✳️【メキシコの石板】
それではもうひとつの最重要文書とされる「メキシコの石板」のほうはどうだろうか。こちらはアメリカの鉱物学者ウィリアム・ニーベンがメキシコで集めた総数2600点ほどの石板である。チャーチワードは、前述の「ナーカル碑文」を補足する文書を探すため世界を旅していた際、メキシコでこの石板と出会ったのだという。彼の著書にはその写真が掲載されている。またニーベンも実在の人物であることがたしかめられている。そのため「ナーカル碑文」とは違って、「メキシコの石板」についてはたしかに存在するもののようである。
しかし問題は、その石板は存在しても、そこに記されている内容を解読したというチャーチワードの話の信憑性である。実は、「メキシコの石板」からムーの伝説を“解読”できたと主張しているのはチャーチワードただ1人。そもそもニーベンの「メキシコの石板」は、正規の考古学的発掘品としては認められていない。つまり実在はするものの、その信憑性には大きな疑問符が付くというのが妥当な結論のようである。(本城達也) ASIOS〈謎解き古代文明〉より
✔️【逆デバンキング〈ナーカル碑文の文字と酷似していれば事足りる〉】
これはいたって簡単な話。
ナーカル碑文の文字とメキシコの石板の文字を比較して、両者が酷似したものだったら、チャーチワードが嘘を言っていないことが確定します。
ナーカル碑文は見つかっているわけですから、容易に比較はできるはずです。
【まとめ】
●メキシコの石版の文字とナーカル碑文の文字を見比べれば事足りる。
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