輸入盤 最新新譜情報  【BUYER'S EYES】

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Earl Sweatshirt /I Don't Like Shit, I

2015-04-02 | R&B,SOUL,HIPHOP,RAP,GOSPEL他
<発売日>2015/4/14

<JAN(規格番号)>0888750692726

<内 容>
オッド・フューチャーのアール・スウェットシャツディープな内面に迫る2ndアルバム

現在21歳、タイラー・ザ・クリエイター率いる西海岸のヒップホップ集団=オッド・フューチャーの最年少ラッパー、アール・スウェットシャツ、2枚目のスタジオ・アルバム。鋭いラップ、抜群の声の良さ、フィーチャリングで参加したフランク・オーシャン『Orange』の「Super Rich Kids」でも絶大な印象を残し、19歳にして注目の中リリースされた前作『Doris』(2013年)は、プロデューサーにファレル・ウィリアムス、RZA、BADBADNOTGOOD、タイラー・ザ・クリエイター等、他にもフランク・オーシャン、ドモ・ジェネシス、ヴィンス・ステープルズ、ケイシー・ヴェジーズ、マック・ミラー等が参加と、豪華な布陣でも話題になった。翻って今作は、ほぼ全て自身で完結したプロダクションで、フィーチャリング・アーティストもごく限られたメンバー。まるで隠遁するかのように自身の内面と向き合った作品となり、鋭いラップは一層キレを増している。オルガンに導かれるジャジーな響き、スリリングなコード展開からもディープな内面世界が浮き彫りになる。ディープな一方で、自身の葛藤、社会の混沌と向き合う若さも漂う。次回作が待たれるオッド・フューチャーのクルーの中でも、着実に次の一方を踏み出したアール・スウェットシャツの今がここにある。




Earl Sweatshirt - Grief

A$AP Rocky /At.Long.Last.A$AP

2015-04-02 | R&B,SOUL,HIPHOP,RAP,GOSPEL他
<発売日>2015/5/15

<JAN(規格番号)>0888430777521

<内 容>
ヒップホップ・ゴールド・スター “エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)”注目の2ndアルバム

NYハーレムの新世代クリエイターが集結したヒップホップ・クルー=エイサップ・モブ(A$AP
Mob)の旗頭としてストリート・シーンを牽引する一方で、アレキサンダー・ワンやサルバトーレ・フェラガモといった世界的なトップ・デザイナーのモデルを努めるほどにファッション・アイコンとしても注目を集めるエイサップ・ロッキー。2012年1月に発表したデビュー・アルバム
『Long.Live.A$AP』で全米1位を獲得。もはや時代を代表するヒップホップ・スターとなったエイサップ・ロッキーが放つ注目の2nd.アルバムだ。今年1月のサンダンス映画祭で絶賛された映
画『Dope』(ファレル・ウィリアムス&ショーン・コムズによるプロデュース)でフィルム・デビューも果たし、話題は尽きない。

既に語られたところによると、今作では彼の多様な面が披露されているという。華やかなパブ
リック・イメージの裏にある、音楽的な部分、知的な部分を深く描き出す内容となっている。前
作同様に豪華フィーチャリング・アーティストが参加しており、既に発表されたシングル「Multiply」に参加しているJuicy J、女性ポップ・シンガーFKAツイッグス、リッキー・リー、前作にも参加したプロデューサーのクラムズ・カシーノ等の名が挙がっている。エグゼクティヴ・プロデューサーは、デンジャーマウスとエイサップ・ヤムズ(A$AP Yams)。
前作/今作とエグゼクティヴ・プロデューサーを務め、エイサップ・モブの創設メンバーであり、そしてエイサップ・ロッキーをメジャー・シーンに押し上げた立役者ともいえるエイサップ・ヤムズは、2015年1月に26歳という若さで夭折しており、この盟友の死がエイサップ・ロッキーに与えた喪失は大きい。今作は、エイサップ・モブのメンバーとしてのみならず10世代のヒップホップ・シーンにおいて最重要人物ともいわれたエイサップ・ヤムズが手掛けた代表作にもなり得るアルバムで、一つの時代を象徴する作品となることは間違いない。




