HOT TIN ROOF

デジカメからクラカメまで、いろんな写真機で撮ったいろんな写真を載せて行こうっていうブログ。基本方針『無節操』。

フレクサレットの週末

2008-03-25 01:10:12 | Flexaret VI



“Flexaret VI”。
チェコスロバキア(当時)、メオプタ社製の2眼レフです。
現在はチェコ共和国の首都であるプラハから、
はるばるやってきました。

今回は海外ネットオークションサイト、ebay経由で購入。
取り引きは全部英語でしたが、
ebayはシステムが相当かっちりできている感じで、
初めてでもそう戸惑わずにすみました。

2眼レフはリコーフレックスVIIに続いて2台目なのですが、
フレクサレット6はシャッター自動チャージ、
フィルム定量送り機能を備え、
別売アダプターを装着すれば35mmフィルムでも撮影可能と、
リコーフレックスVIIに比べて遥かに精密なカメラです。
正直、こっちは精密機器をいじっている感じがします(笑)。

このカメラの弱点はピントグラスがただのすりガラスで、
フレネルレンズが入っていないためにファインダーが
暗いことなのですが、これは事前に買っておいたジャンクの
マミヤプレス用ピントグラスをカットして入れ替え、
見違えるように明るくなりました。

レンズはBelar 80mm F3.5。
ローライコードのクセナーに匹敵すると言われる
その写りはどんなものでしょうか。
今回の試写は、小金井公園内の
「江戸東京たてもの園」に行ってきました。


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + FUJICOLOR PRO400

きれいに晴れた日で、かなりの人手でした。


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + FUJICOLOR PRO400

大昔の電話機。
こんなので通話していた時代があったんですね。

「江戸東京たてもの園」には、江戸~昭和初期の建物が
全部で27棟保管されており、入って見学することができます。


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + FUJICOLOR PRO400

「三井邸」の玄関にあった照明。
豪奢な雰囲気でした。
さすがは豪商越後屋の末裔の邸宅です。


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + FUJICOLOR PRO400

小金井公園内の野外博物館なので、
まわりには自然がいっぱい。
紫色の花が絨毯のように咲き誇っていました。


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + PROVIA100F

こんな感じにあちこちで春まっさかり。

ちなみにこの写真からリバーサルフィルムのプロビアです。
リバーサルでもちゃんと写っているところを見ると、
シャッタースピードもきちんと出ている模様。
まずはひと安心です。


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + PROVIA100F

酒屋の中にあった古い機械式レジスター。
実際に使われてるの見たことあるようなないような。


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + PROVIA100F

これは展示物なのかそれとも実用品なのか?
首をひねりました。どっちだと思います?


Flexaret VI Belar 80mm F3.5 + PROVIA100F

さすがにレンズが古いだけに、逆光だとこのようになります。
まあこれはこれでレトロチックないい雰囲気。


思った以上にちゃんと写ってうれしい限りです。
そして何より、2眼レフは撮影していて楽しい!
ファインダーを上から覗き込んでピントレバーを操作すると、
ピントの山が移動するのがはっきりわかります。
これが実にいい感じで面白い。
当分はたっぷり楽しめそうです。


フレクサレットの詳細については、この記事が面白いです。
このカメラの生まれた歴史的な経緯についても
きちんと書かれています。さすがにプロの仕事。


「東京レトロフォーカス モラヴィアの残照、フレクサレット」
http://ammo.jp/weekly/nak/0209/nak020904.html

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 21mmの青空 | トップ | レトロ看板ギャラリー »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まさ)
2008-03-25 19:46:13
ぺんたっくすもやる
返信する

コメントを投稿

Flexaret VI」カテゴリの最新記事