猫2匹とパパ(主夫)とのまったり暮らし

主にパパごはんと猫のお話

告白

2010-06-13 23:25:51 | 映画(映画館)
映画を見てから読もうと決めていたので、
原作は未読です。

映画が始まる前は少し騒がしかった女性のグループが
(たぶん40代くらい)
上映後は一言も発せずに席を立って行った。

母親たちは怯える映画かもしれない。
そして私は、自分の子供たちがそんな「恐ろしい年頃」をとっくに越えていることに
少し安堵していることに気づく。
私は卑怯だな、とちょっと心の中で苦笑した。

息子も娘も、何事もなく大人になったわけではないのに。

「お母さん大変だったよね

こらこら、娘よ、人ごとのように言うな


さて、冒頭20分、娘を殺された教師の独白が続きます。
(「私が苦手な人は、そこでアウトです」
なんて映画の宣伝なのにそれ言っちゃう
松さんが素敵すぎました。)

誰が殺人者かは本人たちはもちろんのこと
クラスメイトにもすぐわかる。
「血液を牛乳に」
これを言い放って学校をあとにする。
犯人たちは発症の恐怖にふるえながら暮らさなければならない。

最初にすでに復讐が終わったかのように思わされた。
でも本当に牛乳に入っていたとしても
血液を飲んだからといって発症するものだろうか。
でもその恐怖だけで十分な復讐なのかもしれない。

なんて思った私は甘かった。

「絶対に許しません」

彼女はそう言ったではないか。
それぞれの立場での告白が続く。
母に捨てられた子と、溺愛されている子と。
ふっと同情しそうになる。
弁護士なら使えそうな境遇である。

彼は、母の愛情に、家族の愛情に飢えていた。

え、だから何。くだらない。

すこーしだけ彼らに同情しそうになった私の気持ちは、
彼女に鼻で笑われるのだった。

そこまでやるかと思う爆破CGと、エンディングの松さんの表情。
自分だけが賢いとうぬぼれていた犯人の無様なラスト。
映像に圧倒され、松さんの怖さに圧倒され、
「熱血教師」を小馬鹿にしたところに小さく拍手をしたり、

はぁ・・・・疲れた(笑)
グラントリノを見たときと同じような疲れかな・・・・



岡田くんは、よくやってたと思いますよ
あれは演じててキツそうな役だなぁ・・・










コメント
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