A$AP Rocky feat. Juicy J - Multiply (Explicit)

Hiatus Kaiyote /Choose Your Weapon

2015-04-02 | R&B,SOUL,HIPHOP,RAP,GOSPEL他
<発売日>2015/5/5

<JAN(規格番号)>0888750624826

<内 容>
凄腕ミュージシャンによるレア・グルーヴとオーガニックなヴォーカルのベスト・マッチオーストラリア発フューチャー・ソウル・カルテット“ハイエイタス・カイヨーテ”最先端グルーヴ炸裂の2ndアルバム

オーストラリア・メルボルンを拠点とするフューチャー・ソウル・カルテット“ハイエイタス・カイヨーテ”。2011年にベースのポール・ベンダーが当時ソロ・シンガーだった紅一点ナイ・パームのパフォーマンスに感銘を受けたことでミュージシャン仲間を集めて結成され、アルバム『TawkTomahawk』を2013年にリリース。

このデビュー・アルバムから収録曲「Nakamarra」が2014年グラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス賞にノミネートされ、それまではエリカ・バドゥ、ジャイルズ・ピーターソン、クエストラヴといった音楽セレブや早耳リスナーにとっての寵児的存在だった彼等が、一気に知名度を上げた。ファレルやプリンスも彼等のファンを自称するほど。また個性あふれるボーカリスト ナイ・パームは、テイラー・マクファーリンのアルバム『Early Riser』収録曲の「The Antidote」にフィーチャリング・ヴォーカルとして参加している等、今最先端を行くジャズ・アーティスト達からの注目も熱い。
ナイ・パームの自由でしなやかなパフォーマンスを支える他4人のメンバーも、それぞれが輝かしい経歴を持つ凄腕ぞろい。前作は結成後すぐにスタジオ録音したもので、その技巧性と斬新なサウンドに注目が集まったが、今作は結成から4年の時を経て、幾多のセッションを共にしてきたバンドならではのグルーヴが貫かれており、バンドが実現したかった世界観が今作で一気に開花したかのようだ。変拍子や変則的なコードがジャム・バンドならではの緊張感を生む中で、ローズ・ピアノの美しいメロディがサウンドを洗練させ、のびやかでオーガニックなヴォーカルがリスナーの心に沁みわたる。複雑そうでいて、初めて見る生き物を眺める時のような発見、感嘆、喜びに満ちたサウンドが繰り広げられる。ソウル、R&B、ジャズ、フュージョン・・・いずれのジャンルにも収まらない型破りさは大きな魅力。しかし音楽好きなら誰もが虜になってしまう超絶テクニックとミュージシャン・シップにノックアウトされてしまう一枚。必聴です!



Hiatus Kaiyote - Breathing Underwater

JOEL RAFAEL /BALADISTA

2015-04-02 | Rock&Pops
<発売日>2015/4/14

<JAN(規格番号)>0696751041418

<内 容>
ウディ・ガスリーの伝統を今に伝えることで注目を集めるシンガー・ソングライター、ジョエル・ラファエル。 一人のアメリカン・シンガー・ソングライターの半世紀に亘る音楽遍歴から生まれた人間賛歌アルバム『BALADISTA』発売。

■ 50年以上のキャリアを持つ、シンガー・ソングライター、ジョエル・ラファエル。学生時代からソングライティングと演奏を始め、やがてベトナム戦争の動乱の中、徴兵を逃れるために、カリフォルニアからオレゴン、そしてまたロサンゼルスへと移り住んだ彼は、生活のために様々な仕事をしながら、ソングライティングの技量を磨いていったという。

■ そしてベトナム戦争が終わり、サンディエゴ北部に安住の地を見つけた彼は、そこでアボガドを育てながら曲作りを行い、そして友人の経営するブルー・りっじ・ギター・ショップで、再び観客の前で演奏をするようになった。70年代後半には、ロージー・フロレスとのデュオで南カリフォルニアをツアー、さらにソロ・アーティストとしても地元を回るアーティストのオープニング・アクトとしてステージを飾るようになる。

