jogo式Canoe Life

自己紹介16



  逗子カヌークラブを立ち上げたのは12年前です。そもそもソロパドラーだった人間が、クラブを作ったのですから、始めは上手くいきませんでした。失敗もたくさんしました。

 ですが、経験を積み、リーダーとは何か、カヌーにおけるマネージメントとは何かを掴んでいったように思います。

 クラブの特徴は、そのままカヤッカーとして歩んできた僕の経験そのもののようは気がします。

 安全なパドリング、これはZCCのテーマです。ですので安全に対するメンバーへの要求は強い。おそらくどのカヌークラブよりも強い。故にそれを嫌い、クラブを離れた人もいます。ですが、これはキャプテンである僕が妥協できないところです。

 クラブ内には、レスキューのトレーニングの場や、座学を通した安全の学びの場を設けています。新人さんにはこれらに参加してもらい、研鑽を積んでもらいます。そして、先輩が後輩の面倒を見る仕組みを作り、知識や技術が上から下に伝達するようにしています。

 もう1つは、クラブの規約にも書いているのですが、カヌーや海から学んだことを社会や家庭、日常に還元する意識を持ってもらうことにしています。これはとても意味のあることだと思っています。これこそが、漕ぎ続ける意味だと思っています。

 まず、カヌーはソロで漕げるようになって欲しい。ソロで漕ぐには、己を知り、計画を立て、それを実行できる。状況を正しく把握し、決断が出来ること。安全を確保し行動できること。

 しかし、ソロで漕げることと、グループを率いることは、これはまた別です。ソロパドラーがそのままリーダーにはなり得ません。ですので、ソロで漕げるようになった次は、グループのリーダーになれることを目指して欲しい。

 クラブの中に、多くのリーダーを育てたい。それに成功したら、ZCCはより多様な、バラエティーに富んだクラブとなるはずです。また、クラブを卒業して、自分で新たなクラブを立ち上げるような人も出てきて欲しい。ZCCはZCCで終わるつもりはありません。自分達の考えやスピリッツを拡散させてたい。それには多くの自立しつつ、人の面倒も見れるパドラーを養成することが不可欠だと考えています。

前が灯りなのだ。家族を家に導く灯りは、おまえのなかにあるのだ。  マウ



 

 
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