2009.10/23
ポカラ二日目は夜明け前からはじまりました。
目が覚めたのが6時10分前。 カーテンを開けると今にも夜が明けそうな中にヒマラヤの山々がくっきりと姿を現し始めていました。 まだ暗すぎて写真はこんな風。
マチャプチャレに陽が当たってきました。
美しいというより神々しいという方があたっているかもしれません。うれしくて興奮してしまいました。 ベランダに出たり、屋上に上がったり、どきどきしながら時のたつのも忘れ眺めてしまいました。
ズームしないで見るとこんなです。
左端にちょっとだけ見えるのはダウラギリ? 8167m 真ん中がアンナプルナサウス7219m そのすぐ右がアンナプルナ I 峰 8091m とんがっているのがマチャプチャレ6993m その右 アンナプルナ Ⅲ 7555m
右端に見えるのがアンナプルナⅣ 7525m
すっかり明るくなりました。 気がついたら2時間もたっていました。
朝食を済ませて本日の活動開始です。
この日はフェワ湖から少し離れ、北東に向かいました。
車で12,3分も走ったところにあった町
☆オールドバザールと言われる古い街並 (地元の人はプラノバザールというそうです。プラノ=古い)
ここもネワールの町だそうです。 その名のとおり街の雰囲気はいかにも古くからありますという感じ。 私はフェワ湖のほとりの観光地的なところよりもこういう古い街のほうがどちらかというと好きです。
ここから見えるヒマラヤはさらに大きく近くに見えます。 アンナプルナⅢ
マチャプチャレ と アンナプルナⅢ
新しく建て替えられる家はほとんどが左に見えるようなインド式の建物になるようです。 古い街並みもだんだん新しい街になってしまうのでしょうか・・・
☆ビンドバシニ寺院
パールヴァティの化身ドゥルガーの別名ビンドバシニを祀っている寺院です。 ドゥルガーは殺戮の神といわれています。 そのせいかどうなのか寺院の手前にある生け贄を捧げる祠には赤い血が飛び散っていました。
寺院の後ろ、遠くにヒマラヤが見えます。
日本の女性がこの寺院の絵を描いていました。
ビンドバシニ寺院の向かいには、新しく出来たラダクリシュナ寺院があります。
ラダは女性の名前 クリシュナはヴシュヌの8番目の化身。 ラダは長いことクリシュナが愛した女性でしたが、どうしても結婚出来なかったという悲しい話があります。この寺院はその二人を祀った寺院です。
クリシュナは笛を吹く姿で表されています。 クリシュナが笛を吹くと回りに人間や動物が集まってくるそうです。
ラダとクリシュナ?
狭い境内には他に、ブラマーの妃・サラスワティーの像、大きな菩提樹(上の方はなくなっていいる)にからみついたブーゲンビリアの花、その下にはハヌマンも祀られています。
よくわからないのですがこれがハヌマン像です。 カトマンドゥやパタンのハヌマン像は赤いマントを羽織っていたので分かりやすかったですが・・
同じ境内の少し離れたところにはりっぱなナンディが見守るシヴァ寺院もあります。
ナンディ像だけですが・・
次に向かったのは・・・
☆ケアシン橋 入場料20ルピー
橋と水路が一つになったもの。 橋の下に水を送るための水路がドッキングされているという感じです。 日本で通潤橋といわれる物かなーと思いました。 いつごろ作られたのか聞き忘れましたが当時の首相だったケアシンという人が作ったのでこの名がついたとか。
橋の下は細くて切れ込みの深い谷となっていてごうごうと音をたてて水が流れています。 この川の名がセティガンダキ。 (セティ=白い ガンダキ=川) 石灰岩を含んでいるため白く濁って見えるということです。
セティガンダキは上の写真のように細く切れ込んだ谷のようなところあり、川幅の広い河原になっているところあり、場所によって姿が変わるそうです。
切れ込みの深ーい谷のポピュラーな見学場所がマヘンドラプルと言う橋のあたりだそうですが その橋を渡って南に10分ほど歩くと吊り橋がありそこからの眺めがなかなかいいようです。 私は行けませんでしたが・・・。
☆ポカラ博物館 入場料100ルピー
昨日の国際山岳博物館から比べると小さなものですがここではアンナプルナ地域に住むたくさんの民族の中のいくつか(タカリ族、グルン族など)の衣装や住まい、生活風景などが紹介されています。
これで午前の観光は終わりです。 今日訪れたところはわりと近くにまとまってありますので効率よく見て回れました。
昼食はレイクサイドまで戻り中華料理店に入ってみることにしました。 中国からの団体さんがたくさんいました。 りっぱなお店のようでしたが、お味のほうはというとカトマンドゥの小さな小さな店で食べたものの方がおいしかった・・・なんていったら怒られそうです! そんなわけで紹介はちょっとやめておきましょう。
一度ホテルに戻り一休み。 4:00からフェワ湖でボートに乗ることにしました。
日本のボートを想像していたら少し違い、自分で漕ぐものではなくボートと漕ぎ手がセットになっていました。
一つのボートにこぼれそうなほどたくさんの人が乗って湖の真ん中にある小さな島にある寺院にお参りに来るのです。(残念ながら写真がありません)
私たちも島に降り立ちました。
タールバーライ寺院 (ガイドブックにはバラヒ寺院と書いてあります)タール=湖 バーライ=雌いのしし ヴィシュヌの妃・ラクシュミーが猪の姿で祀られているそうです。
ボート代はディネシュさんが払ってくれましたのでいくらかかったのか聞きそびれました。
ポカラ二日目の予定はこれでおしまいです。
湖のまわりの広い通りに植えられている並木の大きさには驚かされます。 どれも数百年はたっているであろうと思われるものばかり。 そんな通りをのんびり歩いてホテルに戻りました。
ポカラ3日目の朝もヒマラヤを期待したのですが、雲が多く前日のようにはうまく見えませんでした。 2日目の朝はほんとにラッキーだったと言えます。
ヒマラヤはよく見えませんでしたが、私のすぐ近くにこんなきれいな鳥が飛んできてくれました。 これはこれで超ラッキー!
2年も後になってからわかったことですが、この鳥は「シリアカヒヨドリ」という名前らしいです。
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