■ 1990年代には自身のジョエル・ラファエル・バンド名義でアルバムをリリースしてきた彼は2000年代に入ると、ウディ・ガスリーの作品を演奏した2枚のアルバム、『Woodeye (2003年作品)』と『Woodyboye (2005年作品)』をリリース、それらの作品には、ウディが遺した詞に自ら音楽を付ける楽曲もおさめされている。その後も、2012年のウディ・ガスリー生誕100周年の年に行われた数々のトリビュート・コンサートに参加し、ウディ・ガスリーの音楽をアメリカ各地に伝えていった。

■ 半世紀以上に亘るキャリアの中で、ジェシ・コリン・ヤングや、ジョーン・バエズ、CS&N、ローラ・ニーロ、エミル―・ハリス、ジョン・リー・フッカーなどのオープニング・アクトを務めてきた彼の通算9作目となるフル・アルバム『BALADISTA』が発売となる。

■ 10曲のバラードを収めた本作には、決して平穏な人生を送ってきたとは言えない、彼ならではの、温かで優しい視点に満ちた、人間賛歌の楽曲が収録されている。

OF MICE & MEN/RESTORING FORCE: FULL CIRCLE

2015-04-02 | Rock&Pops
<発売日>2015/4/14

<JAN(規格番号)>0819531012440

<内 容>
オブ・マイス・アンド・メン、全米4位を獲得した最新作『RESTORING FORCE』に5曲のボーナス・トラックを収録した最強盤登場! 

■ カリフォルニア出身のポスト・ハードコア/メタルコア・バンド、オブ・マイス・アンド・メン。彼らにとって通算3作目となる最新作が『RESTORING FORCE』。この手の音には定評のあるプロデューサー、David Bendethが手掛けた本作は、彼らにとって最高位となる全米アルバム・チャート4位、全英アルバム・チャートでもTOP20にエントリー。彼らの大ブレイク作とも呼べるこのアルバムに、ボーナス・トラックを収録した2枚組最強盤『RESTORING FORCE: FULL CIRCLE』が登場した。

■ 2014年1月にリリースされた『RESTORING FORCE』は、ALTERNATIVE PRESS(5点中4点)、KERRANG!(5点中4点)、LOUDWIRE(5点中4点)、METALHAMMER(10点満点中8点)、ROCK SOUND(5点満点中4点)などで軒並み高得点レビューを獲得。さらにKERRANG!の表紙も獲得するなど、米英のメディアから高い評価を獲得。

■ 今回リリースされる『RESTORING FORCE:FULL CIRCLE』は、ボーナス・ディスクを収録した2枚組。ボーナス・ディスクには、アルバム未収録曲4曲と、「Feels Like Forever」のAcoustic Versionの計5曲が入っており、まさにタイトルにあるように『RESTORING FORCE』の”完全版”とも呼べる作品である。

AGNOSTIC FRONT/THE AMERICAN DREAM DIED

2015-04-02 | Rock&Pops
<発売日>2015/4/14

<JAN(規格番号)>0727361322328

<内 容>
ハードコア一筋30年!NYCハードコア・シーンが本気リスペクトするレジェンド且つ現役選手、アグノスティック・フロント、約4年振りとなる通算11作目のスタジオ・アルバムをリリース!「ハードコア・フォー・ライフ(人生一生ハードコア)」を体現するアグレッシヴで切っ先鋭いハードコア・サウンドで再び彼らがシーンに切り込んでいく!!

