことが起きたふうな対応をされまして20分待って呼ばれると再発行をするしかないので、手数料500円+デジポット用に500円で1000円かかると言われました。「傷害」にあたるそうです。
私は財布に入れて普通に使用しており、落としたことも濡らしたことも磁気にあてたこともありません。
1000円をなぜ自分が負担しなければいけないのか納得がいきません。
友人が回数券のほうがいいといってnimocaを使用してなかったのを思い出しました。
使わなくても誰かが困るわけではないし…
したがって、チャージ残高を0円にしてから返却すれば、500円きちんと戻ってきますよ。