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中山国交相、9月28日辞任

2008-09-27 23:47:27 | 政治
2008年9月27日(土)

 問題発言3連発の中山成彬国土交通相は27日、一連の問題発言の責任を取って辞任する意向を固めたらしい。
 当然のことである。
 25日の問題発言3連発でも十分更迭に値する暴言であったが、これへの反省の弁は上辺のものであったのは明確で、27日には「小泉流に言えば、日教組をぶっ壊せ!」と本音をわめいたと言う。宮崎県で後援会での会合だったようで、気を許したのか本音を述べたのだが、マスメディアが一部始終をニュースに流した。
 マスコミが取材に入っていることは解っていたはずなのに。

暴言3連発とは、簡単に書けば、
① 「成田空港は『ごね得』」
② 「日本は単一民族」
③ 「日教組の子どもなんか成績が悪くても先生になる」
である。

 26日に発言を撤回し謝罪したが、誤解を受けるような発言をしたと弁明。
しかし、とても「誤解」できるような内容ではなく、極めてストレートなものであった。
 そのうえ、「公人としての発言と私人としての発言に注意しなければならない」(要旨)と言った様に、それらの暴言が本音であったことを却って自ら明確にした。

 これらの暴言に対して
① 千葉県の堂本暁子知事や
② アイヌ民族最大の団体「北海道ウタリ協会」、
③ 日教組
などから抗議を受けた。

野党各党は中山氏の辞任か罷免を要求している。

 そういう状況を心得た上での 27日の「日教組をぶっ壊せ!」発言である。
これで、与党も呆れ返って中山辞任もやむなしになったようだ。
なお、中山氏は“最高学府”東京大学の出身であるそうだが、東大では何を教えているのであろうか? 授業には出ていなかったのか?

 【中山氏は文部科学相だった04年にも「歴史教科書から従軍慰安婦とか強制連行といった言葉が減ってきたのは良かった」と発言して問題になっており、野党は首相の任命責任も追及する構えを見せていた。】(朝日新聞)

 辞任の決定で、麻生新内閣は組閣後僅か数日で綻びが明らかになり、発足後最初の世論調査での支持率も低迷したことも相まって、短命の選挙管理内閣でしかないという前途の険しさを叙実に現したものと言える。

妻は旧大蔵省の同期で、拉致問題担当首相補佐官の中山恭子氏。

中山国交相が辞任へ 問題発言に批判、麻生新政権に打撃(朝日新聞) - goo ニュース

中山国交相、28日辞任=問題発言で引責-麻生政権に打撃(時事通信) - goo ニュース  

 中山国交相、28日辞任=問題発言で引責
   -麻生政権に打撃

           時事通信 2008年9月28日(日)00:30

 中山成彬国土交通相は27日、成田空港建設や日教組などをめぐる一連の問題発言の責任を取って辞任する意向を固めた。政府・与党内でも、麻生太郎首相の29日の所信表明演説など国会論戦が本格化するのを前に、国交相の辞任を求める圧力が強まった。国交相は同日夜、羽田空港で記者団に対し「自分の出処進退は自分で決める」と述べた。国交相は28日午前、首相に辞表を提出する。

 国交相に「けじめ」をつけさせることで、政府・与党は事態を沈静化させたい考えだが、野党側は首相の任命責任も追及する方針。政権発足直後の閣僚辞任は、首相の解散戦略にも影響を与える可能性がある。

 自民党内では、中山国交相の後任は置かず、河村建夫官房長官が兼務する案が浮上している。

 国交相は、地元の宮崎市で27日午前開かれた自民党の会合で「日本の教育のがんは日教組」などと日教組批判を繰り返し、会合後も記者団に「(日教組に関する発言は)撤回しない。日教組をぶっ壊すために火の玉になる」と強調。自らの進退については「(大臣に)しがみ付くつもりはないが、推移を見守りたい」と語った。   


中山国交相、28日に辞任 再び問題発言、政権に打撃(共同通信) - goo ニュース

与党、麻生政権の先行き懸念=首相の人選に非難も(時事通信) - goo ニュース

 
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