掛川に昔からよく行っている家系ラーメンのお店があります。
お店の名前は「ジェット家」 店主一人だけで切り盛りしているお店。
私の中では「新家系ラーメン」ではなく、ちゃんとした「横浜家系ラーメン」の部類に入る、正統派家系ラーメン店。
家系ラーメン店は券売機が入口に設置されているお店が多いんのですが、このお店は券売機は設置されておらず、
主人がオーダーを取るタイプ。
今回訪問したのは開店少し前です。通常12:00開店ですが、お店へ11:40頃到着。
まだお店のシャッターは閉まっていましたが、人気店なので2人の先客が。
自分もその後ろに並び開店を持ちました。シャッターが開く頃には15、6人が並んでいました。
そして、店内はL字型カウンターに11名が座れます。まずは、先頭の人から11人が席に着きます。
開店と同時に行ったのはこれが初めてでした。
そして、皆さんが席に付き、店主が準備をし始めて、暫くした時に、衝撃の光景が始まりました。
店主はL字カウンターの右端のお客様から、オーダーを取り始めます。
家系ラーメン店へ行った事のある方は分かると思いますが、家系の特徴はラーメンを自分の好みの通りオーダーが出来る事。
それは、麺の固さが「固め」「普通」「柔らかめ」 麺の量が「大盛り」「中盛り」「普通」 脂の量が「多め」「普通」「少なめ」
あじの濃さが「濃いめ」「普通」「薄め」と細かい自分なりの好みをオーダー出来ます。
それに加え、トッピングも「味玉」「海苔」「ほうれんそう」「チャーシュー」「ネギ」等もあり、非常に複雑なオーダーになります。
それなのに、ここの店主は一切メモを取らずに、11人のオーダーをL字カウンターの右端のお客様から連続で暗記。
一切メモは取っていません。全部自分の頭の中に叩き込んでいるのです。11名分のオーダー取り終えると
麺を釜に入れ、茹ではじめ「麺硬め」のオーダーのあった人のラーメンから製作し出します。
そして、麺硬めのお客様から順番にその他の細かいオーダーも間違いなく、ラーメンをお客様に提供していくのです。
これには驚きしかありません。自分だったら、3人か4人分を記憶するのが精いっぱいで、とても11人分のオーダーを記憶して
間違いなく作るなんてことはとてもできません。神業です。
そして、食べ終わった後、「ごちそうさ」と声を店主にかけると、勘定も間違いなく「¥800です」とすぐに返答。
もうホントにこれには驚きです。どういう風な記憶術なのか効いてみたいですね。
とてもラーメンも美味しく、大繁盛店。
TVなどで取り上げられてもおかしくない才能だと思います。そのレベルですよ。
あの記憶力は!ホント素晴らしい!
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