この動画をfacebookでシェアしたところ、シーカヤッカーの関心が高かったみたい。ロックガーデンでの沈脱、そこからswimerとkayakを引っこ抜いて、安全ゾーンで再乗艇させると言うもの。青いカヤックはイギリスのjeff allen、赤い方はsimon osborn。
jeffは2004年に6ヶ月で、日本一周をしているパドラーで、2005年からsimonとseakayaking cornwallという、ツアー&講習の会社を共同経営しています。
で、2005年に僕はjeffの家に3週間ほど居候させてもらいながら、連中とseakayakをすると言う、今では考えられないような幸運な時間を過ごしました。で、この滞在中にjeffはシーカヤックのシンポジウムに招待されていて、BCUのstar3と5の安全管理講習の講師をまかされていて、僕も流れで参加しました。
問題は、2005年当時、僕はシーカヤッカーでなかったということ。この時の訪英はjeffから、「イギリスにはいい波が立つんだよ、サーフカヤックをやりにこないか?」という感じで誘われたのですが、正直シーカヤッキングには興味を持っていませんでした。
で、いきなりこんな講習会にぶち込まれました。まずは、座学のレベルが猛烈高い。そして、参加者の意気も高く、充実の内容。そしてその後、海上でこういった講習が行われましたが、まさかここまでやるのかというような内容で、驚きました。この動画のようなことを普通にやるのです。これよりリスクの高いこともやらされました。
帰国後、日本のシーカヤックのプロのところに飛んでいき、そこで見、聞き、経験したことを話したのですが・・。誰も関心を持ちませんでした。
その後10年、僕は日本でシーカヤックを始め、経験を積みました。そして、理解できたことがあります。どちらがいいとか悪いとか、優れてるとかそうでないという話ではないです。「違う」だけの話でした。
イギリスでは、「安全管理」を行ってパドリングをします。その構築には、多くの専門家が関わり、しっかり構造を持ったノウハウがあります。日本は、「リスク管理」を重視します。その実態は管理ではなく、リスクの排除に重きを置いています。そうすることで安全なパドリングを指向しています。違いはこれだけで、これが分かってないと混乱を起こします。単に考えが「違う」だけです。みなの思いは一緒です、安全に漕ぎたい。ですが、やり方の部分(戦術)が違うのです。
僕個人が困ってしまうのは、なんせ僕のシーカヤックの入り口、洗礼がイギリスで、しかもこんな連中だったので、どうも日本では浮いてしまうところです。ですが、そこは日本人。協調性と社会性を持って、尖ったところを隠し、出る杭にならないように努力しています。
では、今の日本の状況でいいのか?。というと僕はダメだと思います。それを座して見ているか、行動に移していい方に改善していくか。その舵を握っているのは、カヤック乗り1人1人にかかっています。全ては1人1人のパドルさばきにかかっています。
みっともない真似はやめようと心に誓った。 梅原大吾
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