■ NYCハードコア・シーンのベテラン、アグノスティック・フロント。1983年発売のEP『UNITED BLOOD』、そして1984年の『VICTIM IN PAIN』で音楽シーンに衝撃を与えた彼らは、30年間に亘りシーンの顔役として、NYCハードコア・シーンを形成・発展に大きな役割を果たし、また大きな影響を与えてきた。

■ その彼らが通算11作目となるスタジオ・アルバムをリリース!!『THE AMERICAN DREAM DIED』と名付けられたアルバムは、ともするとここ最近の彼らの中で最もアグレッシヴな作品になるやもしれない。クロスオーヴァーからプロト=グラインドコア、OIパンクまで、本作には全てのアグノスティック・フロント・ファンが待っていたであろう、全ての時代のアグノスティック・フロントを盛り込んだ1作となっている。

■ ヴォーカルのロジャー・ミレットもこう力説する:「バンドも俺も、ここまで自信と熱意をアルバムのリリースに感じることは久しくなかった。ここには怒りと憤怒、そして率直な気持ちが揃っている――いずれも傑作には必要不可欠な要素だ!レコーディング・セッションは濃すぎるぐらいに濃密で、それが全て結果に表れている!!」

■ パンクの中でも一際極悪なサウンドを繰り出し、「ハードコア」というジャンルの誕生に大きな役割を果たした彼らの、アグレッシヴなドラム、火を噴くギター、ドライヴしまくるベースにノンストップのシャウト・・・その全てが未だ健在である。荒れたストリートで育ち、友人たちが殺される事態にも瀕し、さらにメンバーの逮捕によるバンド存続の危機など、実生活でも順風満帆とは程遠いリアルでハードコアな経験をしてきたアグノスティック・フロント。数々のハードコア、パンクの伝説的バンドが伝説として歴史の一頁になっていく中、彼らが21世紀の今でもシーンで雄叫びを上げていること、それこそが重要なのである。

■  MADBALLなどを手掛けたFreddy Cricienをプロデュースに迎え、H20、ATREYU、DEATH BY STEREOなどを手掛けたPaul MinerとともにBUZZBOMB STUDIOでレコーディングされた『THE AMERICAN DREAM DIED』でアグノスティック・フロントは、「ハードコア・フォー・ライフ」のスローガンを掲げ、自分たちが未だに剃刀のように切っ先鋭く、シーンに切り込んでいけることを証明するのである。 《メンバー》 Roger Miret(ヴォーカル) Vinnie Stigma (ギター) Mike Gallo (ベース) Craig Silverman (ギター) Pokey (ドラムス)

BUILT TO SPILL /UNTETHERED MOON

2015-04-02 | Rock&Pops
<発売日>2015/4/21

<JAN(規格番号)>0093624931577

<内 容>
稀代のメロディ・メイカー、ダグ・マーシュ率いる愛すべきギター・ロック・バンド、ビルト・トゥ・スピル。新たなメンバーを加え、実に6年振りとなる通算8作目のスタジオ・アルバム『UNTETHERED MOON』発売!! 

■  稀代のメロディ・メイカー、Doug Martsch率いる愛すべきギター・ロック・バンド、ビルト・トゥ・スピル。彼らの実に6年振りとなる通算8作目のスタジオ・アルバムが到着した!

■ 今作から新たにドラムスにSteve Gere、そしてベースにJason Albertiniを迎えて制作された本作『UNTETHERED MOON』は、オレゴン州ポートランドで、QUASIのメンバーでもあるSam Coomesをプロデューサーに迎えてレコーディングされた。ちなみに、Sam Coomesは、ビルト・トゥ・スピルの1997年のメジャー・デビュー作『Perfect From Now On』からセッション・ミュージシャンとしてアルバムに参加している、バンドにとってもお馴染みの存在である。

■ 新しいメンバーを加えた“新生”ビルト・トゥ・スピルは2013年、これまでにないほどのツアー日程と、マラソンのようなリハーサル・セッションをこなしてきたという。その結果完成したアルバム『UNTETHERED MOON』は、冒頭を飾る「All Our Songs」、「Living Zoo」、「On the Way」の三連発からいかにもビルト・トゥ・スピルらしい、いや更にパワーアップした、複雑で心動かされる楽曲が揃っている。掻き鳴らされるギター・リフに温かな音色、そして無意識の繋がりや人々の記憶などをテーマにした詞世界、そしてニール・ヤングからの影響など、ファンの期待を裏切らないビルト・トゥ・スピルのサウンドが新たなエネルギーを得て、ここに完成したのである。

