✳️【アトランティス伝説を書き残していない偉人たち】
クリティアスが(『ティマイオス』の中で)語るところによれば、アトランティスの伝説は曾祖父のドロビデスから伝わったものだという。ドロビデスは有名な政治家のソロンから聞かされた。ソロンはエジプト滞在中にサイスの街の神官から聞かされた。ソロンがエジプトへ行ったのは紀元前590年頃なので、プラトンの時代より200年以上前のことになる。無論、本当にクリティアスがそうした伝説を知っていたのだとしたら、プラトンが幼い日にそれを耳にしていたとしても不思議はないだろう。
しかし、それにしても疑問は残る。なぜソロンやクリティアスやソクラテスは、アトランティスの伝説についてなにも書き残していないのか?また、ソロンと同じくエジプトに長期滞在し、膨大な情報を収集したはずのヘロドトスは、なぜアトランティスの伝説を耳にしなかったのか?(山本弘) と学会〈トンデモ超常現象99の真相〉より
✔️【逆デバンキング〈なにも書き残さなかった偉人はたくさんいる〉】
歴史上の偉人が、必ずなにかを書き残さなければいけないという不文律などありません。
ブッダやイエスなど、本を1冊も書かなった歴史上の偉人は多くいます。実はソクラテスもその1人です。
【アレキサンドリア図書館】
また、アレキサンドリア大図書館やバグダッドの知の図書館など、何者かに破壊されたために、膨大な貴重な知識が歴史から抹消されたこともあります。
ひょっとするとその中に、ソロンなどがアトランティスについて書いた書物が存在するかもしれません。
【アトランティック・オーシャン】
ちなみに山本弘は知らないようですが、アトランティスがあったとされる大西洋に「アトランティック・オーシャン」と名付けた人物は、なにを隠そうヘロドトスです。
【まとめ】
●本を1冊も書かなかった偉人などいくらでもいる。
●ヘロドトスがアトランティスに言及していないというのは嘘である。
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