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Fedex 貨物機 着陸失敗 反転 炎上事故

2009-03-24 14:55:19 | 事件・事故
2009年3月24日(火)

昨日の早朝、成田空港で起こり、監視カメラの映像が何度もなんども流されて、事故の異様さと恐怖を目の当たりにした、Fedex 貨物機 着陸失敗 反転 炎上事故。


(写真は時事通信)

不幸中のさいわいと言うと機長と副操縦士に申し訳ないが、
これが二百人乗りの旅客機であった可能性を考えると、やはり
そうした言葉が出てくるのを御赦し頂きたい。

同じ大惨事でも旅客機であれば、何十倍も大変な事態になっていただろう。

 しかし、如何にせよ、MD11の反転(裏返し)事故はこの十数年で3件目だというし、反転しなかった事故も含めると平均2年に1回の割合で墜落事故など重大事故が発生しているのだと言う。
 設計上、機体のバランスが悪いとか、フェールセイフのプログラムに問題があるのではないか?等、昨日から今日にかけてマスコミに流れている情報である。

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産経新聞Web版に比較的詳しい記事が掲載されていたので転載。

 機体バウンド「厳しい気象条件」
   強い横風、ウインドシアか


           産経新聞 2009年3月24日(火)08:05

 開港32年目にして初の航空死亡事故はなぜ起きたのか。成田空港で23日、米フェデックス貨物機が着陸に失敗、炎上して乗員2人が死亡した惨事。成田は航空業界でもウインドシアの発生頻度が高い空港として知られ、今回の事故直前にも最大約20メートルの突風が吹いていた上、前日にも成田を発着するパイロットから「ウインドシアを観測した」との情報が23回にわたり寄せられていた。一方、成田空港はメーン滑走路の閉鎖で春休み中の乗客らに影響が出た。

 「パイロット泣かせの厳しい気象条件だった」

 現役パイロットの1人はこう話し、着陸時に機体が滑走路でバウンドしていたことに着目した。「着陸の際、機体に当たる向かい風が急になくなった場合、機体が揚力を失い、滑走路にたたきつけられた状態になる。バウンドしたのは、そのためではないか」

 航空ジャーナリストの坪田敦史氏は「これほどバランスを崩してしまう原因はウインドシア以外考えにくい。かなり強い横風が機体に吹きつけたのだろう」と推測する。

 世界の大空港は、メーンの滑走路が強い横風に吹かれた際に使用する「横風用滑走路」を備えているのが通例だが、成田は空港整備にかかわる複雑な背景から、横風用滑走路がない。

 今回の事故では前日の22日から大気が不安定な状態で、22日は成田を発着する航空機のパイロットから「ウインドシアを観測した」との情報が一日に23回も、管制官を通じて成田航空地方気象台に寄せられていた。気象台は観測結果とパイロットからの情報を合わせ、22日午前5時50分から事故直前の23日午前6時すぎまで断続的に航空会社へ注意喚起していた。フェデックスにもその情報は流されていたという。

 事故当日の23日早朝もウインドシアの情報が寄せられ、引き続き航空会社など関係機関に注意喚起していた。航空会社別に規定は違うものの、強い横風を受けた際には機長の判断で着陸しないケースがあるが、予測できないウインドシアに関しての制限や規定はないという。

 ベテラン機長の一人は強風時の操縦の難しさを強調し、「前線が抜けて風向きが一晩で変わり、この朝の成田は教科書に出てくるような難しい条件だった」。着陸の可否は、風向きが突然変わる可能性も考慮されるが、「それでも突風だけは、その時になってみないと分からない」と語る。
 

     機体バウンド「厳しい気象条件」 強い横風、ウインドシアか(産経新聞) - goo ニュース 


   (写真はロイター通信)

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    (写真は共同通信)


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