オカルト伝説は事実である【対話篇】

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スペースシャトルや彗星も描く華麗なピクチャー・バイブルコード

2024-09-16 13:03:54 | 超能力/怪奇現象

 
✳️【『白鯨』で同じことをやってみたら「暗号」が出るわ出るわ……】
 『聖書の暗号』について、最もよくいわれる批判が、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たるだけなんじゃないの」ということである。旧約聖書は、約30万字もの文字から成り立っている。だから、いろいろいじくり回していれば、そのうちメッセージらしきものが見つかっても、別に不思議ではないというのだ。
 
 こうした批判に、いい加減頭に来たドロズニンは「メルヴィルの長編小説『白鯨』の中から、首相が暗殺されるというメッセージを探し出すことができたら、批判を信じてやってもよい」と、97年6月の『ニューズウィーク』誌のインタビューの中で大見得を切って見せた。
 
 ドロズニンは元の文章が長いからといって、なんでも予言が見つかるというものではない、ということを言いたかったのだろうが、この反撃は批判者たちにとっては、このうえなく美味しいデザートに思えた。彼らは当然のように、『白鯨』の中に隠されている「メッセージ」を探しまくったのである。
 
 そしてオーストラリア国立大学の数学者ブレダン・マッケイが、ラビン首相は言うに及ばず、インディラ・ガンジーにレオン・トロツキー、キング牧師らの暗殺までもが、『白鯨』の中にちゃんと「予言」されていたということを見つけ出してきた。もちろん、お約束のケネディ大統領の暗殺予言も、その中にあった。(中略)
 
 『白鯨の暗号』の解読は、さらにエスカレートし、『白鯨』の中から、ドロズニン自身の暗殺計画を読み解いたという者まで現れた。『白鯨』の予言によれば、ドロズニンは、カイロかアテネで心臓に釘を刺されて死ぬというのだ。そしてその死の予言のすぐ近くには「嘘つき」とか「不正をはたらく」といった、しょうもない単語が並べられていた。
 
 こうなると『白鯨』の予言というより、『白鯨』によるドロズニンのイジメ予言という感じがしなくもないが、『白鯨』で暗号を読み解いて見せよ、と最初にけしかけたのは、ドロズニンのほうである。ドロズニンも、もうちょっと考えてからモノを言えばよかったのである。
 
 『聖書の暗号』を誰でも読み解けるようにと、聖書の暗号解読専用ソフトも売り出された。なにを思ったのか、ドロズニンの著書『聖書の暗号』そのものを、暗号探し用ソフトにかけてみたという研究者まで出てきた。すると、驚愕すべきメッセージが浮かび上がってきたのである。
 
 「暗号はお馬鹿なイカサマ、デッチアゲ(The code is a silly snake╴oil hoax)
 
 『聖書の暗号』の暗号は、まさに身も蓋もないメッセージなのであった。(皆神龍太郎) ASIOS/菊池聡/山津寿丸〈検証 予言はどこまで当たるのか〉より
 
 
✔️【逆デバンキング〈ドロズニン以上の研究はいくらでもある〉】
 それはあくまでドロズニン式での話。

 ASIOS自身も書いているように、リップス式と比べてドロズニン式はレベルの低いものです。もっとレベルの高い研究家のやり方なら、そんな偶然はまず起きないと思われます。

【久保有政式】

 例えば久保有政という研究家は「最小スキップの暗号の集中現象のあるなしを調べる」という手法をとっているらしく、これならば聖書からしか暗号が出てこないそうです。

【ピクチャー・バイブルコード】

 また、「ピクチャー・バイブルコード」といって、暗号の文字が事件を象徴するような形で現れることがあります。

 例えば、スペースシャトル・コロンビア号の事故の場合、「宇宙」という文字が上、「地球」という文字が下にあり、コロンビア号の機体そっくりの形の暗号文が右斜め下に落下しているのです。

 また、シューメーカーレヴィ彗星の場合、本物の写真そっくりに棒状になって文字が現れています。ちなみに「1994・7・16」という日付もちゃんと出ています。

 「〈白鯨〉の暗号」や「〈聖書の暗号〉の暗号」に、果たしてこれほどのものがあるのでしょうか?

【まとめ】 

 ●ドロズニンよりレベルの高い研究はいくらでもある。

 ●否定派はピクチャー・バイブルコードの存在を無視している。

 

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