前作よりもかなりダークな作りが個人的には大好物だったし、
とにかく
ギリギリまで追い詰められて追い詰められて
お話なんだから!絶対助かるはず!!
なのにああ、本当にダメかも・・・
と、見てるほうも追い詰められていくのは
何度も見ていて助かるってわかっているのに絶望感や恐怖を抱かせるLotRと同じ。
映画を見てこんなにはらはらしたのはキサラギ以来か(笑)
娘とレトショーで観たのですが、
一番大きいスクリーンで、席はど真ん中、観客約10人ほどの貸切状態。
そんなことも手伝ってか、
大作でなおかつここまで面白いっていう映画を久しぶりに観ました。
ナルニアでの暮らしを思い出しながらも、
ようやく子供としての英国での暮らしに慣れてきた4人。
ここで、ナルニアで大人になり、王として君臨していた記憶は残っているのだとわかる。(原作未読です)
ナルニアに戻ってすぐに、人間に矢を放つスーザンに驚いたが、
ドワーフを殺そうとしていたのだから当然かとも思ったけど
スーザンの中身は、ナルニアの王女なのだ。
そう思えば次男の冷静さ、剣の扱い(強さ)を見ても納得がいく。
中身は王なのだから、ミラースとの交渉場面を見てもしかりです。
しっかり前作の借りも返してるし、成長ぶりが頼もしかった。
タイトルのカスピアン王子は
作戦もしっかり遂行できないし、ピーターと責任のなすりあいするしで
大したこともしてないのがなんなんですが(^^;
それでも俳優さんの育ちのよさなのか、王子というのにふさわしい品があって、
なかなか素敵でしたよ。アゴ割れてるけど
ピーターもミラースとの過酷な一騎打ちによく耐えていましたね。
ピーターが打たれると痛みが伝わってきそうでした。
将軍は、ミラースのやり方に不満をもっていたのでは?
最後、ピーターに味方してくれるのかと思っていたのに、
あのなんども見せた表情はいったいなんだったのか不明。
今回のナイスキャラ
ネズミ騎士リーピチープって、シュレック2の長靴をはいた猫のパロ?
って思ったら監督さんが同じ人でした(*≧▽≦*)
しかもリーピチープに縛られてる猫が茶猫
きゃ~~~ロンだ~~~~(バカです)
ナルニアの国民にとっては4人の王は突然いなくなってしまったってことか。
お墓が悲しかった。
そしてタムナスさんの壁画に泣きそうになりました。
最後は、あいかわらずアスランが美味しいところはもっていきました。
「だから、最初からアスランが戦えばいいじゃん」
っていう突っ込みは今回はなしで(笑)
できるところまで、ギリギリまで頑張らなくちゃ助けてなんてもらえないんだね。