■ メジャー・デビューから20年、バンドとしてもミュージシャンとしても成功を収めているビルト・トゥ・スピル。しかし彼らの目指すものは、最初から少しも変わっていない。こうDoug Martschも語るように:「俺たちは音楽を作るのが好きだから、これをやり続けているんだ。もちろん、俺たち以外のみんながこのアルバムを嫌いだと言えば、そりゃへこむけどさ。俺たちは、みんなが楽しめる音楽を作りたいと思っているんだ」

■ 実に6年振りとなる新作『UNTETHERED MOON』を引っ提げ、ビルト・トゥ・スピルは全米ツアーを行うことも決定。7月にはデス・キャブ・フォー・キューティーとのツアーも予定されている。さらに、今年のコーチェラ・フェスティヴァルにも出演が決まっている。

OLIVIA CHANEY /THE LONGEST RIVER

2015-04-02 | Rock&Pops
<発売日>2015/4/28

<JAN(規格番号)>0075597956276

<内 容>
中世の吟遊詩人からジョニ・ミッチェルまで――過去と現代を繊細な歌声で繋ぐ、綺羅星のような麗しのシンガー・ソングライター、オリヴィア・チェイニー。 英国フォーク・ミュージック最高の声を持つ一人と密やかに、しかし着実に注目を集めてきた彼女の待望のフル・デビュー・アルバムが登場!

■ 「オリヴィア・チェイニーの声は・・・英国フォーク・ミュージック最高の声の一つだと呼ばれていたが:たった1曲でそれが証明されてしまった」――ボストン・グローブ紙

■ 英国フォーク/シンガーソングライター・シーンから、綺羅星のような麗しの女性アーティストが登場した。彼女の名はオリヴィア・チェイニー。ロンドンを拠点に活躍している、ここ数年密やかに、しかし着実に注目を集めているマルチ・インストゥルメンタリストである。

■  2013年、BBC RADIO2 FOLK AWARDSで2部門にノミネートされ、ノンサッチと契約した彼女。ZERO7やAlasdair Robertsなどとの共演や、自主制作のEPやライヴを通して、少しずつ注目を集めてきた中で、待望のフル・アルバムをリリース!レコーディングは伝統あるRAKスタジオで、ブライアン・イーノとのコラボレーションで知られるレオ・アブラハムスをプロデューサーに、そしてブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブやサンディ・デニーなどを手掛けたジェリー・ボーイズをエンジニアに迎え、制作された。

■ 本デビュー・アルバム『THE LONGEST RIVER』には、彼女が評価されるきっかけとなった「The King's Horses」や「Swimming In The Longest River」など、オリヴィア自身による楽曲がほとんどを占めるが、ノルウェーのジャズ・アーティストのSidsel Endresenの「Blessed Instant」や17世紀、バロックの時代の作曲家Henry Purchellの「There's Not A Swain」、20世紀のチリの作曲家Violetta Parraの「La Jardinera」、さらにスコットランドのフォーク・シンガーAlasdair Robertsの「Waxwing」といった、彼女の豊かな音楽性を感じさせる、幅広いジャンルと時代のカヴァー・ヴァージョンも収録されている。

■ ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックを卒業し、父親のレコード・コレクションや演奏を通じて、ボブ・ディランやフェアポート・コンヴェンション、バート・ヤンシュを知り、自らもギターを演奏するようになったオリヴィア。そんな彼女について、ニューヨーク・タイムズはこう言い表している「古の歌であろうと、自分の歌であろうと、ミス・チェイニーは、それらを一様に狂騒的で直接的なドラマへと変容させ、聴くものがフレーズや曲の抑揚の一つ一つまでじっくりと耳を澄まさなければならない理由を与えるのである・・・失われた愛や非情な運命についての歌が持つ、純粋さ、緊張感、気品や哀しみの伝統を、彼女の声は受け継いでいるのだ。ミス・チェイニーの根幹には中世の音楽からジョニ・ミッチェルまで、過去の音楽が流れている。しかし彼女は、彼女らしく静かにラディカルなのである」

