
20年分の記録を読み返すということは、同時に自分の日記も読み返す行為でした。恥ずかしい、恥ずかしい、なんてこった、忘れていたあんなこと、こんなこと、見なければならなかった。
同時にカヤック関係者の発言、雑誌や出版物への記述、全部残っていて、これ公表されたら、カヤック版ウィキリークス状態です。絶対に表に出せません。
しかし、キーマンの発言を経時的に追うことも出来てその変遷を知ることも出来ました。そこから見えてくるものは、未来です。今後、カヤックやシーカヤックがどういう方向に進み、閉じる(終う)ところはどう閉じて(終って)いくか、見えてきます。また、過去の恥ずかしい間違い、失敗も記録されています。これらから学び、同じミスをしないようにして進んでいけばいいのです。
僕はセンスがあるのか、かなり成長した人がまだ全く無名で実績のない頃から話を聞いたり、接した印象などのメモに残っています。逆に消えていった人、問題を起こした人の変遷も記録に残っています。えらいこっちゃです。
パドラーとして、僕は今後どの方向に歩み続け、何をしなければいけないかがはっきりした瞬間が連発した、気付きの1週間でした。これらを大切にして、先へ進んでいこうと思います。一緒にやれる人は一緒にやっていきましょう。
守ってばかりの人が、大きな岐路に立ったとき正しい決断力を発揮できるとは思わない。 梅原大吾