■ 今年初めにニューヨークで開催されたノンサッチ・レコーズの50周年記念ライヴで、クロノス・カルテット、ナタリー・マーチャント、リアノン・ギデンズといったアーティストと同じステージに立った彼女。そのショウでの彼女に大層感心したロバート・プラントは、その翌週に控えていたニューヨークはBAMでの自身のライヴに彼女をオープニング・アクトに起用することを決めたという。

■ 英国フォーク・ミュージック最高の声を持つ一人と呼ばれる、過去と現代を繊細な歌声で繋ぐ、綺羅星のような麗しの才媛、オリヴィア・チェイニー。静かに、そして激しく人々の心を揺さぶる彼女の歌がいよいよ世界に届く。

HINDI ZAHRA /HOMELAND

2015-04-02 | World(World,Reggae,ska他各国民族)
<発売日>2015/4/14

<JAN(規格番号)>0825646136889

<内 容>
魂と身体を揺さぶるジャジーでプログレッシヴなワールド・ソウル・ミュージック。そのメランコリックで陶酔的な声で人々の心を魅了してきたエキゾチックな美貌の歌姫、インディ・ザーラが故郷モロッコからインスパイアされたセカンド・アルバムが遂に発売! 

■ 2010年デビュー・アルバム『HANDMADE』でシーンに登場し、デビュー・シングル「Beautiful Tango」でその歌と踊りで人々の心を魅了した、エキゾチックな美貌の歌姫、HINDI ZAHRA(インディ・ザーラ)。 フランスを中心に15万枚のアルバム・セールスを記録し、400回ものライヴを行ってきた彼女の、約5年振りとなるニュー・アルバムが発売となる。

■ タイトルの『HOMELAND』が表すように、本作は、インディが、自らのルーツとなるモロッコに戻り、その土地と音楽からインスピレーションを受けた作品である。デビュー・アルバムのツアーで2年半もの間、世界を旅し続けた彼女は、1年ほどモロッコのマラケシュで暮らそうと決めた。古い町並みが残る場所にあるリアド(モロッコ様式の邸宅)に腰を落ち着け、外部から遮断された空間で休息をとり、自分の音楽を探求することにした。

■ その中で彼女は、モロッコのエッサウィラ出身のパーカッショニスト、ラニ・クリジャとともに、いろいろなリズムを試し、実験することにした。ラニはバンに様々な打楽器を付け込んでやって来て、二人はリアドのパティオにそれらを広げ、ありとあらゆる試み――モロッコのパーカッションでキューバのリズムを演奏したり、インドの楽器でモロッコのリズムを試したり――してみたという。

■ また音楽を探求する一方で、彼女はモロッコ各地を旅し、また『The Narrow Frame Of Midnight』、『La Blessure』の2本の映画にも出演を果たす。故郷モロッコでの音楽を探求、また旅や映画出演といった経験、そしてミリアム・マケバ、セザリア・エヴォラ、マーヴィン・ゲイやニーナ・シモンなどの音楽影響を自分の中に取り込み、インディはニュー・アルバム『HOMELAND』への道筋を作り上げていき、最終的には、パリでレコーディングを終えたのだった。

■ そうやって完成した『HOMELAND』は、まるで聴くものをインディの旅日記のページをめくっているような気分にさせる。波のように引いたり押し寄せてくる歌や、様々な音楽スタイル、そして太陽のような温かさと潮騒、そして宇宙の音までもが融けあい、混じり合い、うねっては揺れるアルバムのテンポを作り出していく。インディの声は、メランコリックでありながら、高揚するような陶酔感もあり、世界中の人々の心を捉えて離さない。

■ そんなインディが本作『HOMELAND』で目指すのは、聴くものの心と身体を、その奥底から優しく揺さぶり解放する、ジャジーでプログレッシヴな、ワールド・ソウル・ミュージックなのだ。